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すっごい物語に入り込めて読めた。
不登校までとはいかないが、こころと同じように他人の目を気にしたり、そういった恐怖感を味わったことがあるからこそ気持ちがわかるような気がして面白かった。
最後の方の7人の共通点がわかった時は、マジか!ってなってしまった。下巻が楽しみ。
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久しぶりのファンタジー小説。
読むのに時間と余裕がいるかな…と敬遠していたけれど、なんてことはなかった。
あっという間に、私はお城の中にいた。
きっとみんな一度は考える。
何か不思議な力で不思議な世界に誘われて、特別なことが起こるということを。
現実が辛ければ、苦しければ、逃げ出したければ、なおさら。
学校生活を私がそれなりに楽しく送ることができたのは、たまたまだ。運が良かったのだ。
そう本気で思うほどに、今や学校という場所は怖い。
ほんの少しこじれただけで、世界が終わるんじゃないかと思うくらい。
だから、助け合えたら嬉しい。
外の世界でも、どうか助け合えますように。
心からそう願って下巻に手を伸ばした。
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はじめからグイッと話に引き込まれて、夢中で読んだ。面白い。
クラスメイトからの仕打ちにはすごく嫌な気分になるが、その嫌な気分も含めて、感情移入する感覚が半端ない。不登校の子どもの心を本当にリアルに描いている。
あっという間に上巻を読んでしまい、続きが楽しみ。
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デビュー作の「冷たい校舎の時は止まる」に匹敵する力作(作者の熱量を感じる作品)ではないでしょうか?
加えて、デビュー当時よりも作家としての力量もあがっているため、とてもよくまとまっています。
本屋大賞受賞も納得です。
過去の辻村作品の特性から、ストーリー中の謎解きのヒントとなるアイテム・キーワードを拾いながら読み進めましたが、幾層にも重なった謎のうち、解けたのは一部でした。
(わかったのは、時間の違い と ある子と別の子が現実世界で遭遇している点ぐらいかな…)
「冷たい校舎…」の登場人物について、
後に「ロードムービー」、「光待つ場所へ」などのスピンオフ作品が書かれたように、
本作品の登場人物のその後も書いてもらいたいです。
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イライラしながらも、どんどんこの本の世界にのめり込んでいきました。
子供達の葛藤とか、親の気持ちとか、複雑に絡み合うのを表現するのがすごく上手い。
そして何より字が大きくて読みやすかった(笑)
(下)が気になるっ!
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書店に行ったら平積されていたので買った。
数年前に色んな賞を貰っていた気がして読んでみたいなぁと思っていた。
辻村深月さんの本は『ツナグ』『氷のくじら』を読んだことがあり興味があった。
本作は物語に重力がある。
学校に行けない子供達は何故学校に行けないのか?
それは、どんな秘密なのか?
かがみの孤城ってなんなのか?
オオカミ様は何?
七人の子供の間に繋がっていく絆の行方は?
オオカミの遠吠えはチェーホフの銃?
物語の仕掛け・・・?
いずれにしても下巻が楽しみです!
学校に行けなくなった主人公の『こころ』は中学一年生。ある日、自分の部屋にいると姿見の鏡が光りだして触れてみると鏡の世界に引き摺り込まれる?
そこにはオオカミの頭を持つ少女と城のような建物が!?
『こころ』と同じような境遇の子供達が七人が集められ、城に隠された鍵と部屋を見つければ、どんな願いも叶うとオオカミの少女に告げられる?
信じられるのは誰か?人を欺き誰の手に鍵が渡るのか!そして、願いを叶える代償は・・・
そんな殺伐とした物語ではありません。
少し不思議な物語・・・
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読んでいてちょっと辛くなる状況を構築しつつ,なるべく現実ではなく鏡の向こう側の世界を中心に物語の布石が打たれていく.少しずつ変化する心の距離を丁寧な筆致で描き,後半につなげる.
