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【キャリアに悩むすべての人に】「このまま今の会社にいていいのか」。悩む若手社員サカモト。伝説の人事部長・石川による研修が「職場のモヤモヤ」を解消していく。
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目的意識を持つかどうかで仕事の意味が変わる。
自分の業務が社会に何をもたらすのか?いや、何をもたらしたいのか?を追求した先に、働く意義や自分の生き方と仕事の整合性が見えてくる。
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かつて新人だった時の自分を懐かしく思い出しながら読んだ。
人事教育を受ける若手社員の目線であっという間に読むことができたわりに、中身は濃くどの章も学ぶことばかりだった。
なかでも本全体を通して「三人称でなく一人称を持つ」大事さが伝わってきた。
哲学的な問いである「なぜ仕事をするのか?」「なぜ生きているのか?」などは答えが見つからないけれど、重要な問題。
誰かが決めた答えではなくて、自分がどうかんじたのか?自分の心に正直に生きることの大切さを改めて学んだ。
それで持って社会の中でどう生きていくか、一人称と三人称を意識しながら、どのバランスにポジションを取るかが大事になるのだろう。
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今まさに自分が仕事において悩んでいることに対して、多くの示唆を与えてくれる本でした。
問いを立て、考え続けることの重要性を、物語を通して分かりやすく伝えてくれています。
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「自分のやりたいことは何なのか」「キャリアについて考えたいけど何からしたらいいかわからない」「でもビジネス書を読むのには少し抵抗がある。。。」という人にオススメです。
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寓話「うさぎと亀」
亀は短絡的な考えで、うさぎの挑発に乗ってしまい、勝つ見込みの少ない勝負に挑んだのだ。亀は結果的に勝ったに過ぎない。
一時的な感情に任せて、自分のフィールドを見失ってはいけない。
自分のフィールドは戦略的に考え、まず得意なフィールドを考える。その得意なフィールドで努力をすることが大切なのだ。
寓話「裸の王様」
あなたは王様にあなたは裸ですよという勇気はあるだろうか?
その場の空気に合わせて、目に見えない王様の透明な服を褒めてはいなだろうか?
その場の空気の持つパワーは論理を簡単に凌駕する。我々は正しい基準で判断するために、空気に対抗できる論理を持つ必要があるのだ。
その場の空気に負けることは多々あるが、負けから何を学ぶか、負けを振り返り今度は何ができるか自分に問うくせをつけるのだ。
寓話「オオカミと少年」
この話は嘘をつくことで誰も自分を信じなくなるというだけの話ではない。
当事者目線で見ると物事が違って見えてくる。そもそもなぜ村人はこんな虚言癖のある少年を見張り番にしているのか。村人がバカだったのか?
そのように我々が判断できるのはオオカミが来るという物語の結果を知っているからに過ぎない。
村人はオオカミが来る可能性はほとんどないと思い、合理的に少年を配置していたに過ぎない。しかし、襲来したときのインパクトを正しく見積もることができていなかったのだ。我々からすればオオカミは危険なのだから事前に適切な対応をしておくべきだったと非難できる。しかし、オオカミの襲来を経験したことのない村人からすればそれができなかったのである。
リスクとそのリスクが起こすインパクトを誰も正しく見積もることができておらず壊滅的な被害を被った話なのである。
我々は物事の可能性には注目するが、それが与えるインパクトは軽視しがちなのである。
寓話「桃太郎」
