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この本は読み切る本ではないと感じる。読んでいると様々な人と出会い会話し、価値観の共有をしたような錯覚に陥ります。
欲をいうともう少しエンディングを盛り上げて…なんてことを言いたくなるが劇的であるものを欲求しすぎる姿勢はいけませんね。
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不条理がいっぱいだけれど、希望がある。これを読んでも凹まなかったのは、希望が見出せるから。今の村上作品には、絶望かあからさまな希望しかない気がする…。
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全体を通してだが、満州やノモンハン、シベリアについては、何らかの機会があれば、文献を読んでみたくなった。やはり、バットで殴り殺すシーンは圧巻(第1部の皮剥ぎは読み返してもすっとばしてしまう・・・)。25
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長い。も〜ひたすら長い!まるで短編集をひとつの題のもとにまとめてしまったかのように、それはそれはいろんな話が出てくる。読み始めて止まらずに、数週間もの間、恐怖と幻想と妄想で頭の中がもわんもわんになってた自分を思い出す。猫を飼いたくなる。スパゲッティゆでながら電話を待ちたくなる。住んでいる街の裏路地を歩きたくなる。誰かの帰りをただただ待ちたくなる。
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文章中にみえる春樹・龍両者の読んできた本。
聴いてきた音楽。
これらに影響を受けている人は少なくないはずだ
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いよいよ完結編。謎は結局謎のまま…。シナモンがすごい好き。なんか勝手に美形なイメージ。。。。
ラスト近くになると、心臓どきどきします。
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ねじまり鳥は春樹の才能が最大限に生かされている気がします。文章のまとまりはなく、登場人物も途中で消えたりするけど、皆出てくる人が超魅力的。加納マルタとかシナモンとか間宮中尉とか大好き。すごくどきどきしながら読んだ。
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ついにゴール。長くは感じなかった。流れるままに流されて読み進められた。特に笠原メイが好きです。その名前の語感というかなんというか、そこらへんも含めて。自分は自分の何をわかっているのか。自分は自分をどのくらいわかっているのか。ましてや他人に対しては。。そもそも「わかる」とはどういうことなのか。僕は僕だけど、僕じゃないよ。ふと思ったのは、何故、村上春樹作品をこれほど多くの人が好むのか、ということ。それほど大衆向けとは思えない。。しかし、大衆うけがよい。人々は村上春樹作品から何を感じているのだろうか。はたしてあたしが感じているものと同質のものなのだろうか。素朴な疑問。(05/12/28)
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最後のほうが読むのをやめられなくなってしまった。
でもいまいち理解出来てない。なんでメイの手紙読んでないの?もっかい読み込まないと。
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「君を連れて帰る」という言葉が非常に印象的です。
その場面に出会うために何度も1巻から読み直してしまいます。
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いろいろな話があって
まあ摩訶不思議っていうか
なんとなくわかるっていうか
間違いなく心は揺さぶられる。
動物の虐殺、皮剥ぎボリス等テンションが変な感じになる話もあったけど、
最後はいい感じで終わってて、読後感はよかった。
牛川のぶっちゃけ感。シナモン・笠原メイの透明感が秀逸。
笠原メイの考え方はとても好き。
「涙の影だってくっきりと見えました。ねじまき鳥さんは涙の影を見たことがありますか?」
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なんとか読了。読み終わって感じるんだけど、何気に物語の世界に入っている自分を見つけたりする不思議な作品。この辺が、村上春樹の人気の所以かな?物語の中身は、なんだかぼやけていて掴めなかった。読み込みが足りない所為かも知れないけど…。結局、なんだったんだろうなぁ…と。文章表現がどうも僕の感覚とマッチしてないのが原因か?この辺は嗜好の差によるものだよね。
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長大な年代記の終章。僕は救われたのだろうか。妻を救う事は出来たのだろうか。もっと酷い事にも成り得ただろうが、彼は最善を尽くしただろうか。訪れた結末は最善だったのだろうか。
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すごくいろいろ考えさせられながら読みました。諦めたり、逃げたりは簡単だけど、信じて人のために行動する!
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二つ目のテーマを上げるとしたら、「苦痛」か「意識の娼婦」なのか。
それにしても登場人物をまとめると面白い。
僕(岡田亨)。クミコ(岡田久美子)。笠原メイ。加納マルタ。加納クレタ。綿谷のぼる(久美子の兄)・ワタヤノボル=サワラ(しっぽのまがった猫)。ナツメグ。シナモン。牛河。間宮中尉。本田さん。顔のない男。電話の謎の女。
登場人物のキャラクターが個性を持ちすぎているのがこの物語の面白いところ。主要な人物で一番すきなのは、やっぱり笠原メイかなぁと思います。手紙の内容で、恋しているなぁと思います。
クミコを愛し続けて、信頼し続けて本当によかったと思う。
失踪した妻を捜し求める邪悪なものとの闘い。
「僕の戦い振り」に感動しました。
生きるヒントを得た気がする。
皆さん読んでみてはいかがでしょうか?