紙の本
旅の始まり
2020/12/04 07:27
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投稿者:あかぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
決断力ありすぎでしょ。
入社当日、しかも会社にたどり着く前にやっぱ辞めよって思って旅に出ちゃうなんて。
自分には絶対にできないことだからものすごくうらやましい。
しかもバックパッカー的な貧乏旅。
私も学生時代、一人旅をしたことはあってもここまでの旅はしたことないですね。
憧れます。
旅の始まり。香港・マカオ編ということで。
カジノで足踏みしすぎでしょ。本当にロンドンまで行く気あるんすか、たどり着かなくてもまぁいっか的な発言まで出てくる始末…でも沢木さんの行動力、そして独特な文章、時代背景なんかもとても興味深い。
私も読みながら旅に同行させてもらっている気分になります。
電子書籍
ふたたび旅にでよう
2023/06/01 17:54
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドのデリーからロンドンまでおよそ2万キロを
乗合いバスで旅してみようと思い立ったのは、26歳の時。
沢木さんはこの時すでにルポライターとして
いくつかの仕事をしていたという。
それを捨てて沢木さんが旅に出た、そういうこと自体が
若い読者の感銘を誘うのだろう。
文庫版第1巻では、旅の発端となる「朝の光」、
香港での奇妙でそれでいて熱におかされるほどまでの暮らしぶりを描いた「黄金宮殿」、
そしてマカオでの博打にはまりこむ「賽の踊り」が収められている。
なんといっても、「黄金宮殿」が面白いが、まだ旅は始まったばかり。
まずは、前に進んでみようではないか。
紙の本
深夜特急
2022/09/10 13:49
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドのデリーからロンドンまで乗り合いバスで旅する、と友人と賭けをした著者が、旅に出る。本書は、航空会社のチケットの設定でデリーに行くまでによることができた香港とマカオの旅の記録。
香港の街の熱気は著者のこのあとの旅にも影響するほどすさまじいもので、その熱気が文章から伝わってくる。
電子書籍
マカオに行ってみたい
2022/05/01 20:34
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
エッセイスト沢木耕太郎さんの作品。もっと早くにこの作品を読んでいたらと思ってしまう。旅に出るものだとつくづく思う。
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〈私〉は仕事を投げだし、26際でインドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスを使って旅をする試みにでた。
本作は香港・マカオを旅する。
ノンフィクショントラベルストーリー。
英語が少し話せるだけで、英語圏でない所を旅することができる。
これは、地球語=英語を意味するような気がします。
今すぐにでも英語を勉強しなければと思いました。
というのも、わたしはまだ海外に行ったことがなく、日々生活する中で、今のままでは何も変わらない、一度日本から出て他国の価値観と遭遇する必要があると思っていたからです。
そんな矢先にコロナが世界に広まってしまったのですが…
でも、本書を読むと、例えコロナが流行らなくても、きっとわたしには海外に行く度胸なんてないんだと思いました。
予想不可能のできごとを楽しめる余裕は持ち合わせていません。
しかし、巻末の山口文憲さんと著者である沢木耕太郎さんの対談を読んで、やはり行かねばならないと思いました!