この話の教訓は勧善懲悪を学ぶものではない。動機づけの大切さと分断思考の危険性についてだ。
お供のイヌ、サル、キジはどうして鬼退治に行ったのか?それはきびだんごという衛生要因と鬼退治という大義の動機づけ要因が満たされていたからである。
ただしこの動機づけ要因が正しいものであるかは慎重に考えるべきである。
この物語では鬼の悪事は描かれない。桃太郎は鬼の噂を鵜呑みにして鬼退治に出かけ、鬼と対話することもなく退治してしまうのである。
敵を作り世の中を分断することはある種の快感を生む。一度分断の甘い汁を啜った桃太郎は鬼退治の後、また新たな敵を見つけ力ずくで退治していくだろう。
桃太郎に必要なのは鬼との対話であった。共生のためのビジョンを語り合う必要があったのだ。敵対するもの同士こそ互いの共通項を探すことが大切なのである。
寓話「北風と太陽」
北風は力ずくで旅人のコートを脱がそうとするが、太陽は旅人自らコートを脱ぐ方法を考え実践したという話である。
この話のポイントは目的と相手の間にあるギャップをどういう手段で埋めるのかということである。まず相手と目的との間にどれ程の距離感があるのかを把握することが大切である。しかし、人は自分が持つ手段をベースに目的を達成しようとしがちである。
北風も風を起こすことができるという自分の手段を先に考えて目的を果たそうとしたのである。
一方太陽は相手の視点で考えるということができている。
手段は目に見えるものなので、それを頼りがちであるが、目的に相手が絡む場合は相手に憑依するぐらいの気持ちで相手目線になることが大切である。
寓話「わらしべ長者」
わらしべ長者の話をただ運が良かった人間の話だと解釈するのはもったいない。
人は成功談に対して、自分とは関係ない話だと思ったり、成功に嫉妬してその話から何も学ぼうとしなかったりするものだ。
この話は私たちの現実とリンクしているのだ。
観音様のお告げ通りに主人公は最初に手にした藁を持って旅に出た。藁にアブを取り付けて歩いているとみかんと交換してほしいという親子に出会うのだ。そしてみかんが反物、反物が馬、馬が家になり、わらしべ長者と呼ばれるようになったのだ。
主人公は自分の意思で藁を片手に旅に出ることを決めたし、自分のアイデアでアブを藁に取り付けることを決めた。自分の持てるマイクロスキルを駆使したのだ。するとアブを取り付けた藁に対して需要が生じたのだ。
そのあとも主人公が持っているものに対してそのものの価値以上の価値が需要に対して生じたのだ。
私たちが持っている武器も初めは藁だけかもしれない。しかし、自分を見つめ直し自分が持つマイクロスキルを組み合わせることが重要なのだ。そこに需要が生まれてくる。
自分の意思で、自分の責任で旅に出るのだ。
寓話「浦島太郎」
この話から学べる教訓は、人生の岐路という認識を持たずに、とくに深く考えることなく、亀の誘いに乗って竜宮城に行った結果、時間が進み、両親は亡くなり、自分もおじいさんになってしまったということだ。
自分の外の世界には自分の理想郷があると人は認識してしまいがちであるが、実際に完璧な世界など存在しておらず、似たような世界が存在しているにすぎない。
現在の自分の処遇に対して不満があり、短期的で断片的な正論をかざして組織を批判したり、外部に自分の理想郷を求める野党思考を持った人は多い。
大事なのは全体のバランスを考え、断片的な批判を受け入れ、それでも成し遂げたい世界観を持つ与党思考ができる人間になるべきである。
会社の上司には上司の視野があり、バランスを取っていることも認識する必要があるのだ。
寓話「アリとキリギリス」
働き者のアリと怠け者のキリギリスの話、アリは夏の間にせっせと働き食料を蓄えるが、キリギリスは遊んでばっかりで冬には食べ物が無くなって飢えてしまう。
果たしてどちらの人生がいいのだろうか?
会社には様々な上司がいる。完璧な上司もいれば、どうしようもない上司もいる。我々は組織に属していて、上司の言うことに言われるまま従い、ストレスを溜めてはいないだろうか?そこに自分の意思を持てているだろうか?主導権は自分にあるだろうか?
