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解説があの……
2022/12/06 20:18
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そう、あの、羽生善治さんなんです。コレだけでも、将棋ファンの方ならば、関心持つでしょう。しかも、昭和55年、春、棋士を諦めた上条桂介が、将棋道場に足を踏み入れ、出会うのが伝説の真剣師・東明重慶……とお話もなかなか……。
紙の本
最後は案外あっさり
2021/08/15 10:40
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公より、賭け師の方がインパクトあったかも。
将棋で生きるか死ぬかの勝負してるわけだから。
最後、刑事さんたち、後からかなりの処分受けることになるんだろうなあ。
紙の本
さいごは????
2021/02/02 18:11
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投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る
東大卒エリートで異例のプロ転向した上条桂介。。。
プロ棋士になるまでの色々な過去がわかってきて最初に出てきた人骨の正体が棋士上条を育てた人だった!上条の父親がどうなったのか気になっていた自分としては違っていたから(希少価値の駒があること自体で父親は外れるのだが)展開に驚いた。
ただそのあとの桂介がどうなるのか棋士としての立場がすごく気になった。
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202009/上下巻まとめて。柚月ファンは勿論、そうじゃなくても絶対上下一緒に買ってから読み始めたほうがいい。将棋知識なくても全然気にならずぐいぐい一気に読めてスリリングで謎な展開、とても面白かった。そして今作も、各キャラに気持ちが入ってしまう柚月先生ならではの秀逸な人物描写も素晴らしい。
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出会ってしまったのは真剣師。再び将棋の世界に足を踏み入れる桂介。
被害者は誰だったのか、どうして亡くなったのか、名駒を持たせて埋めたのは誰か。
桂介に幸せな時はあったのだろうか
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上巻では、埼玉県内で身元不明の白骨遺体が発見された。この遺体には、名匠の将棋駒が握られていた。この駒の持ち主は誰なのかという話を中心に元奨励会員の刑事が相棒の刑事とともに日本各地を巡る。その間に、実業界から将棋界に転身した天才棋士の幼少期の話。
下巻では、天才将棋棋士が出会う伝説の真剣師。彼との出会いが天才棋士の運命を狂わせてしまう。
終盤に向かうにつれてテンポが良くなるとても良い作品だった。天才将棋棋士の上条桂介と伝説の真剣師東明重慶の歩みは読んでいてハラハラした。また、上条桂介の壮絶な過去も昭和の時代の話ならばあり得る気がして怖かった。さらには、上条桂介と育ての親と言っても良い唐沢との関係も胸を打つものがあった。
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『重』の一字ですぐピンと来ましたが、真剣師のモデルは小池重明ですね。鬼殺しの『鬼』は団鬼六の一字でしょうね笑
元は単行本一冊だから偶然なんだろうけど上巻の終わり方ズルいな。あれじゃ読むのを止められない!
盤面を再現できるほど将棋をわかってませんが、将棋の場面が増える下巻の方が圧倒的に読ませますね。砂の器か。結局徹夜になってしまった!!
そして何と解説、羽生善治!
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こんなにもくすんだ色の、そして悲しい向日葵はあっただろうか?
と思うくらい、暗い向日葵を想像してしてしまう、上質なミステリー。
昭和のアンダーグラウンドな将棋の世界に生きてきた真剣師と、異端の天才棋士の運命的な交わりが紡ぐストーリーに、グイグイと引き込まれた。
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読み終わった瞬間は、あー、こんなものか…と思ったけれど、次の瞬間、涙がドバッと溢れてきた。なんで努力の結果が『血』に負けてしまうのか…つらい…
将棋がわかれば、もっと面白いんだろうなー。将棋本読むたびに思う。
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後半も素晴らしい。将棋の指し手が具体的に書き込まれているシーンが多々出てくるんだけど、それを逐一追いかけたら、もっと深く味わえたのかも。そんな詳しくもないし、ちょっと面倒ってのもあって、自分はやらなかったけど、それでも十分に楽しめた。クライマックスでとんでもなく盛り上がる、っていうタイプではないんだけど、終始漂う緊迫感が半端なくて、気持ち的にはワクワクし通し。やっぱ素敵。
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上巻とは異なり、男の過去が語られる。
将棋への執念。
犯罪のキーとなる有名な駒の存在。
果たして、結末は?
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将棋はやってたので、こないだ読んだ囲碁の話とは少し違う感覚で読めました。
下巻は読みたい衝動に駆られ、一気に読み、そして読み直しました。
何とも言えないラスト。
違う形であって欲しかったですが、心打たれました。
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将棋のことはよくわからないけど、将棋に関する小説は大好きです。「将棋の子」「聖の青春」「泣き虫しょったんの奇跡」・・・。この小説もとても面白く読ませてもらった。幼少期の桂介と唐沢夫妻の場面は切なくてホロリとさせられます。真剣師、東明もなんだか魅力的な男です。鬼殺しのジュウケイか・・・
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可哀想な子供が成功しても、結局世間のしがらみに足を引っ張られて浮き上がれない、というような話でどうにもつらい。
個人的には会社を売却する度胸があるんだから、そのオカネをもって海外でも逃げちゃえばよかったのにとか思ったり。もしくは自分から我が半生とか言って世間に公表しちゃうとかねぇ。
会社の社長さんなんだから弁護士とかを通すお金がなかったわけでもなかったんだろうけど、どんどん選択肢を自分で縮めてしまうのがつらい。
そして元研究生の刑事さんはあまり活躍しなかったな。
唐沢さんの駒もお守りにならなかったし。色々、なんか残念な感じですが、名工の駒ってのがあるんだ~ってのは知らなかったので面白かったです。
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将棋の世界にのめりこむ狂気を描きたかったかもしれないが、あまりにも上条がかわいそうである。また生まれを狂気に結びつけるのは、本人にはどうする事もできない呪いのようなもの。育ちは悲惨だが、周りの人間に蔑まれているわけでもなく、本人はクリーンに生きてもいる。自分自身で呪いを打ち破った末の、勝負師としての人生を見たかった。