紙の本
『 恐れのない組織』を先に読みましょう
2021/09/12 09:51
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:積ん読太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、話題の「心理的安全性」をタイトルにしていますが、内容はいまいちだと思いました。
「心理的安全性研究の第一人者であるエドモンド教授は、すでに心理的安全性を計測する7つの質問を、論文や書籍で発表しています。しかし実際にエドモンドソン番の質問で日本のチームを計測したところ、いくつかの問題が出てきました。」
とあり、 「日本版の設問(尺度)を開発しました。」とある。
つまり本書は日本版の心理的安全性を語っている本であって、エドモンドソン教授が語っている心理的安全性とはやや性格が異なると思う。
なので、「心理的安全性」を知るためには、 先にエドモンドソン教授の『恐れない組織』第1章を読んでから、 日本の組織に当てはめて考えたときにどう考えれば良いかと言う意識を持って本書を読むと良いのではないだろうか。
運悪く、本書の方が刊行が早かったため、購入してしまったが、もし『恐れない組織』が先に刊行されていらならば、私は本書を手に取らなかったであろう。
紙の本
大切なこと
2022/03/27 13:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
心理的安全性が確率した職場をつくるために
1)話しやすさ
2)助け合い
3)挑戦
4)新奇歓迎
が重要だと著者は繰り返し説く。
新規ではなく、新奇。
個性を大事にすること。深い。
さて。
仕事はできないが、たくさんの「ありがとう」をくれる先輩がいた。
その人とペアを組むうちに、何故か「この人みたいに仕事のできない人を支える人になろう」と決意してから5年。
後輩たちに、小さいことでも「ありがとう」を伝え続けたおかげか、ミスをしても率先して報告してくれるようになった。
小さいうちに鎮火できる。とてもラク。
…話しやすい先輩、心理的安全性の少しでも高い環境の一端になれていたらいいなと思う今日この頃。
投稿元:
レビューを見る
心理的安全性のある場とは、馴れ合いでコーティングされたぬるま湯ではなく、むしろ健全に衝突するリング上のような場であることがよくわかる。
「心理的安全性」という言葉ばかりが先行し普及し、ぬるま湯がそこかしこにできあがる。だから私はこの言葉が好きではなかった。
しかし、本書をきっかけとしてその風潮は変わるのではないだろうか。
さて、本書はただ心理的安全性の定義を示すだけのものにあらず。
心理的安全性が阻害されるメカニズム、文化をトランスフォームさせ心理的安全性を形成していくプロセスが丁寧に解説されている。
本書を読みながら、心理的安全性を醸成する装置としての1on1の重要性を再確認した。
心理学的な面からはNLPやSL理論、ソフトウェア開発プロセスの面からはインセプションデッキとの相似形を読み取ることができる。読み解きながら、そういった関連分野に手を伸ばしていくのもよいだろう。
投稿元:
レビューを見る
きっかけ〜行動〜みかえりを好子、嫌子で捉えて望ましい行動が増えるように直前の行動に対して好子をもたせるというのは参考になった。チームの行動が定着せずにもやもやしてたことがいくつかあったので実践してみよう
投稿元:
レビューを見る
概念的に理解してた心理的安全性ですが、「心理的安全=ぬるい、仲良しじゃないよ」という前提の整理から始まります。理論から実践まで説明されててわかりやすい。
心理的安全性を作る上ではマネジメントの力が大きいけど自分も問題の一部であると考え「まず自分からはじめる」のマインド大事。
日本版って感じなのでGoogleとかグローバル企業とはまた印象違うんでしょうね。
投稿元:
レビューを見る
購入:2020/10/24
読了:2020/11/4
「なあなあの組織」との違い
変えられるものと変えられないものをマインドフルに(気づきながら)見分け、変えられないものを受け入れる
好子と嫌子
投稿元:
レビューを見る
実践ネタは多数記載があるもののイマイチ響かない。「日本版」として「○○が無い」よりも「○○がある」状態を4要素で定義した箇所はわかりやすいと思った。「挑戦」と似た「新奇歓迎」、後者は特に人にフォーカスしていると捉えて、特にこれが敬遠されがちな日本型組織の課題にも非常に思い当たる。
実践ネタは多いのにイマイチ響かないのは何でだろうと考えているが、著者が実践してるように感じられない施策の数々だからだと思う(思い込みですが…)
