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鬼役7巻。
天保通宝の鋳型を狙う悪党。
理由は偽銭を作るために、ありとあらゆる場所から盗みを働くものに
成敗!という感じの流れだけれども。
梔子の香りとさるすべりが絡んで、なんとも風流…かと思いきや
実は何とも悲しい事実があるわけで。
刺客が色んな場面で出てくるのも、また今回の見所かなぁと。
おせんの切ない気持ちがなんとも痛い。ツンデレなのかしら…
なにはともあれ7巻も矢背さん、クッソかっこいい。
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新銭の天保通貨 量目は五匁五分、1枚で百文の価値。
8割が銅、2割は鉛と錫で、3000マン枚鋳造で、勘定方へ30万両が利益となる。
そして、両替商が、利を得ることに、、、
いつも通りの、橘が蔵人介ヘ理由の如何を問わず、命令下し、従う事になって行く。
息子 鐵太郎は、志乃から、剣術指南を受けているのだが、九つが、終わって、十になったら、素養を身につけないといけない。と、この本でも書かれているが、私も、この言葉を、子供たちへ、教えたことがある。
今の子供も、しっかりしている。
しっかりしていないのは、何も会得せずに年を重ねた私だけであると、またもやこの本を読んで痛感している。
秋山左門丞が、正義を貫くために死ぬとわかっているのに夫を送り出す妻女、長男の死も、心が痛む。
激しい出世争いの中、人の善意が報われないことも、、、
金さえあれば、人は靡いて、足元に平伏する時代、どんな悪者も輝く小判だけしか信用をしないという世知辛い社会。
狐と狸の化かし合いで、悪知恵に勝る方が生き残ることに、むなしさを感じる。
しかし、絶対絶命かと思われた蔵人介が、筧との闘いで、腹に巻いた銅板を仕込んでいたのには、流石、、、と、つい、蔵人介の方へ応援してしまった。
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鬼役、最新刊は三十一
先は長い、飽きずに最新刊まで読めるだろうか。
固定の登場人物以外に人間味あふれる善人と憎まれる悪人が毎回登場し、鬼役が退治する。
暫くは読み続けることができそうだ。
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はい。よかったです。
前回、養母志乃さまの出番が少ないというか、かっこいい姿をみることができなくて、少々がっかりでしたが、今回、後半に出てきましたよ。
志乃のあっぱれな立ち回りが。 これでないと個人的にこの本を読む意味がないくらいはまっております。