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中学生のこころは不登校になっていた。ある日自宅の鏡が光り「孤城」の世界に入る。そこでこころと同じ、不登校の中学生6人と出会う。鏡の世界の1年間の物語。
トリックには早い段階から気付いていたものの、物語の行く先が気になって一気読みだった。作者の代表作『冷たい校舎』も大好きな作品だが、あれから作家としてキャリアを重ね、思春期の男女の心の痛みはそのままに、エンタテインメント作品として洗練されていた。間違いなく作者の代表作の一つになるだろう。
作者は私と同世代だから、今「不登校」と言われている現象が「登校拒否」と呼ばれていた時代も知っているだろう。だからこそ書けた物語だと思う。言葉は変わっても、学校というシステムは変わらず、そして、学校に行けない子が未来に亘って存在することに暗澹たる気持ちにならなくはない。しかし、人を傷つけるのは人かもしれないが、人を救うのも人だという、残酷に思えるようなメッセージが込められているように感じた。周りの大人は敵に見えるかもしれないしそれを否定できないのも悲しい現実だが、それでもどこかに味方はいるし、大人もかつては悩み、苦しんだ子どもだったということを思い出したい。
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最初はどうなるのかな、と探り探り読んでいたけれど、途中から読むのが止まらない。とても読みやすいため本屋大賞も納得です。クラスメイトのいじめによって主人公が苦しさや恐怖を覚えるシーンは、怒りのあまり読むのがもう止まらない止まらない……。はじめは冷たい印象のあった母親も、一生懸命向き合おうとしているのだと分かると胸が苦しくなった。下巻も早速読みます。
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待ちに待った文庫化!字の大きさにびっくり(笑)
学校に行けない中学生たちが、望みをかなえる鍵を探してお城の中を探索する物語。期限は1年。3月まで。上巻では12月の2学期が終わった。。
こころのお母さんが、ちゃんとこころの味方でいてくれる人で良かった。フリースクールの先生のおかげかな。。。
個人的に気になるのはスバル。両親がいなくて、やんちゃな兄。もちろんリオンがなぜハワイの学校に追いやられたのかも。。。そして、3学期、みんなは学校に集まることができるのか。そして鍵やら、みんなの記憶やら行方は!?
下巻へ!
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不登校の生徒たちが、ある場所に集い、互いに信頼関係を築いていく。徐々に明らかになるみんなバックグラウンド。これからみんなが向かう先、どのような結論に至るのか楽しみ。
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イライラしたりハラハラしたり、気持ちが動く。
読んでいてちょいちょい苦しくなるのは、描写がリアルだから。展開のたびのつなぎ方の上手さとか、さすが辻村深月だなーと思う。
言いたいのに自分の気持ちを口にしない、できない、いろいろ伝わるけどイライラする。
言葉に出していない部分で責められてるように感じる場面もリアル…
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中学生の子達が鏡を通して異空間?の城に集められるっていうファンタジーな設定ではあるけれど心情や現実での出来事がリアルだと思った。
特に主人公のこころは大人しめの女の子という所が自分とは同じで、考え方が似ているな〜と何回か思った。
皆それぞれ辛い過去や悩みを抱えていて、徐々に打ち解けていくのがすごく嬉しかった。
下巻ではどのような展開になっていくのかとても楽しみ。早く購入しよう
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話題だなとおもって中身を開くことなく手に取りました。最近読んでいた本よりも字が大きくて、中学生の主人公だし、わりと子ども向けの本だったのかな?と思いました。すこし気分ものらないで読み進めていたら、主人公の心理描写が大人のわたしにもひしひしと伝わって同じ苦しさを感じるような。ページをどんどんめくっていって。ものがたりの続きが気になって読むのが楽しくて。登場人物の個性も考え方なんかも際立っていて覚えやすかったです。
続きが気になって仕方がありません!!!どうか子供たちが苦しい思いをしませんように。書店に急がねば。
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鏡をくぐり抜けた先にある城
そこに集められたのは、7名の中学生
それぞれが居場所を亡くし、生きづらさを感じている似た境遇にある。
城の中にある鍵を見つけ、願いの部屋を開けると願いがかなうという。
狼面の少女はだれなのか?この城はどこにあるのか?
なぜこの7名が集められたのか?
鍵はどこに、願いの部屋はどこにあるのか?
謎はまだ明らかにならない。