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山内とこの世界の関係が明らかになった。こっちの世界と繫がってる設定だったらあんまり好きな設定じゃないなぁ、と思っていた。雪哉も出てこないしなー。
でも、結局ノンストップですごい勢いで読み終わってしまった。民俗学的な要素とか、日本神話の話とか出てきて大好物だった。そして最後。てっきり二人は別々の道へ向かうのかと思ったら。終わり方もモヤモヤした不完全燃焼ではなく、とても良かった。
山内の政治的な話は今回まったく出ておらず、本編というより番外的な感じ。次巻は雪哉の出番があるといい。
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八咫烏シリーズ第5弾。
これ、ホントにデビュー作シリーズですか!?
すごい勢いで読破してしまった。
八咫烏に猿に…と思ったら山神さまにさらに人間まで出てきちゃったよ!!なんて広い世界。
色々なことが明かされていくことの快感ったら!
すごいもの読んだなぁ…と呆然です。
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古事記の世界が現代に蘇ったファンタジーで、著者の想像力の豊かさに驚く。この原作が高校生時代に書かれたというのだからすごい。感性豊かな女子高校生だったわけだ。ファンタジーの面白さに惹きつけられて、読み進んだ。
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薄々予感はしていたがそう来たかぁって感じ。もちろん全然悪くはないんだけど、今まで物語を紡いできた烏達が脇役感があって少し寂しかった。ここがすべての物語なのであまり文句は言えないっていうか、ここから四巻までの物語を作り出したことには素直に脱帽だけど、いままでの緻密な設定の回収がちょっと駆け足に感じられた。完結編に期待。
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雨宿り
荒魂
過去夢
糺す
神名
落花
帰還
著者:阿部智里(1991-、群馬県、小説家)
対談:荻原規子(1959-、東京、小説家)
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八咫烏の世界、山内と、人間の世界との関係が、この巻で明らかになる。
「山内村」から、過去、祖母が母を連れて出奔する。
両親が事故で亡くなって、その祖母に育てられた女子高生の志帆が、祖母の制止を振り切って、山内村に里帰りする。
かつて祖母に置いて行かれた息子である伯父夫婦に歓待される志帆。
伯父たちには志帆に明かせないある目的があったー。
山神に仕えてきた八咫烏。
荒ぶる山神に背いた八咫烏の間に入り、その不仲を利用した猿。
猿たちを追い出す大犬。そして天狗。
神の眷属とされる動物やら、いろいろな人ならざるものが、それぞれの利害得失を巡って牽制しあう。
そして、玉依姫。
神に仕える巫女のような存在なのだが、ある代の玉依姫の思いが強力な意思を発揮して、志帆たちを翻弄する。
という感じなのだが、現代の神と人間の関係に対する批評的な視線があるのかな、と思った。
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ハリーポッターと空色勾玉で育った女子高生が書いた話。
もう絶対絶対すき!物語を書いてくれてありがとうという感じ!!
これをゼロとして、雪哉たちの山内を広げていったとのこと。
確かにこれだけなら、荻原規子とひとくくりにしてしまっていたかもしれない。
でも八咫烏たちの山内は完全に独自の、阿部智里ワールドだよね。
あせびたちから始まって、雪哉にすっかりはまったところで奈月彦の無敵じゃない姿に繋がって、素晴らしい5巻だった。
さあ、我慢できないから6から単行本買おうかな、、
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山内と山神のエピソードが描かれている物語である。ファンタジーの世界と現実世界が交差したもので、烏、猿をそれぞれ横からの視点でみるというで面白かった。八咫烏の物語が現代の世界と繋がり、山内と山神の世界も合わさって、現実とファンタジーを繋ぐ物語の原点やその発端となる物語が上手く描かれていて、人と八咫烏、神、天狗、姫がそれぞれの接点を持ち、一つの世界観を作り出す物語、スケールの大きさを生み出していく物語は倭の国の歴史ファンタジーとして面白く読めた作品。
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山内の謎、というか起こりの話とその後の話、というのかな。面白かったけれど、あれ?ともなった。それに若宮の脇役感というか小物感というか。これまでがむちゃくちゃ面白かっただけに、少し残念。
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八咫烏のシリーズです。山神と山内の関係がわかります。でもなんだか消化不良になるような感じです。いずれ外伝などでもっと以前の話しについても書いてもらいたいです。
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山内の話から一変、現代の人間社会の話。と思いきや、もちろん山内とも繋がっている。山内の起源に関わる物語。いつも魅力的な主人公を登場させ、感情移入させる。
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エピソード0の玉依姫を完読。山内自体が実は小さな山神の荘園の一つに過ぎず、また金烏も山神様の使いに過ぎない事が明かされる。
横暴により金烏に捨てられた、山神。それに信仰を忘れた現代事情と高校生の志帆が絡んで行く。
天狗が現代生活に馴染んでいるのも良い
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八咫烏シリーズの5巻目。
このシリーズは、背景に大きな世界があって、そのごく一部分にスポットを当てて、物語を紡ぐものらしい。
どこを切り取るかによって、いろんな見え方になるのか、と思いながら楽しむのが吉かも。
表紙の赤い花は、椿。
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八咫烏シリーズ5冊目。
一気に舞台が現代社会にかわってしまい、異世界ファンタジーが好きなので、残念な気持ちになった。
奈月彦とますほは出てくるものの、雪哉達は全く出番なしだし、今までの興奮が一気に覚めてしまうような感覚だった。
一命をとりとめ、ますほに心配されていたのは明瑠なのかな…。
物語の中心が八咫烏から山神にかわって、スケールが違い過ぎて淋しくなったけど、それでも読み続けられたのはやっぱり面白いからなのかな。
次で第一部完結らしいけど、どんな展開になっていくのか気になる。
文庫早く出て欲しい!!
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八咫烏シリーズ第5作。初めて人間の世界と山内がつながる作品です。筆者の阿部氏が高校生の時に書いた作品をベースにしているとか。第5作にして山内ワールドの姿が説明されるあたり、なんだかスター・ウォーズのような壮大なサーガになってきました。