主導権を取り戻せそうなら取り戻して、物事を一人称で考えるべきなのだ。
���人称の意見は取り入れる程度でいいし、他人に人生の主導権を握らせてはならない。
アリのように組織の意見にのみ従っていると、自分の意思を考えなくなってしまう。
さらに自由に生きているキリギリスに対して嫉妬し、キリギリスのように一人称で考えることはわがままだと思ってしまう。
最終的に飢えてしまうキリギリスだけど、キリギリスからしたら好きなように生きて満足だったかもしれないのだ。
寓話「花咲かじいさん」
単一の尺度で物事を考え、単一の目的に向かって行くことは危険なことかもしれない。
その目的が達成できなかったとき、人のアイデンティティは崩壊するからだ。
金、出世、あらゆるランキングの1位を目指して生きることを偏差値教と呼ぶ。
偏差値教の信者は他人を年収、役職、学歴などから判断する。
1番を目指すことは間違ってはいないが、それが目的になってしまうと、人生のどこかで疲れてしまうのだ。また、1番になれなかったときの挫折も心身をえぐるのだ。
大切なのは人生という距離の決まっていないマラソンの過程を楽しむということである。
自分の人生の価値観は他人の尺度や記号や数字によって決められるものではなく、自分で決めるものなのだ。
花咲かじいさんの生き方がまさにその通りなのである。
花咲かじいさんは「周囲の人たちの幸せ」という抽象的なルールを自ら決めて生きている。一方意地悪じいさんは金という単一の基準で生きている。
2人の見ている世界は異なるのである。
単一とは対照的な抽象的な目的の実現のためにはいろいろな視野が必要である。
そんな多様な価値観で生きている花咲かじいさんのもとには結果的に様々な記号的な報酬もオマケでついてくるのである。
寓話「おおかなかぶ」
人の成長はどういうときに起きるのか。
それは経験をストックできるかフローしてしまうかにかかっている。
経験をストックするためには、まず自分の仕事のゴールを定めて、それを実現するために何をするべきなのか分解していく必要がある。3段階くらい分解して言語化することでクオリティは上がるのだ。
「おおきなかぶ」の話では、おおきなかぶを前にただひたすら人数を増やして力ずくで引っこ抜こうとしている。本来ならかぶを引き抜くという目的のためにさまざまな要素に分解して考えるべきだが、それができていない。さらに引き抜いた後にフィードバックもされていないし、経験がストックされてもいない。
人の成長は経験数×ストック率で決まる。自分の経験がフローしないように気をつけよう。
絵本「すてきな3人組」
リーダーとはその人にしか見えない未来が見えている人のことである。
その人にしか見えない未来を見るためには、これからどういう自分になりたいかという抽象的なことと向き合わなければならない。
自問自答し、頭で考えぬき、心に落とし込む。
「すてきな3人組」は3人の泥棒と女の子の話である。泥棒たちは目的もなく金銀財宝を奪っていたが、あるとき少女ティファニーちゃんに問われる。そのお宝を何に使うのかと。
泥棒たちは何に使うのかを考え続け、みなしごたちが集まって仲良く暮らす国を作るという���来が見える。
自分にしか見えない未来を見るためには、それについて考える時間を意図的に作らなければならない。
寓話「レンガ積み職人」
3人のレンガ積み職人がいた。それぞれに何をしているのかという質問をすると、1人目は「レンガを積んでいる」と答え、2人目は「壁を作っている」と答え、3人目は「教会を作っている」と答えた。
この3人の職人の中で1番良い仕事をするのは3人目の職人である。仕事への目的意識が違うからである。
では、私たちは仕事で何をしているのだろうか?
