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紙の本
異端審問
2021/06/20 01:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中世ヨーロッパで行われた異端審問について、そもそも「異端」とは何か、どのように始まり、どう理論付けられ、規則が決まっていったのか、どのように執行、受容、もしくは抵抗されたのか、本書ではドイツ、フランス、スペインの事例を中心に、資料を元に記述している。解説もついていて、とても分かりやすいが、中世ヨーロッパの基本的な知識(十分の一税や国王とローマ教皇の関係など)もある程度あったほうがいいかもしれない。
紙の本
13世紀から14世紀の異端審問の成立と制度的確立の経緯を詳細に解説した興味深い書です!
2021/03/01 12:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、フランス中世史を専門に研究されている渡邊昌美氏の作品です。同氏は、『異端カタリ派の研究』、『中世の奇蹟と幻想』、『フランス中世史夜話』といった興味深い作品を発表されていることでも知られています。同書は、13世紀から14世紀における異端審問の成立と制度的確立の経緯を関連するすべての種類の史料を博引旁証しながら描き切った労作です。「ヨーロッパ中世」という私たち日本人にはどこか掴みどころのない、でも、それでいて魅惑的な個性を放つ時代の雰囲気を初学者に感得させると同時に、このテーマに興味を持つ専門家にとってもいまだ探求のヒントを数多く掘り出すことのできる一冊となっています。ぜひ、一度手に取ってみてください。
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