投稿元:
レビューを見る
Googleのプロジェクトアリストテレスで注目された「心理的安全性」の解説本。
きちんと心理的安全性を理解していれば、真新しいものはない。
○心理的安全性の必要性
・心理的に安全なチームは「学習ができるチーム」
・「学習ができるチーム」はそうでないチームと比べて、中長期にパフォーマンスが高くなる
※明日、すぐに成果がでるわけではない
○心理的に安全ではなくなるリスク
・「無知」だと思われたくない。だから必要な相談、質問をしない。
・「無能」と思われたくない。だからミスを隠したり、良い部分だけ報告し、自分の意見を言わない。
・「邪魔」だと思われたくないので、必要でも助けやフィードバックを求めない。
・「否定的」と思われたくないから、是々非々で議論しない。この4つのリスクです。
◯心理的安全性のメリット
(1)アラートがすぐに上がる
(2)主体性が生まれる
(3)挑戦する
○雑魚が間違いがちな心理的安全性
・ヌルい職場でもなければ、意見がとおる環境でもない
・余裕がある=心理的安全性が高いわけではない
○日本の組織ならではの心理的安全性の4つの条件
・「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」
話しやすさ:誰かが問題やリスクに気づいた時に、声を上げられるチームか。反対意見をいえる組織か
助け合い:相互作用できているか
挑戦:まずはチャレンジをして、それが成功しても失敗しても受け入れられるか
新奇歓迎:新しい視点を取り入れることを歓迎されるか。役割に応じて、強みや個性を発揮することが歓迎されているか。
○心理的安全性の作り方 実践
・チームごとに4つの条件を目標に現状値を測る
「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」
・一番低い項目から、取り組む内容を決める。取り組む内容はレベルを徹底的に落とす
○心理的安全性の作り方 基礎
・過去の積み重ねが、チームの心理的安全性の状態を生む
・リーダー及び幹部が心理的柔軟性をもつことが大事
・心理的柔軟性とは、「正論や正しいことを言う」のではなく「役に立つことをしましょう」という意識
・「この状況で役に立つことは何か」を考えることが、心理的柔軟性の中で大事
投稿元:
レビューを見る
これはまた読み直さないといけない本。具体的にどうしたら良いのかが書かれているので、試しながら参照したい。管理職や、仕事が楽しくやれてない人にお勧め。
心理的安全性を行動分析学を切り口に説明していて、個人と組織の両面にフォーカスしてると思った。
投稿元:
レビューを見る
チームビルディングに関する「if-then」Planning(もしOOが起きたら、■■をやる。▲▲の障害が予想されるが、●●のメリットが得られる!)のTips集。個人的には初めて知ったことはなかったが、イラストあって字が大きくて読みやすい。血肉にしたいので何度も目を通そう。
投稿元:
レビューを見る
この本は組織に心理的安全性をもたらすための手引書ですね。組織を変えるにあたってこの本を元に計画をたて実施していくのに最適な本です。
投稿元:
レビューを見る
会社のチームの中で、リーダーではないが、メンバーの主体的な行動を促したいと思っている。何か参考になることはないかと手にとった。
リーダーではないし、心理的安全性をすぐ習得してチームへの応用することは難しいなと思った。
なぜそんな行動をとっているのか、どんな見返りがあるのかを分析すること。
確かにそうやな行動にすること。
声かけや働きかけの中で工夫していきたいことがいっぱいあった。
あえて絞ってそうだが、やっぱりもっと具体例、取り入れ例があればやってみよう、有効だと思えたかも。
投稿元:
レビューを見る
職場での心理的安全性の作り方について書かれた本。
理屈から実践方法まで丁寧に説明されていて、納得感があった。
少しずつ試していこうと思う。
投稿元:
レビューを見る
周りの雰囲気をどのように最適にするか、安全性を高めるか。それは人の心を操るようなテクニックではなく、まず自分がどうあるべきか、どう行動すべきかに焦点を当てている所がなるほどの感じた。まずは自分が変わること、周りに認められる事、そこから本当の意味で変化を生み出すひとになれると思いました。非常に面白い内容です。
投稿元:
レビューを見る
「心理的安全性」が職場のチームを良くする。
これは職場だけでなく、学校のクラス運営をする時にも言えることだと感じた。
自分は「心理的柔軟性」を持っているか。
慢心せずに振り返りながら、普段の生活を少しずつ変えて行こうと思った。