- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
渦巻きは一つの糸なのかもしれない。
2022/04/11 19:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本で青山美智子さんの本は、制覇したかな。
というわけで、やっと読めた本です。
鎌倉を舞台に、ふと気がつくと見知らぬ場所に居て。
「鎌倉うずまき案内所」と書かれた地下にたどり着くと、
そこには、双子のおじいさん二人と、アンモナイトがいて。
はぐれてしまった人達を案内するヒントをくれる。
道にはぐれるというよりかは、人生という道からはぐれてしまった人達の物語です。
青山美智子ワールドには、もう散々やられてきましたので、今回は慎重に読み進め、また戻って、この人がこの人と繋がっていく…と、順調に進めていきましたが…
やられました!!
黒祖ロイド!!そう来たか!!
人魚さんとの会話も良かったですね。
"「違うよ、文太さん。何かを残すためじゃなくて、この一瞬一瞬を生きるために、私たちは生まれてきたんだよ。生きるために生きるんだよ」"
やっぱり青山さんの本はどれも心が温かくなります。
今回は、時間を遡って行くお話でしたので、私が生まれる前の出来事もありましたが、いつの時代も人と人との関わりは変わらず、複雑であったり、もしかしたら、私たちが勝手に複雑にしているだけで、それこそ一本の糸が渦を巻いているだけなのかもしれませんね。
紙の本
鎌倉に行きたくなります
2022/02/22 19:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岸谷 - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名通り鎌倉を舞台にしたオムニバス形式の小説。
初めて青山さんの作品を読みましたが、爽やかな読了感はまさしく鎌倉の海のよう。そして何より、鎌倉に行って私もこんな体験をしたい!!と強く思いました。
この方の別の作品も、読んでみたいです。
紙の本
時代のうずまき
2021/06/04 17:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:E司書 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間誰しもが持つ悩みや後悔。そんな悩み解消のヒントを案内してくれる「鎌倉うずまき案内所」。そこには双子の案内人がいて「はぐれましたか」と優しく迎えてくれ、アンモナイトの所長が解消のヒントを教えてくれる。迷い込んだ6名の主人公はそれぞれのヒントで強くなっていく。6篇の物語は年代が違えど渦巻き状に繋がり展開される。
著者の他作品と類似する展開も歪めないが6つの短編が最後に繋がっていることに気づいたとき思わず見事と言いたくなる作品。
紙の本
うずまきは、エネルギー
2024/04/28 09:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
太巻き、ソフトクリームなど渦巻き状の食べ物が出てきて、食べたくなりました。「うずまきはエネルギー」という登場人物の言葉がありましたが、エネルギーがもらえそうです。
最後に少しづつ繋がっていたことがわかる短編集で、平成という時代がもう懐かしい事にも驚きつつ、楽しんで読めました。
紙の本
さかのぼって
2024/02/13 11:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっとずつ過去に遡って、話が展開していく。
それに伴って、登場人物が過去に渡ってリンクしていく。
過去から未来へと行ったほうが、読むのは簡単だったかな。
紙の本
悩みもぐるぐると。
2023/10/15 21:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫苑 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぐるぐる考えてしまうことがある。それぞれ収録されている物語、人生は違うものだけど、なんとなく共感できたり想像できたりするお話ばかりで。時々、エピソードや経験に刺さるものがある。でもストンと心に落ちる。それが青山先生のお話の温かく感じるところ。きっと少しだけ、明日を頑張って踏み出してみようと思える作品たち。