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不思議なお話。タイトルに惹かれて読んだけれど、思っていたイメージと少し違った。
2020/12/26
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全国に名の知れた書物の蒐集家・御倉嘉一の書庫「御倉館」。
ここの本を盗むものにはブックカーストと呼ばれる物語の中に閉じ込められる呪いが発動する。
御倉嘉一の孫・深冬がこのブックカーストの謎に触れていく。
ファンタジーな小説で面白かったが、ブックカーストの謎自体はあっさりしてた。
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図書館で借りたもの。
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬は本が好きではない。ある日、蔵書が盗まれて本の呪いが発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り元に戻らないと知った深冬は…。
『「呪われて、読む。そして書く――私たちは!」森見登美彦氏 推薦!』と紹介されてたら読むしかない!
ファンタジー!
深冬のひいおじいさんが作った御倉館は、地下2階から地上2階までの巨大な書庫。
そこから本が盗まれると「ブック・カース」が発動し、街ごと物語の世界に変わっていく。
物語の中にそのまま入るのではなく、街が物語の世界に変わっていくのが面白い。
体育教師が探偵になったり。
最初はなかなか進まなかったけど、後半は一気読み。
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一冊で何冊もの本を読んでいる気分になれた
最後の畳み掛けるように謎が解けていくところは毎行驚かされた。
本をより好きになれた。
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本を盗むことから祖母たまきのかけた呪いが発動し町の住人たちはキツネに変わる?物語の中の物語という仕掛け,謎解きも含めて,自分のルーツ過去を探す冒険談のような物.
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【収録作品】魔術的現実主義の旗に追われる/固ゆで玉子に閉じ込められる/幻想と蒸気の靄に包まれる/寂しい街に取り残される/真実を知る羽目になる
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想像力欠如&リアル派なので.残念なことにお話に全くはいれませんでした。ファンタジーを楽しめる感性を失いました、、、。
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最初は設定意味わからんし理解出来ひんしでびっくりするほどおもんなくて全然読むの進まんかったけど、読み進めていくとだんだん面白くなってきて最後めっちゃファンタジーやった。
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物語は呪いをかけ、人を閉じ込めることもできるし、さらに、未来へ続く窓にもなる、という感じだろうか。
本嫌いの高校生御倉深冬だが、私設図書館「御倉館」は深冬の一族が代々管理している。その御倉館は稀覯本も数多くあること度々盗難にも遭う。すると、本が盗まれると発動される「ブックカース」というイベントで深冬は犯人と共に、盗まれた本の物語の中に放り込まれる。そこから抜け出すには犯人を捕まえ本を取り戻すしかないのだが、戸惑う彼女の前に、白い髪の自分によく似た少女、真白が現れる。深冬は真白とともに読長町の日常を取り戻すべく、本の中の冒険へと繰り出す。
本の中の世界は、ファンタジーだったりハードボイルドだったりスチームパンクだったりとテイストが変わるが、この辺りは著者の深緑さんが楽しんで書かれているのが伺える。たぶん、こういうのずっと書きたかったんだろうなー。
と、これが何回か繰り返されることで何か謎が現れる仕掛けでしょ、とちょっと小説を読み慣れた人なら先読みするだろうけれども、ちょっと違う。繰り返される間隔が変わり、息つく暇もなく次のブックカースに放り込まれたりする。なんでこんなに本が盗まれるわけ?という辺りから話のネタが段々割れてくるのだが、深冬がやらなきゃいけないのはそんな表面的な話ではなく、過去の落とし前をつけることなのだよね。それによって平穏な日々を取り戻すわけで、かなりすごい活躍をするのである。特に犬に変身した真白に乗って空を駆ける様子は爽快だったりスリル満点だったりで、アニメ化したらすごい迫力なんだろうな。
この舞台となる読長町。本の町として有名で、御倉館のほかにも商店街にはたくさんの本にまつわるお店が並び、街を象徴する神社に祀られているのも本の神様なのだ。しばらくホームステイしたいものですね、こんなところに。御倉館の一角に簡易宿泊所を設けてはくれないかな。本の本を読むと、その舞台に入り込みたくなります。あ、ブックカースだけはごめんですが!
