紙の本
これまた
2022/03/08 19:11
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この劇的な効果から波及していく不信感とか、すごい。
人間心理をよく知りつくしたやり口がさすがという感じ。
もちろん最後まで犯人はわからなかったわけです。
紙の本
個性的な家族それぞれ
2021/03/17 13:56
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリスティーの中でも家族ものが特に好きです。それぞれの個性や心理が描かれていて、いかにも本当にいそうな家族です。今度こそは犯人を当てようと意気込みながら読んで、一番怪しくない人を犯人だと根拠もなく決めつけていたら、やはり見事に外れました。意外過ぎる犯人でしたが、動機には思わず納得してしまいました。
紙の本
引き込まれる冒頭
2024/01/21 00:47
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投稿者:斉藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の引き込みはさすがクリスティー作品。結末は普通?あまりしっくりこない感じだったがそれまではページを捲る手が止まらない。
電子書籍
始まりからすごい
2022/11/03 08:56
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なにしろ葬儀の場で、病死した兄の親族を前にして、妹が「だって彼は殺されたのでしょう」と言い放つ……。そして、彼女も……という……。引き込まれました。最後のポアロが、解決シーンも見事。伏線がきっちり回収されます
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「最悪のタイミングで真実を口にする」そんなコーラは最悪のタイミングで本物を手に入れてしまった。
それが全ての始り。
老後が心配な執事は気の毒だが事件解決後、大切な人と生きることにしたアバネシー家の関係者はみな幸せだろう。
そして犯人も。
幻影を見ている犯人は今が人生で一番幸せに違いない。
それが本当に恐ろしい。
紙の本
ミステリの醍醐味満載
2021/03/27 21:12
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
病死した資産家の葬儀の席上で末妹が『彼は殺されたんでしょ』という一言に放ったあと、自宅で殺された。
果たして、資産家の死は殺人だったのか。
一癖も二癖もある資産家の一族たちの間を巧みに探っていくポアロは意外な真相にたどり着く。
一族の群像やポアロの推理、そして結末を知った後に、張られた伏線を確認する。まさにミステリの醍醐味が味わえる作品。
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新訳版読みやすい。
そして分かっているけど面白い!
どうしてもオリエント急行とかアクロイドとか、そして誰も〜とかの代表作を思い浮かべてしまうけれど、ネタバレしちゃうからあんまり言えないけれど、実はポアロよりマープル派だけれど、これも間違いなく名作。
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旧版を読みました。とても読みやすかった!そして感嘆の一言です。素晴らしいです。70年前の作品とは思えない、生き生きとした登場人物や情景の描写。ダウントンアビーのようなお屋敷で起きる事件がすでにワクワクさせます。ゴシックな雰囲気が最高!場面ごとに映像が目に浮かんできて、最高にフォトジェニック。ここまで惹きつけてくれるクリスティの手腕に、改めて感じ入りました。お約束のような遺産がらみの事件、けれどその展開は意表を突きすぎて呆然となります。写真やSNSのない、古き良き時代の事件ですね。良い時間を過ごさせていただきました。
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原題 After the Funeral
リチャードの葬儀の後、末妹のコーラが発した「だって彼は殺されたんでしょ?」の一言から事件は始まりますが、この言葉が発せられた意味がこんなに深かったとは!
ポアロシリーズを何作か読んだなかで、この作品が一番好きです。事件やトリックに派手さはありませんが、面白い!
ポアロが皆を一堂に集めて謎解きをするまで、さっぱり犯人がわかりませんでした。犯人・犯行動機が分かれば、なるほどと納得。
登場人物が親戚だらけなので、最初は誰がどういう親戚筋なのか、家系図で確認する作業が必要ですが、登場人物が皆個性的で良かったです。
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癖つよ家族のバリエーション豊か!
こんな人いるよね〜って知り合いに当てはめて読んでいたので最後犯人が知り合いのようなショック受けてしまった
ノンストップでガーッと読んでしまった 夜に読み始めてたら徹夜だったかもしれない
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ポアロ
すごく面白かった。
最初は落ち着いてちびちび読んでいたのだが、ポアロがでてきたあたりからぐいぐい引き込まれて朝まで読んでしまった。全く予想外の結末。でも少し疑問。声とか。
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犯人はわかった。
推理が確信に変わるとき(つまり、ポアロが推理を披露して読者に結末が知らされるとき)、わかってはいても鳥肌がたった。
自分の中で、ナイルに死す、白昼の悪魔、五匹の子豚に並ぶ、大好きなトリックだった。
クリスティーは多くのミステリ好き(そもそもミステリ好きは多いのだが)に愛されているが故、解説にも熱がこもっていて面白い。
本作の折原さんの解説はその中でも好きだ。
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リチャードの親族から犯人出ると思いきや、まさかの家政婦が犯人だったなんて。。
「蝋製の造花を見たことないのに…」ってくだり、気づく人いるのかな
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クリスティー22冊目。
だまされたー!最初はヘレンが犯人だと思ってて、次はモードを疑って、結局全然合ってなかった。
あー悔しい。読み返したら、葬儀帰りにおいしいパンを食べてたシーン、「コーラ」って明記されてない。すっかり書いてあるものだと思い込まされてた。
家族全員がまんべんなく怪しさを漂わせていたのが見事。だれが犯人でもおかしくなかった。なのに、一番怪しさのない人が犯人だった…あーあ。
スーザンが幸せになってくれたらいいな。
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だって彼は殺されたんでしょ?
一瞬で登場人物全員を疑心暗鬼にさせる一言。
葬儀を終えたばかりのアバネシー家当主の死、その裏側にどんな真実があるのか。実際にはごく自然な病死であって他殺の証拠は一切ない。ただ、他殺でないと言い切れる証拠も存在しない。
"誰かに殺された"という(偽の)真実を生み出して、それを"知られたらまずい誰か"を各々に想像させる。そしてこれから自分が行う殺人の罪をその"誰か"に負わせる。
偶然の死と自分の犯行に繋がりがあるように印象付けて殺害動機を隠す。
被害者に最も近い人物でありながら、冒頭の発言が被害者本人のものである限り、最も犯人像からかけ離れた存在になれる。
殺害方法も実際の犯人のイメージとは結びつかないもの。
他人から見える自分がどんな人間かをしっかり心得ていて、演技にも長けている。
でも鏡に映る自分と他人の目に映る自分は違うということを考慮できなかった。