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新訳版読みやすい。
そして分かっているけど面白い!
どうしてもオリエント急行とかアクロイドとか、そして誰も〜とかの代表作を思い浮かべてしまうけれど、ネタバレしちゃうからあんまり言えないけれど、実はポアロよりマープル派だけれど、これも間違いなく名作。
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旧版を読みました。とても読みやすかった!そして感嘆の一言です。素晴らしいです。70年前の作品とは思えない、生き生きとした登場人物や情景の描写。ダウントンアビーのようなお屋敷で起きる事件がすでにワクワクさせます。ゴシックな雰囲気が最高!場面ごとに映像が目に浮かんできて、最高にフォトジェニック。ここまで惹きつけてくれるクリスティの手腕に、改めて感じ入りました。お約束のような遺産がらみの事件、けれどその展開は意表を突きすぎて呆然となります。写真やSNSのない、古き良き時代の事件ですね。良い時間を過ごさせていただきました。
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原題 After the Funeral
リチャードの葬儀の後、末妹のコーラが発した「だって彼は殺されたんでしょ?」の一言から事件は始まりますが、この言葉が発せられた意味がこんなに深かったとは!
ポアロシリーズを何作か読んだなかで、この作品が一番好きです。事件やトリックに派手さはありませんが、面白い!
ポアロが皆を一堂に集めて謎解きをするまで、さっぱり犯人がわかりませんでした。犯人・犯行動機が分かれば、なるほどと納得。
登場人物が親戚だらけなので、最初は誰がどういう親戚筋なのか、家系図で確認する作業が必要ですが、登場人物が皆個性的で良かったです。
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癖つよ家族のバリエーション豊か!
こんな人いるよね〜って知り合いに当てはめて読んでいたので最後犯人が知り合いのようなショック受けてしまった
ノンストップでガーッと読んでしまった 夜に読み始めてたら徹夜だったかもしれない
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ポアロ
すごく面白かった。
最初は落ち着いてちびちび読んでいたのだが、ポアロがでてきたあたりからぐいぐい引き込まれて朝まで読んでしまった。全く予想外の結末。でも少し疑問。声とか。
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犯人はわかった。
推理が確信に変わるとき(つまり、ポアロが推理を披露して読者に結末が知らされるとき)、わかってはいても鳥肌がたった。
自分の中で、ナイルに死す、白昼の悪魔、五匹の子豚に並ぶ、大好きなトリックだった。
クリスティーは多くのミステリ好き(そもそもミステリ好きは多いのだが)に愛されているが故、解説にも熱がこもっていて面白い。
本作の折原さんの解説はその中でも好きだ。
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リチャードの親族から犯人出ると思いきや、まさかの家政婦が犯人だったなんて。。
「蝋製の造花を見たことないのに…」ってくだり、気づく人いるのかな
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クリスティー22冊目。
だまされたー!最初はヘレンが犯人だと思ってて、次はモードを疑って、結局全然合ってなかった。
あー悔しい。読み返したら、葬儀帰りにおいしいパンを食べてたシーン、「コーラ」って明記されてない。すっかり書いてあるものだと思い込まされてた。
家族全員がまんべんなく怪しさを漂わせていたのが見事。だれが犯人でもおかしくなかった。なのに、一番怪しさのない人が犯人だった…あーあ。
スーザンが幸せになってくれたらいいな。
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だって彼は殺されたんでしょ?
一瞬で登場人物全員を疑心暗鬼にさせる一言。
葬儀を終えたばかりのアバネシー家当主の死、その裏側にどんな真実があるのか。実際にはごく自然な病死であって他殺の証拠は一切ない。ただ、他殺でないと言い切れる証拠も存在しない。
"誰かに殺された"という(偽の)真実を生み出して、それを"知られたらまずい誰か"を各々に想像させる。そしてこれから自分が行う殺人の罪をその"誰か"に負わせる。
偶然の死と自分の犯行に繋がりがあるように印象付けて殺害動機を隠す。
被害者に最も近い人物でありながら、冒頭の発言が被害者本人のものである限り、最も犯人像からかけ離れた存在になれる。
殺害方法も実際の犯人のイメージとは結びつかないもの。
他人から見える自分がどんな人間かをしっかり心得ていて、演技にも長けている。
でも鏡に映る自分と他人の目に映る自分は違うということを考慮できなかった。
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だって彼は殺されたんでしょ?
という言葉に騙された。
犯人が意外すぎて驚いた。
動機も。
ポアロがいつ出てくるのか楽しみにしていた、もっと早くから登場してほしかったな。
解決は、鮮やか!
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気味が悪い。面白かった。
ちょっとボリュームが多く、読むのに時間かかったのと結末の納得度のバランスが、前者に比重が少し傾いてたのもあって3点
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病気で急死したリチャードの葬儀で姪のコーラが放った一言「だって彼は殺されてんでしょう」。
空気が読めないが真実を突く事が過去多かった彼女の一言。彼女がその後すぐに殺されたことにより、リチャードは本当に病死だったのか!?を巡るストーリー。
本作はトリックが凄かった。派手さは無いのだが、あー、なるほどー、その視点は無かった。と、ただただ納得。コーラの放った一言が単なる一言なのだけれども、こんなにも物語に食い込めるのかという部分で凄かった。
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800冊のメルクマール。それに相応しい内容だった!資産家の当主リチャード・アバネシーが急死する。リチャードの屋敷には、葬儀に訪れた親戚たちが集まり、遺言執行者であるエントウイッスルから遺言の内容を発表される。その直後、末妹コーラが「だって、リチャードは殺されたんでしょう?」そして葬儀の翌日、コーラは殺される。その後、コーラのお手伝い・ギルクリストへの毒殺未遂。ポアロが関係者を集めて推理する。薬剤師、俳優、精神病等バラエティー富んだ登場人物、絵画にまつわる謎。ポアロが糸をほどいていく。真相を知り驚愕した。⑤
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面白かったけど、ストーリーはそんなに盛り上がりが無かったかも。けど、ポアロの推察はやっぱりすごかった!
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推理小説の作者は読者をだまそうとしている。犯人は絶対こいつじゃないだろという人が犯人というのは定説。問題は、どこをどうやってその人を犯人とするかだ。
そういうわけで、最後まで犯人はわからなかったけれど、それはちょっとないんじゃない?というトリックだった。
全員犯人の可能性あり。すべての人がいくばくかの遺産が入るといった設定。