紙の本
小さなお弁当箱にギュッと
2023/08/01 18:07
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
おかずを詰め込むように理想形を押し付けてくる泉、結婚生活が上手くいかないのは当然でしょう。手料理が美味しそうなだけに夫婦の違いが切ないです。
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人それぞれこだわりがあるのは当然だが、他人に理解されようとするのはどうかと思う。ましてや、「夫婦間の食のこだわり」って、こだわるべきことか自分には、少し重く感じた。結局、食べることはその人そのものが現れ、その食が合わないということは、その人が合わないということかなと思った。
食べることが好きな自分には、残念な本でした。
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文章が読みにくい。
なんだろう、てにをはが間違ってるわけではないけど、うーん、修飾語の使い方なのか、読点の使い方なのか・・・
スッと文章が入ってこない。疲れる。
内容は、夫婦のすれ違いだけど、まぁどっちもどっちだね。
こんな妻は疲れるだろうなぁ、と妻の立場からも思う(笑)
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食をきっかけに、夫婦それぞれの求めるもののギャップが顕在化していく話。
とにかく美味しそうな料理の描写が殺伐としたストーリーに添えられており、かなり胃にくる。色んな意味で。
あらすじに「良かれと思ったことが、押し付けに」と書いてあり、たしかに多少独善的なところが泉にはあるけれどこれはそんなに異常なことなの…?と思った。
そもそもコレステロール値引っかかってんじゃん…とか、いい歳した男がファミレス舌でゴネてる方が無理なんだけど…とか個人的には気になってしまうんだけど、それらは本質的な問題じゃないんだろうな。でも、なんだろうな、とにかく腹立つなこの男……。
「美味しいもので相手の口を塞いでんでしょ、ほら?美味しいだろ?文句ないだろ?って」的な嫌味を不倫相手が吹っかけてくる超絶胸糞シーン、いや言いたいことのニュアンスは分かるし、ああ…そこが軋轢生んでたのね……ってのは分かるんだけど、いや!!!!美味しいと自分が感じてんなら文句ねえだろ!!!何なんだお前は??!!!という気持ちが先行してしまってどうしてもあと一歩飲み込めなかった。
とはいえ、人間関係というものは自分がどれだけ滅私奉公しようが世間的基準で正しく努力しようがそれがそのまま互いの関係値に反映されるわけではない。ということが往々にしてある。理不尽に思えるし、そもそも自分の努力は世間的には正しくても二人の関係を良好に保つのには適切ではなかったのかもしれない。
そういう難しさをありありと見せつけられたように感じた。身に覚えがある話だから泉の肩を持ってしまうのだろうか、いや、いや!否!それを差っ引いてもこの男大嫌いだ……。何だ社内結婚社内不倫ってイカれてんのかこいつ……。
思いやりとは、正しさとは何なのか。殴りつけられながら考えさせられるような作品だった。
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自分の理想を実現したい気持ちはわかるな。
でも、そんなことは滅多に実現しないんだよね。
で、その時になってから、もうもとには戻らない事を痛感するんだよね。
そうは知りつつ、適切な折り合いがつけられないのが人生って事ですかね。
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ロジカル調理というものを知ることができてよかったけど、胃袋を掴め型の人はなんか違うなと思う。食は大事だが比重を置きすぎ。
好きなものが同じよりも、いやなことが同じ人同士の方が一緒にいて楽だし。
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僕だったら泉さんは最高の二人になれるような気がする。食って大事だし合う合わないあるしね。
胃袋掴まれると男は弱いのよね。
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料理を媒介にして結婚した男女の、早すぎる破局を描いた作品。うーん、なんというか、2人の言動がまったく理解できないまま読了した。仕事も、家庭も、出来る妻を“演じる”泉には違和感しかない。言いなりだったはずの夫・旺介が起こした“謀反”も、本当の理由は明かされないままだ。当事者たちはわかっているのかというと、お互いに話を逸らしたり逃げたりするだけで向かい合おうとしない。結局、この2人は何がしたかったの? ストレスだけが残る読書だった。
