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家浦→宇野のフェリーのテラスにて読了。
ちちが「医学部を辞めたくなるから読まない方がいいかも」と勧めてきた。ははに言ったら「ああああ。」と言われた。
読んで理由がわかった。
世界一周ブログみたいなきらきらした本なのかなと思って読み始めたら全然違って、麻薬のようなドラッグのような病み付き加減だった。
じわじわとくる。よい。
自分の旅の仕方にコンプレックスがあったけど、「あ、なんかゆるくていいんだな」って思えたのもよい発見でした。でも、沢木耕太郎にあって私にないものは思い切りと勇気?だと思ったので、もっと熟練していきたい。
冒頭のインドでは、ベルギーにいた自分を思い出した。
香港でちらちら出てくる料理もすっごい美味しそうで楽しそうだったし、マカオでのゆるゆるみなぎる緊張感もくせになる。旅に出るってこういう感じよなぁ。
早くなんでインドで廃人になったのかを読みたい。続きが気になる。
対談もよかった。私あと少しで26歳なんですけども。世界をうだうだ旅に出るなら学校卒業するいいタイミングなんですけども。え、出るしかないのでは。と思ってしまった笑
あとエッセイも好きだった。
つまり、総じて大好きだった。
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「人を旅へと駆り立て続ける不朽の名作」やっとこの作品を手に取ったのは、やはりこのコロナ禍でどこにも行けない鬱憤を晴らしたく、疑似旅行へ出掛けたいからだろう。しかし私はこの様な大胆な旅は、怖くて絶対に出来ない。なので作品の中にどっぷりと浸かってみようと思う。
まず第一巻は「香港・マカオ」だ。詳しい知識も持たず、怪しげな宿に泊まり、街を徘徊する。特別なことはせず、その土地の人々の日常を探しながら歩き続ける。そしてやはりここではカジノだ。自分でも驚くほどのめり込んでしまうのだ。
私が体験したことのない香港の雑多な空気感と喧騒が感じられる。
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コロナ禍でどこにも出かけられずにいる今、旅行気分を感じられていい気分転換になりました。
この先ロンドンまでたどり着く事を願っています。
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旅行に行けない鬱憤を晴らそうと手に取った。
自分が旅行している時の感覚を思い出して、グイグイ引き込まれる。
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「どこへ行っても、誰かがいて、何かがあった」
毎日仕事へ行って、家事をして、淡々と流れる毎日にも誰かがいて何かはあるのだろうけど、それは日常。
そこに旅は「非」がつく。
心は踊り、見るもの全てが新鮮。
もう会うこともないだろう人と会話をし、ひとときの友情みたいなのを楽しむ。
そんな非日常は人の心を活性化させる。
だから私は旅が好き。
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コロナ禍で旅行に行けないので、せめて気分だけでもと購入。数年来気になっていた本を、ついに手に取った。
感想に多く見受けられるように、本巻ではマカオのカジノのシーンがハイライト。自分の数少ないカジノ体験に照らし合わせ、リアルに感じ楽しんだ。
サブのハイライトシーンは、対談での旅に出る年齢についての記載。若すぎても、あれもこれもやりたくなって選別できずにダメ、歳を取りすぎてもダメ、26-27歳あたりがちょうど良い。自分はそれよりやや上でニューヨーク駐在を経験したが、全くもって同感だった。
秀逸な作品で次を早く読みたいという気持ちと、自分も旅行記書いてみようかという気持ちに、同時に急かされている。
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旅の、全てが目新しく感じる気持ち、高揚感、やることがなくなり、どこか手持ち無沙汰な感情さえもリアルに描かれており、旅をしている気分になれた。パンデミックが終息したら、香港に足を踏み入れてみたいと思った。マカオのカジノのシーンは臨場感があり、こちらまでハラハラした。
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最後の対談で沢木さんが
外国に行くと、色々な人に会ったりトラブルにみまわれたりする
それで自分の背丈を知れる
と話していたのが印象的だった
最小限の予算と荷物で
滞在日数も立ち寄る場所も特に決めておくわけでもなく
泊まるところもその時その場で
みたいな、そんな旅の仕方をしたことはないけど
いつかしてみたいなぁと思っているうちに
コロナ禍になってしまって
