草原の国キルギスで勇者になった男 みんなのレビュー

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新聞の広告にこの本が載っていて、近くの図書館の新刊コーナーにあったので、早速借りて読んでみました。春間さんはなかなかの冒険家です。登山家は極限に挑むので、周到に準備して、また訓練を積んで冒険に出かけます。ところが春間さんは訓練も冒険の内と現地でなんとかします。持ち前の語学力、it系の技術力、体力、善人と悪人を見分ける力をフル動員して、旅を続けていきます。最初の旅は乗馬で、そしてもうひとつの旅は羊2頭と犬を連れて。途中、馬や羊の具合が悪くなったら、なんとか治療します。このような冒険譚は困難との遭遇そしてその克服が面白いのですが、十分に楽しめました。前作のモロッコの行商の本も読んでみたくなりました。ちなみに社会や文化に対する視線はあまりありません。自分の体験重視型冒険です。学術的視点があれば継続性や広がりが出てくると思いました。でも、アレコレやってみたい人なんですよね、きっと。

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新潮社「考える人」のメルマガで推していたので図書館で借りて読んでみた．

なるほど面白いと言えば面白いのかもしれない．

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中央アジアのキルギスを馬に乗り、犬と共に羊を追い放浪した若者の冒険記。旅の勢いが文章からも伝わってくる。

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ウマやヒツジやイヌなど、動物と旅するというのがおもしろい。

人には「土の人」、「風の人」の2種類がある、と聞いたことがある。
著者は間違いなく風の人である。

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先月キルギスに行ってきたので読んでみた。
著者のバイタリティとサバイバルスキル、チャレンジ精神に驚かされる。ところどころ笑えるところもあり一気に読めた。

一緒に旅したシロとのお別れシーンはほろりと来た。

誘拐婚は形骸化しており無理やり連れてくるパターンは少なくなっているという話をキルギス人から先月聞いたところだったが、本書ではそのあたりの描写もありいやはや。。。

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しみじみと面白かった。著者のポジティブ思考とサバイバルスキルの高さが圧倒的で、危険をともなう動物連れの旅も知識やバイタリティで乗り切ったのに拍手。ゲームに例えてクリアした事で自らを勇者とした題名も爽やかな著者を彷彿させる。