ただお2人は26歳を推奨しており、それを思うとわたしは大分遅れをとっていて、やや凹みますが、今の生活を捨ててドロップアウトする度胸があるかと訊かれたら、そんなものはなく、悶々としています。
まずはコロナが収まったら、長期滞在ではなく、観光を目的としてどこかへ行けたら…そう思いました。
良くも悪くも人生は一度きり。
明日死んでも悔いはないと思えるくらい、燃焼して生きていきたいです。
*
♡こころの付箋♡
P256日本文化には共同体への参加の仕方、出方、そういうとこで過保護なところがありますからね。背丈を測らないで済むようなシステムに取り囲まれている。
異なる国の人や文化と対応する訓練という点で、日本人には経験が乏しいんだろうな。
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26歳で思い立って旅に出た作者の偶然の出会いに溢れた紀行文。カジノで擦られても、清濁を知ることができて良かったと言えること、自由なはずの旅で虚ろになる人々に焦る気持ちを感じながら、夕方のジュースに幸福を感じ一日一日感じれることにしんしんとぐっときた。
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街の香りが立ち昇ってくるかのような文章。特に香港の熱気の描写は圧巻で、街の持つエネルギーや非日常的日常性がページを超えて脳裏に飛び込んでくる。マカオのカジノでの手に汗握る展開も小気味良かった。旅に出られないストレスを発散させたい時に最適(逆に我慢がきかなくなる可能性もあるが)。ただ一つ、ここで語られている世界は数十年前のものであり、もう二度とその時代のその空気を味わうことができないことだけが哀しい。
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今読んでもワクワクする。
学生時代~20代前半にしていたひとり旅を思い出さずにはいられないが、巻末の山口文憲氏との対談によると、「出発の年齢」は「二十六が適齢期。上でも下でもいけない」と。26には戻れないし、あの頃のような無茶な旅はもうできないけれど、旅情がかきたてられてならない。
2巻以降も楽しみ。
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深夜特急1。はじめて読んだが、幸運にもわたしはこの物語の結末を知っているような気がする。それはやっぱり故郷、日本が素晴らしいということ。前職で何カ国も経験し、外国での目から鱗体験、外国のお酒等々珍しく、そして楽しかったことを思い出した。それでもやっぱりお米が1番。お茶が1番。なんて思ってしまう。深夜特急を読んで、思い立った時には旅の心地よい疲労感を味わうのも良いなと感じた。ちょうど26歳。まだまだ見れる景色は沢山あるなと思った。
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評判どおりの名作。
著者の観察力はずば抜けている。
じゃなきゃ、こんな生々しく、熱い旅行記は書けない。
マカオのカジノのシーンは印象的。
著者と一緒に自分も賭け事をしている気分になる。
これから先どうなるのかとハラハラせずには、いられない。
積読していたわりに、読み始めたら面白すぎて一気読みだった。全巻制覇したい。
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先輩が好きな本と聞いてようやく重い腰を上げて読み始めた本。
自分の海外旅行の出来事も思い出されて引き込まれてしまった。海外旅行の楽しさを思い出せてよかった。
香港の章は人との関わり、特に張君との関わりがあたたかくてよかった。マカオではカジノにのめり込んでいくところが少し怖い。これが人間の性質なのだろうな
自分がそこまでのめり込むことは想像し難いけれど、金を失って茫然自失としてる自分を想像すると恐ろしい。筆者はある程度取り返して落ち着くわけだけど。
海外での人との関わりとか出来事って数年経ってもいまだによく覚えてるものだなぁと思う。
ロストバゲージやスリにあう(友が)、スマホ無くすとかって散々なトラブルも旅行のすぐ後はトラウマで、当分行きたくないと思ってたのに今は懐かしい。それ以外の美しかった景色とか助けてくれた人たちも含めて、全ての経験がいい思い出で、ずっと宝物みたいに感じる。
パッケージじゃなく、自分で計画を立てて、予約、段取りして旅行した経験は今でもやってよかったなと思うし、満足感がずっとある。
自分も旅行で経験したことを言葉にして残しておきたいと思った。
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▽感想
とても面白かった。
同じ年代の40年前の日本人が、少ない資金をもとに海外へ渡航するのはどれほど勇気がいるだろうと想像するとかなり破天荒というか、勢いのある人だったたんだなぁと想像しながら読んでいた。
沢木さんの旅行中起きた出来事が詳細に書かれているので、自分が実際に体験したらどう感じるだろうか、と考えつつ読み進めていくと価値観の違いや感性の違いを感じながら読むことができてとてもよかった。
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叔父から薦められて読んだ。
今年の夏は海外どこにも行けないから、紙面の上でユーラシア大陸旅行しようと思う(笑)この夏で全巻読破する!
マカオは、今年3月に行く予定だったけどコロナで行けなかったところだったから惹き込まれた。作者がカジノにのめり込むところが面白かった。終わり方もシュールで好きだ。
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文字拡大版が出たこともあり、また、読み終わったら子どもたちにも読んでほしいなって思って再読しました。マカオの大小のところは、やっぱり最高だなぁ。読む時期によって受ける印象は当然違ってくる本ですね。6巻まで、行きます!
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海外旅行は26歳適齢期説。
なるほどな。26になったら私もまた海外旅行しよ。
古い本というのもあってか、
一緒に旅行している気分になると同時に、ちょっとタイムスリップした感じにもなる。