紙の本
冒頭から息つく暇もないスリリングな展開。
2021/09/30 09:15
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭から息つく暇もないスリリングな展開。その後も謎解きと活劇がほど良い感覚で展開され息つく暇なし。しかも歴史的・組織的・地理的スケールが実に大きい。常に先回りされることから内通者がいることは確かなのだが、その正体が掴めないもどかしさ。初めは神話の謎を解きながら展開していくが、やがてその謎は紀元前に遡る古代科学技術の世界に行き着く。そこは原子力を動力源にしたとおぼしき青銅製のロボット群が自由自在に動き回る世界なのだから驚天動地。著者得意の事実としての科学的知見を軸に据えると言った意味では少々物足りないが、神話を大胆に飛躍させたフィクションと割り切れば十二分の面白さがあり、適度に織り込まれる活劇で物語としての躍動感も素晴らしい。相変わらずセイチャンは格好良い。まだまだこのシリーズいけますね。
紙の本
タルタロスの目覚め 下
2021/05/15 09:16
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代兵器と現代兵器との戦とコワルスキー、マリア、セイチャン、グレーの恋愛の悩みをうまく作品の中に描けていると思いました。タルタロスの青銅魔人が強すぎるように思いましたが、冒険とロマンという点では満喫することができました。来年の16作目が楽しみです。
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タルタロスの謎を追って、グレイとセイチャンが活躍する物語、下巻読了。
コワルスキも大活躍。しばし日常を忘れて楽しむ冒険活劇。楽しかった。
後半の活劇は迫力があったが、科学的視点ではいまいちピンと来ていない部分もあり、星が一つ減。
このシリーズでは、最後に著者が参考にした文献を紹介してくれる。今回の参考図書では、興味を引く翻訳本は無かった。残念。
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ヘラクレス タルタロス プロメテウス
古代にあって今は失われた物や技術を持ち出すことが今の世界を損なうことになるなら、それを持ち出すことはいけないと大きな声で言おう。エレナの父の不気味な警告を認めるのは嫌だから
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シリーズ15作目。相変わらず安定的に面白い。作者のテーマ設定の旨さにいつも驚かされる。今回のテーマは、ホメロスの抒情詩『オデュッセイア』と『イリアス』。古代ギリシアのミケーネ、エジプト、ヒッタイトという三代青銅器文明が忽然と歴史から消えたのは、第三者(国)が三つの国(文明)を攻め滅ぼしたからだという説があることを初めて知った。本作ではその国は驚くべき高い技術を持ち、新しいエネルギーをも持っていたされ、終末思想に犯された狂信者集団が世界に終末をもたらすために、その技術を手に入れようとする。 コワルスキに幸せが訪れたのに、彼が病に犯されているというシーンで終わる。コワルスキはどうなるのか、次作への興味が沸いた。
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毎度ながらおもしろかった。
ギリシャ神話はいじりがいがあるなあ。
コワルスキが!シリーズ随一のお笑い担当が!ヤだよぅ~!がんばれ、いつものキミのむちゃくちゃな展開でフラグなんてぶっ飛ばせ!!
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相変わらず最後までテンポよく読めた。
ただ、今回はいつもに比べて少し終わり方があっさりな印象。
やっぱりコワルスキは今後いなくなる?
結構いいキャラだと思うし、最近はモンクなんかより(ペインターよりも)登場が多いと思うのだが。
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仲間の窮地を救うために 放射能の水に入ったコワルスキー
コワルスキーはシグマのレギュラーなのに 事件が解決したあと 余命2年の診断書
このまま 死んでしまうのか!?
次の作品になったら わかるのかな?
死なせて欲しくない 私の好きな人物です。
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私の好きな登場人物、ジョン・コワルスキがっ!
シグマフォースシリーズは今作で15作目(ナンバーは14だが0からあるので15作目)となるが、好きで読み続けているにも関わらず、主人公にはあまり思い入れがない。その代わり、シュワちゃんを彷彿とさせる脇役のコワルスキが気に入っている。
なのにっ!
ネタバレになるのでこれ以上は書けないが、コワルスキファンとしては彼の勇気に感動すると共に、最後の最後に悲しみに打ちのめされた。
脳死状態のキャットでさえ助かったのに、まさか!これはやめてよ!という感じ。とはいえ、死んだわけではないのだが、一応元気なのだが、これ以上は言いたいけど言えない。
ともあれ、次の作品にコワルスキが登場するのかしないのか、そこが問題だ。ドキドキしながら刊行を待つ。