投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
アートを治療に活用するという発想から、もう一歩踏み込んだ示唆が得られると思っていたが残念。想定し得る内容のみで、物足りなかった。
アートを用いた活動は子どもから大人まで分け隔てなく参加できる。認知症患者、と限定する必要もなく、多様な人たちが集まり、美術館でのコミュニケーションを楽しめる活動が浸透すべきだと思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
認知症の当事者が家族、介護者と共に、アートコンダクターとの対話をしながら1枚の絵を見る。認知機能が低下した人でも、絵を見て対話することで脳の活性化や気分の向上が期待できるというアートリップ。印象的だったのは、もし描かれている犬を認知症の人が「猫だ」と言っても、否定するのではなく「なぜそう思ったのですか?」と尋ねるというエピソード。そう問うことで、「昔買っていた猫と眼の色が同じだから」という、本人なりの理由が出てくる。「どう見たって犬だ」とか「何でそんなことわからないんだ」という否定的、悲観的な返答をするのではなく、なぜそう思ったのか、というところに視点を合わせることが重要だと感じる。絵を鑑賞するということは教養や知識がなければダメだという風潮がどこかにあるが、そんなこと気にせず、思ったことを言葉にして、そこから自分の記憶や思い出を「旅」するアートリップは、認知症のケアとしての効果だけでなく、より豊かな世界を含んでいるように思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
絵画という情報は逃げていかないので,短期記憶に支障のある認知症患者には確かに補助にもなり,また認知能力を発動させるきっかけにもなるので,なかなかいい着眼点と応用だと思います。明確なエビデンスをどのように打ち出していくかが今後の課題でしょう。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
URL:https://mol.medicalonline.jp/library/ebooks/detail?id=7069
*学外からは「VPN」または「学認」をご利用ください(「学認」利用方法↓)
https://www.shiga-med.ac.jp/library/support/manual/gakunin_mol.pdf
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
一般社団法人アーツアライブ代表理事林容子さんがアートリップ『対話型アート鑑賞プログラム』の魅力について語る。高齢者対象やビジネスパーソン対象にしたアートプログラムを企画運営。
HP閲覧するとコロナ禍で活動は休止しているようだが、アートコンダクターの研修を受けてみたいと思った。私自身がアートリップに参加したい。
「高齢者にとって個の表出がどれほど大事か、いくつになっても新しいことを体験する意欲があること、高齢者との一期一会のアート体験は量より質で彼らの残りの人生に影響を及ぼす」「アート作品を見て何かを感じること、アートとそれを見る人との間でコミュニケーションが成立して初めてその存在意義がある」
アートリップでは「アートを知るだけでなく、一緒に絵を見ている人たちのこと、何より自分自身を知ることができる」
参加者の「家族丸ごとハピネスお持ち帰りプログラム」というエピソードを添えた感想が素敵だと思った
「鑑賞者と進行役との関係性」(ピーター・ホワイトハウス、クリープランドで科学者でもあり写真家)
「アートは脳のチョコレート」(ジーン・コーエン博士、世界で初めて芸術が高齢者に与える影響を研究)