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56落ち着いた文章でストーリーもよくわかる。美味しいお話しなのにすごく寂しいお話しでしたね。子供のままの大人が増えているのかな。
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読み進めるのが苦しくなる話だった。
夫のために、良かれと思って食事に一つも二つも工夫を凝らす妻。初めの方は、妻もやりすぎだなとは思うけど、捨てるほど?家に帰りたくなくなるほど?と夫の行動が不思議だった。
しかし、帰り道に何か食べてきたのではないかとキスして夫の口の中の風味(?)を確かめる妻の姿は、なかなか恐怖だった。
だからといって、職場の女の子と浮気しなくてもいいのに…。しかも最後の最後は、その女の子は二人と全然関係ない男性と結婚して寿退社するって。えー!となった。
一番ショックだったのは、最後の夫への復讐として、美味しい料理を作って、あえて既製品のようにカモフラージュして夫に食べさせ、実は妻の手作りだったと気づかせるシーン。気づいた瞬間、夫が食べられなくなる…そんなに?という衝撃。
主人公二人が職場結婚で、自分と重ね合わせて読んでしまうところがあって、話にのめり込んでしまった。面白かったし考えさせられたけど、苦しかったから星3。
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一生懸命作った料理をこっそり捨てるとか、相手の好物に嫌いなものをこっそり細工するとか...ミスター味っ子のオマージュ?もうこの物語は「味覚の不一致」という問題ではないような。性格の不一致だろう。ヘルシー料理を頑張る妻。野菜嫌い・ファミレス味が大好きな夫。新婚なのに食卓ですれ違いばかりの夫婦の行く末とは。夫も悪いけど、私は押しつけがましく、執念深く、小賢しい妻に嫌悪感。「家族」の形に拘り過ぎて息苦しい。いい年した大人の味覚をガラッと変えるのは困難だろう。私の夫も毎日おはぎを食べる謎習慣があるが放置している。
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新婚さんの楽しい食卓の話と思いきや、
読み進めるうちに少しのズレが出てきて嫌な予感しかしなくなった。
お互いの思いやりが小さなすれ違いを生み、
途中から読むのが辛くなるぐらい悲しくなって…
夫婦、または家族の食卓の理想って何だろう?と
思わず考えてしまうストーリー。
主婦にとっては共感する部分が多いと思う。
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夫の健康管理のために一生懸命ごはんを作る妻と、もっと濃い味のジャンクなものが大好きな夫。愛し合って結婚したのに、食の相性の悪さからどんどんすれ違っていくお話。
もっと軽いお話かと思ったら、わりとシリアスな物語で「こんなこと、本当にありそう」と思う。夫の健康が気になる妻の気持ちがよくわかる、わかるけど夫の苦しい気持ちもわかる。「家での食事って大事なんだなぁ」と改めて思う。
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偏食は偏食で大変なんだけど、結局はなんでも美味しく食べられるバカ舌の方が幸福度は高いんじゃないかなと思った。
盲目的に理想の食卓を追い求めようとして、食事だけは理想なのに人間たちはどんどん関係悪化していく。でも理想の食卓って、結局は育ってきた家庭によりけりだから、具体像のない概念みたいなものなのかな。。
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食卓といえば、向き合う人のいる温かな家庭を思い浮かべるのだが…。
これは、読み進めるほど辛くなっていく。
苦しくなっていく。
何故か胸の締め付けられるような…。
とにかくしんどいのだ。
しかし、どうなるのか確認せずにはいられない…
心理戦、まさに心理戦だった。
どちらの味方⁇と聞かれても…難しい。
夫の体調を管理するべく、完璧な料理を朝晩作り続ける妻。
だんだんとその料理を口にするのも苦痛になってくる夫。
食べ物に関することは、大事なことだが
何事もほどほど、とか良い塩梅というのもあって然りで…。
自分が思うにジャンクなものほど美味しく感じたりもするし、あっさり茶漬けでもいいし。
とにかく執着もなければこだわりもないので、手抜き料理もしばしばある。
以前、同僚から「食」という文字は人を良くするって書くやん、だから大切やでって言ってたけどその人の持参してたお弁当は、白ごはんの上に鰯の甘露煮がのってた。種類は無いが栄養はある。
ただイベントの時、みんなのお昼ごはんをまとめて買って来てくれたのが、デパ地下の一口サイズのおにぎりやサンドイッチなどでサッとつまめて見栄え良く種類も豊富でサイコーに美味しい品々だった。
誰にとってもちょうど良い食事ってのはなかなか難しいのかもしれない。