紙の本
騙し騙され
2022/01/12 14:08
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰が最後にババを引くか。
地面師の話、すごいなあ。
博物館の持ち物にまで手を出すんだね。
桃源でも思ったけど、表紙の絵が、物語に合ってない。
奥さんの絵を使いたいんだろうけど、やめたほうがいいと思う。
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【人間の尽きることない欲望をあぶりだす美術ミステリー!】大物彫刻家が遺した縮小模型、素人の蔵に眠っていた重文級の絵や裂…古美術業界の儲け話にたかる人々を描く、傑作ミステリー連作集。
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骨董や古美術の知識が無くても楽しく読めるはずです。
黒川博行さんのファンなら・・・
黒川さんの描く登場人物のセリフまわしは天下一品やなぁと改めて感じました。
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地面師まで出てきていかに芸術作品を誤魔化して売る(買う)か。面白い着眼。黒川氏ならでは。
しかし表裏の表紙の絵と内容のギャップに驚きました....
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古美術品を使った詐欺を中心にした連作短篇集。中国の古い乾隆墨や狩野派の屏風など様々な道具で楽しませてくれる。読みやすく、そして物凄く面白かった。詐欺のアイデアも素晴らしい。超好み。
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さすが元美術の高校教師、作中の美術品の記述が細かい。使わないものは『処分』をモットーとしている我が家にお宝は全く存在しません!
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本作も黒川博行先生ならではのワクワク感と駆け引きが堪らなかった。関西弁のあっさりしたセリフと自由奔放な人々に元気をもらう。大ファンです。
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古美術物の連作短編集。騙し騙される描写が面白い。シリアス物の合間に読むには絶好の作品。黒川氏の大阪弁と相まっていてスカッとした読後感だった。
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何故か書籍紹介には書いてないのだが,同氏の「分福茶釜」の続編ですな。骨董にまつわる様々な詐欺の手口が興味深い。メインの登場人物たる「佐保」はアートワース副編集長から編集長に昇進したらしい。骨董取引の裏を熟知してるようなこの人物すら必ず勝てるわけではないところもリアリティがあって良い。
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全然知らない世界を覗けたなという感想。
お金持ちはこういう使い方するのね〜
世の中知らないことだらけだ。
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こういうのを書かせたら著者の右に出るものは居ない。実に面白かった。
6編とも欲にまみれた連中しか出てこない。
騙し騙され、その絡繰りが興味深い。こんな話を何処から仕入れてくるのやら。
・マケット:
美術年報社の佐保は「アートワース」という美術雑誌の編集長。この雑誌もいい加減なものだが、そこに掲載させる美術家たちも結構な食わせ物。
そんな佐保のところに亡くなった彫刻家の遺品があるという話しが。。。
上手く仕入れて捌いて儲けた積りが、敵は一枚上手だった。
・上代裂:
佐保の姪はホストに騙されて借金を負うことに。風俗に売られそうなところを一緒に一芝居打ってホストを騙して借金チャラ+慰謝料ゲット。
・ヒタチヤ ロイヤル
ハワイで見つかった幻のヴィンテージアロハの偽物を作って一儲け、、、の筈が。。。
・乾隆御墨
資産家の皆木はんは骨董が大好き。
骨董仲間に自慢したくて買った物が偽物。
佐保が敵討ち。
・栖芳写し
佐保が見つけた儲け話だが、まんまとさらわれて切歯扼腕。上手く行かんのう。
・鶯文六花形號子
3Dプリンターまで駆使した偽骨董作り。地面師ばりの骨董詐欺師達の顛末。
皆木さん、騙されなくて良かったね。
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黒川博行氏で桑原ヤクザ者、腐れ大阪府警者系を期待していたが、別の得意分野?の古美術&詐欺物の話でちとガッカリ。。
美術年報社(美術雑誌)の佐保が関わる古美術世界の商いを題材にした6つの話。全く興味も無い世界の話しだが、贋作が蔓延る世界での騙し合いでその世界を垣間見る。
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美術品を題材にした短編集。全体としては佐保が主人公ではあるのだろうが、1編ごとに主役もいて面白い。騙された人を助けることもあれば、逆に騙す側にもなるのが魅力的で、さ騙す側になった時に失敗する点がより魅力を増している。美と醜は表裏一体なのかと思うと博物館に行った時に作品の裏側にある人間臭さを考えてしまいそう。作品自体は面白いのだが、ハードカバーでこの厚みなら長編にして欲しかった。
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美術商を題材にした騙し合いバトル。
美術品にはほとんどなじみがないけど、こんなふうにニセモノが出回ってて、こんなふうに金儲けを企む人がいるのかなーと思った。
短編のオムニバス。それぞれつながりや物語の発展性がなく、ぶつ切りに並べられた印象。
半分ほど読んで断念。面白いとは思ったけれど、騙すか騙されるかの展開が分かりきっていて、最後まで読み切るほどはのめり込めなかった。
関西弁の文体も、美術商の胡散臭さを効果的に演出していたけれど好きになれず。ゴメンナサイ。
なんで表紙は芸妓さんの絵だったんだろう…
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一気読み!
痛快!
悪い輩、セコい考えの輩が痛い目見るからスッキリする〜!
美術品の専門用語が多数出てきて、初めは怯んだけど、ストーリー展開が気持ち良くて読み進む進む。
某バラエティ番組よりも痛快なので、ぜひ読んでスカッとしてほしい。