このような答えがすぐにでない課題を保持し、常に問い続けることが大事なのである。
その答えを導き出すためには、目的のピラミッドを書くとよい。まず自分が行っている仕事の具体例を書き出し、それをなぜしているのかという理由を上の階層に書き出す。さらにその理由の上の階層に、その理由の目的を書き出す。これを繰り返していくうちに、自分の求める真の目的が見えてくるのである。
上の階層を探しているうちに下の階層に新たな目的を発見できるかもしれない。
目的のピラミッドを作って自分が何のために仕事をしているのか具体化していくことが大切なのである。
「Connecting the dots」
すべての点は繋がっている。
私たちのしている1つの仕事はすべてと繋がっているのである。
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寓話を元に三人称の視点から一人称視点を養う。
桃太郎に大義はあるのか?オオカミ少年はなぜそんな重要な役を与えられたのか?など、深く考えることで違った視点や解釈があることを突きつけられる。
もしかすると、誰かの敷いたレールを走ってるかもしれない。自分の解釈でキャリアを考えないと、他人の人生を歩んでしまう。「あなたはなぜその仕事をするのか?」この問いに上司など外部に求めているうちは自分の人生を歩んでいないんだろう。
キャリアに悩む人にぜひ読んでいただきたい。
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可能性が低くてもインパクトの大きい出来事に備えよ。リーダーとは、実現したい世界観を持つこと。プレゼンは目的と相手とのギャップを埋める手段。野党思考と偏差値教から抜け出そう。ストック型人材と、目的のピラミッド。特に、仕事術として、ストック型人材が印象的だった。経験からの学びをフォーマット化し、目的のピラミッドに残していく。
20-30代に読んでほしい本。
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面白い!この本に出てくる新人、3年目のメンバーと同様に、寓話から学べることについて考えてみた。なるほど、一般的な答えは綺麗事だな。でも、そのことより、そこから学べるビジネスや人間関係、キャリアに通じることを学べたことは大きいと思う。これは、なかなかすごい本です。社会人何年もやってるのに今更学べたってなんだという感じで、こんなの当たり前じゃんって人は、きちんと本質を見据えられる人で、それが理想だろうけど、多くの人は目の前のことでいっぱいいっぱいでできていないんじゃないかな。いずれリーダーになりたければ、いまからリーダーになる。自分の足りない部分に気付かされました。
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もっと若い時に出会っていたかった一冊。サカモトくんはじめここに出てくる登場人物のようにキャリアに悩むことは誰にしもあると思うし、そうなった時の自分を彼らに照らし合わせ、石川さんの言葉を噛み締め、道標になりうる気がする。
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良書。
20代から30代にお勧めだが、管理職にも自分の考えを整理したり、分かりやすく伝えたりするのに使える本だと思う。
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もっと若いときに読みたかった。レンガを何のために積んでいるのか、しっかり考えるために、毎週末朝は未来のために使う時間にしました。
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戦略的=時間軸の長さx論点の多さ
自分のフィールドは?
空気的な判断基準と論理的な判断基準
難しい意思決定ほど空気に流されないように離れた場所で決断する
未来予想とオオカミ少年
起きたことのない事象はインパクトを小さく見積もりがち
働く意味=衛生要因+動機づけ要因
この2つは分けて考える必要がある。
最も共感できる世界観のある組織で働きたい
プレゼンは供給ではなく需要に着目
プレゼンは目的と相手との間のGAPをうめる手段
マイクロスキルの積み重ねが強み
付加価値を決めるのは相手
自分の人生は自分で決めるという覚悟をもつ
野党思考は断片的で短期的な視点でしか見ていない。
当事者意識=与党思考をとるべし
野党思考は完ぺきな世界があると考えがち(現実にはあり得ない)
仕事はどうしたいのか、一人称で考える
偏差値教=尺度が単一で上位が偉いという考え方。すべてが単一の記号に返還されて見える
まずは自分の人生を測る尺度が何なのかを考えるべし。
成長=経験数xストック数
勝負のポイントを3~5点くらいに絞ってストックしていく
リーダーは自分にしか見えていない世界に向けて歩んでいる人。本質的な哲学的な問いに向き合わなければならない。
自分だけの目的ピラミッドをつくる
自分にとって何が最上位なのかが分かればその他は全て手段になる。
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最近、考えていたことにチョットだけ近い内容の部分があり、嬉しかった!!
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https://note.com/ruly_yasuka/n/nd59e8248653d
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童話が入りやすく、何事も考えること無く受け入れてる自分に気付きました。特にウサギとカメのカメは感情で戦うのをやめるべきだったと桃太郎の鬼と所存できる方法を考えるべきは考えさせられました。これからは物事を一方から見るのではなく他方から見るようにしたいです