紙の本
考えさせられました
2020/11/28 14:18
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
すれ違うと思わず二度目するような見た目をされている方々についてクローズアップした著書です。
当事者になる方々が7人紹介されており、それぞれ手記を書いていらっしゃいます。自身の見た目に対する周りの人の反応が、当事者それぞれで受け止め方が違うのが分かったのが、勉強になりました。
オビにもありますが、「人は見た目じゃないよ」と「きれいごと」を言っても、余計当事者を悲しませることもあるわけです。見た目問題を改めて考えさせる1冊です。
(文章表現が直接過ぎて、申し訳ありません)
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“見た目”に特徴を持った人へのインタビュー。
見た目問題に“当事者”はどう向き合ってきたか。
深く悩みの穴に落ち込んでいたときのこと、そして“今”を語る。
著者の活動と関わってきた人たちへの思いも。
まわりの友人、親、兄妹、教師、第三者についても。
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思春期にさしかかり、自分自身について考え始める時期に、様々な人間がいることを知り、視野を広げてほしい。
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平易な文章。見た目の問題を抱えた当事者や家族、友人、関係者、教師、いじめまで、様々に実在の人達のインタビューを原稿としている。テレビで「バリバラ」(発達障害)は見た事が有ったが、見た目問題の番組は知らなかった。今回、文字ベースででも読むことが出来て良かったと感じた。
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多様な社会を生きていく上での参考していきたいと思う。
はじめにの「わたしは気にしていません」になぜ「がっかり」するのかの答えは導き出せなかった、、、
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外川さんには『顔ニモマケズ』という著書もあるので、そちらと違うのか、同じような内容をYA向けに書いただけなのか、と思いながら読んだが、随分違う。
前半は当事者の体験が書かれていて、ここは『顔ニモマケズ』と似ているが、当事者は顔を出していない。体験も『顔ニモマケズ』と比べればソフトで、子どもにも読みやすい。
この本がとても良かったのは、後半。外見に悩みを持つ人は意外に多いとはいえ、やはりそれ以外の人が圧倒的に多いわけで、当事者の人にどんなふるまいをしたらいいのか、当事者はどんなことに傷付いたのかが具体的に書いてあることは、とてもありがたい。
今問題なくても、事故や怪我で自分や親しい人が当事者になる可能性はもちろんあるし、今近くにいなくても、偶然出会うこともある。
教師や医療従事者となって出会うこともあるかもしれないし、将来生まれる自分の子どもがそうかもしれない。
それに見た目に関係なくいじめ(パワハラ、モラハラ含む)の問題はいつも認識しておきたい。
親が、ずっと子どものことを心配しても、結婚や就職をしたとたん、その問題が「終わった」と思ってしまうとか、あるあるだと思う。本人にとっては終わりじゃないのに。職場でいじめを受けることもあるし、子どもが生まれれば、子どもの友達やその親からどう思われるか(自分の見た目のせいで子どもがいじめられないか)が気になる。
子どもの運動会や卒業式などに、行きたいけど一度も行っていないという人もいて、胸が痛い。
だから、この本が必要。
私たち一人一人が普通に対応できれば、当事者の人たちが、そんなことを考えたり行動したりせずに済むじゃないか。
クラスで外見をいじられても「自分はこんな顔をしているのだから、ひどいことを言われても仕方がない。仲良くしてもらうために必要なコミュニケーションだ」(P181)と思っていたが、担任がひどいことを言った子どもをちゃんと叱って、そのあと何度も世の中のさまざまな困難を抱える人のことを折に触れ取り上げてくれたことで、随分楽になったというような話も載っていて、教育者にも是非読んでほしい。
残念ながら、医師や教育者でもこんなひどいことを言うんだという例も載っている。
教え子や患者の心を傷付けようと思ってやったわけではないだろうが、だからこそこの本を読んで考えておいてほしい。
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自分の視野が広がった。
LG B Tを知った時と同じ感覚。
私はいろんな人のことを理解した気でいたが、そんなことはなくて、、、もっといろんな人のことを知っていきたいと思った。