年末から読んでいたけど、途中で『消失の惑星』のゲラを読んで感想を書くのに中断していて、さらに読む気は満々でトートバッグには入れて持ち歩く日々が続き、もう角の辺りとか摩擦で切れてしおしおになってしまっています。すみません……。
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アニメにしてみたら面白いだろうな~と思いつつ、一気読み。ファンタジーワールド全開。第4章まではスピード感のある展開だが、最終章で、祖母の掛けた呪いに翻弄される主人公が父親の思いを知るところは、しんみりする。ラストは、個人的には好き。本を盗む人は許せないけど、読んでなんぼのものってのが本だと思う。続編でないかな。
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巨大な書庫「御倉館」から本が盗まれると「呪い」が発動し、街が物語世界にコミットしてしまう。元に戻すには「狐」と化した盗人を捕えなくてはいけない。
ファンタジーな世界観です。主人公はその膨大な本を蒐集した人物を曾祖父に持つ女子高生、深冬。なんだろうなあ、冷静に考えると盗人よりもなぜか深冬がただただひどい目に遭っているようにも思えてきた。盗人に対するセキュリティ的な意味での呪いじゃないのか?
つまらない、というほどでもないんだけど折角魅力的な「物語世界」がそれほど生かされることなく「狐」が捕えられてしまっている印象。もうちょっとその世界観を楽しみたかったかな。街の住人をはじめとする主人公を取り巻く人々もそれなりにいろいろお話がありそうで別に特に書かれることもなく・・・
読み応えとしてももうちょっと物足りない感じでした。
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多くの賞候補になった前作「ベルリンは晴れているか」がよかったので、今回著者のnoteで本作を知り、手に取った。前作とはうって変わりファンタジー系と言うのだろうが、私にはピンとくるものがなかった。本好きなら、こういう世界観が受け付けられると思ってかかれるなら、残念だ。
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読長町の御倉嘉市は全国に名の知れた書物の蒐集家であり、彼の蔵書を収めた御倉館をかつてあらゆる人が訪れた。しかしある時、大量に本が盗まれたことで嘉市の跡を継いだ娘・たまきが怒り狂い御倉館を閉鎖しありとあらゆる警報装置を用意し一族の者以外は絶対に入れないようにした。そしてある時から、その警報装置がおかしな魔術によるものだと囁かれるようになった。
たまきの孫、深冬は怪我をした父あゆむを見舞うと、御倉館の管理しかできないぐうたらな伯母の面倒を頼まれる。御倉の子でありながら本が大嫌いな深冬は嫌々ながらおばを訪ねると、ぐっすりと眠りについたおばと知らない女の子がそこにいた。「本が盗まれた。この本を読んで、深冬ちゃん」少女に指定された本を開くと、いつのまにか読長町全体が本の世界に取り込まれていた。
本とか本屋とかにまつわるミステリーだと思ったら全然違った。ややホラーファンタジー。しかし全体的にトゲトゲしているので読んでてちょっと息苦しい。本の世界もワクワクドキドキというより、目まぐるしくて目が滑ってぐったり。あと黒いGの文字も目にするのが嫌な人は一話目注意です。深緑先生の本は戦場のコックたちとオーブラン、ノストラダムスに続いて四冊目なのだけど、こういう不可思議な話を書きたいのかなあ。戦場の〜を読んだ時はすごい作家さんがデビューした!とワクワクしたけど、どうも私の読みたいジャンルの作家さんではなかったようだ。
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ファンタジー、ミステリー、私小説などいろんな要素が混ざっていて楽しかった。
最初は情報量が多かったが2話から慣れて良かった。
本を読みながら本に入っているという不思議な感覚。人を信じる事はリスクあるけど信じないこともリスクあるなと思った。
分からない事もあったのでまた今度もう一回読んでみよう!
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登場人物が作中作に取り込まれれる構図はネバーエンディングストーリーを連想させる。
同じ構図を繰り返すのかと思えば、大きな流れも徐々に展開していき、家族テーマのファンタジーにふさわしい結末を迎える。