今考えるとそんな旅ができた時代があったんだなぁとすら思ってしまって…
そんな今だからこそ
不思議とぐっと引き込まれる
まだ旅は始まったばかり
2巻がちょっとたのしみ
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沢木幸太郎はジャンルレスノンフィクション、守備範囲は多岐に渡り、中でも「墜落記」を最高傑作と見ているが、最も広く読まれているのがこの深夜特急だと思う。香港からヨーロッパの西の果てまでの陸路ひとり旅という設定に単純に冒険心をくすぐられる。深夜特急全6巻をまずは読み直して、「テロルの決算」と、そして何より「墜落記」をもう一度読みたい。そんな読書計画を思い描くだけで楽しい気持ちになる。
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旅へ出るわくわく感と、倦怠感、カジノの臨場感、するすると伝わってきて、著者の旅はだいぶ前なのに、こんなに分かるものなんだなと。
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ノンフィクション紀行小説。ネットで面白いって聞いたので購入。何冊か出てるけどこれはその1巻目、香港とマカオの旅。観光っていうか放浪、それほど綺麗ではない(寧ろ汚い)安宿に泊まって色んな人と交流したり色んな場所に行ったりしている。マカオのギャンブルの大小の話(日本で言う丁半)が面白かった。ディーラーが客を煽ってどんどん大金が積まれて当たりハズレで熱狂するの、想像だけでも熱くなるけど実際の場ってすごいんやろうな。作者が後書きの対談で25,26歳で海外に行くと自分の背丈(経験値的な意味)が怖いぐらい分かる、って話してたしあと2、3年後には海外行けるような状態になっているといいな。
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あらすじ
ノンフィクション作家である沢木耕太郎による紀行小説です。
1986年に1便が新潮社から刊行され、新潮文庫からは全6冊の文庫本として出版されています。
感想
時間があればこんな旅が出来るんだなって感じ。
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幼少期に台湾に住んでいた際に中華圏の庶民の暮らしのエネルギーを味わっていたので、この本を読んで懐かしく思った。その後、父が単身香港に赴任していた際遊びに来ないかと誘ってくれたが、当時大学生くらいだった自分はあまり香港に興味がなく結局行かずじまいだった。今、この香港が中国に飲み込まれそうであることを思うと、この時誘いに乗って行ってくればよかったと後悔する気持ちが生まれた。
この本が書かれたのは40年近く過去?っぽいけど、今はどんな風に変化しているだろうか、と思った。
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あまりにも有名な「深夜特急」をいまだに読んでいなかったので、ぜひ大好きな香港・マカオの巻でそのワールドに出会ってみようと思って。脳天がクラクラするような、彼の地の熱気と湿気を思い出した。来世、男に生まれたら、ぜひこんなバックパックの旅をたくさんしてみたい。そこだけが女で残念(もちろんできないことはないけれど)。
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「値段にこの不安がプラスされてはじめて釣り合いが取れるのだろう」は旅というものを一番よく表していると思う笑
苦手なシリーズものに初挑戦!笑
(苦手、というのはすぐに息が上がるから)
足に代わって目で大陸横断に挑む。どこまで続けられるか分からんけど、限界が来た時点で自分がどこにいるかを推測するのもまた楽しい。
多くの若者を海外に駆り立てた同シリーズ。鬱屈した世界にいる中でこんな挑戦的な紀行文を読んだら、そりゃ国外逃亡したくなる。
香港編は時代的に返還前であることを失念していた笑(水上生活民の少女のくだりでようやく気づいた)
壮麗な高級ホテルに張君みたいなエリートイングリッシュ・スピーカー、下町に屋台群、筆者が宿泊した「黄金宮殿」に至るまで香港のあらゆる顔が1チャプター分に凝縮されており、逆によくその中に収まったなと笑
マカオのカジノと言い、あまりの満喫具合に「出だしから早速骨抜きにされているのでは?」って心配になる笑(現地には行ったことがないけど香港とは真逆で当時は?「生気がない」というのが意外だった)
マカオではカジノ以外何もなかったのかと思ったけど、ホテルの窓から海を眺めて『孤愁』に出てくる駐在時代のモラエスさんの言動を追体験しているのが何だか羨ましく、自分もそんな旅がしたくなった。
次はマレー半島とシンガポールらしい。限られた時間、とことん行けるところまで自分も行ってみよう。