ナチの妻たち 第三帝国のファーストレディー みんなのレビュー
- ジェイムズ・ワイリー 著, 大山晶 訳
- 税込価格:2,970円(27pt)
- 出版社:中央公論新社
- ブラウザ
- iOS
- Android
- Win
- Mac
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
4 件中 1 件~ 4 件を表示 |
この人達は江青ではない
2021/06/24 23:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第三帝国の偉いさんの妻や愛人(ハイドリヒは少し格落ちする)をまとめて書いた本だが、「ナチの高官の妻や愛人は全てナチの偉いさん」といった先入観があって、こういう本を書いたように見える。確かにキャラ立ちするような濃い面々だが、男社会の第三帝国では彼女達は「誰それの妻または愛人」であって、それ以上の存在ではない。ドイツ民主共和国時代のマルゴット・ホーネッカーのように閣僚を務めた人物など聞いた事がない。著者は江青のようなモンスターか、控え見に見てクループスカヤに仕立て上げたかったのだろうか?イェニー・フォン・ヴェストファーレンを化け物のように書くようなものだ。
リナ・ハイドリヒの発言として紹介されているのはヘーネの「髑髏の結社SSの歴史」の引き写しだ。英語に訳されなかったにしろ、自著があるのに、それだけまとまった発言がないのだろう。
ゲーリングが自分で自分に勲章を授けて自慢げに佩用したかのように書いているが、全てではないにしろ、ソ連共産党の第一書記になってから自分で自分にソ連邦英雄称号やレーニン勲章、勝利勲章などを授けたり、共産圏諸国から授与された勲章や英雄記章でゴテゴテに飾り立てたりしていたブレジネフと間違っているのではないか?彼が佩用した勲章はプール・ル・メリット勲章や鉄十字章のような第一次世界大戦で授与されたり、大十字章や騎士十字章のようなヒトラーから授与されたりしたものだ。空軍の記章と言えるのはパイロット・偵察員章だが、彼は第一次世界大戦での撃墜王なのだから、授与資格はある。
4 件中 1 件~ 4 件を表示 |