電子書籍
☆化学探偵☆
2024/05/09 23:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回の物語は、姉妹都市協定を結ぶマイセン王国の王子が四宮大学へ視察にやって来たことから始まる。当初の目的は、化学技術の視察と、それに触発されて自らも実験をやってみたいという要求に落ち着くかと思われたのだが・・・ 実は、これには、隠された目的が・・・
一方、舞衣のもとに研究施設を無断使用した学生の情報が入る。調査すると、この学生は、過去に大麻所持で逮捕された沖野の元同級生の手伝いをしているようで・・・
今回は長編ということもあってか、ゴリゴリの化学推理とはならなかった。
寧ろ、沖野や舞衣に訪れる身辺の変化も1つの読みどころであった。
化学推理篇では、学生のドラッグの闇と背後に隠れる沖野の元同級生との知力戦が少しあるのだが、マイセン王国の王子に舞衣がプロポーズされる一件や、沖野もマイセン王国に海外の科学研究所にスカウトされる場面がある等、主要キャラの気持ちにも焦点を当てた作品となっていた。
ミステリ作品に分類されるのだが、たまには、今作のような控えめなミステリもいいものだと思った。
(次は、ゴリゴリの化学ミステリも期待してしまうが・・・)
紙の本
☆化学探偵☆
2024/05/09 23:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回の物語は、姉妹都市協定を結ぶマイセン王国の王子が四宮大学へ視察にやって来たことから始まる。当初の目的は、化学技術の視察と、それに触発されて自らも実験をやってみたいという要求に落ち着くかと思われたのだが・・・ 実は、これには、隠された目的が・・・
一方、舞衣のもとに研究施設を無断使用した学生の情報が入る。調査すると、この学生は、過去に大麻所持で逮捕された沖野の元同級生の手伝いをしているようで・・・
今回は長編ということもあってか、ゴリゴリの化学推理とはならなかった。
寧ろ、沖野や舞衣に訪れる身辺の変化も1つの読みどころであった。
化学推理篇では、学生のドラッグの闇と背後に隠れる沖野の元同級生との知力戦が少しあるのだが、マイセン王国の王子に舞衣がプロポーズされる一件や、沖野もマイセン王国に海外の科学研究所にスカウトされる場面がある等、主要キャラの気持ちにも焦点を当てた作品となっていた。
ミステリ作品に分類されるのだが、たまには、今作のような控えめなミステリもいいものだと思った。
(次は、ゴリゴリの化学ミステリも期待してしまうが・・・)
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毎回沖野と舞衣の微妙な関係がヤキモキですが、どんどん舞衣の成長が著しく、誇りを持って庶務課の仕事をこなしているのは良い傾向ですね。
そして、沖野にビッグチャンスが訪れるも、沖野らしき断りの仕方が格好良いです。舞衣の事も気にはなるんだろうけど、そこら辺そろそろ距離を縮めて欲しい所です。
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小国の王子に舞衣がプロポーズされた!? 一方、沖野も海外の科学研究所にスカウトされて……。第十弾は波乱ずくめの長編作! 文庫書き下ろし。
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四宮を訪れた小国の王子が、良くも悪くも舞依や沖野のかき回すお話。王子はとても好感の持てるキャラですが、王族なりの強引さというか、目的に真っすぐなところがあり、その影響力もあって周囲を巻き込みますね。
最終的に雨降って地固まるという感じ。
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姉妹都市協定を結ぶマイセン王国の王子が、四宮大学へ視察にやってきた。実はこれには、隠された目的が……。一方、舞衣の元には研究施設を無断使用した学生の情報が入る。調査するとこの学生は、過去に大麻所持で逮捕された沖野の元同級生の手伝いをしていたとわかり……?
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このシリーズも遂に10冊目。今回は化学で謎を解く要素はそのままに、より人間模様がフォーカスされてて沖野と舞衣の仲も深まってるの感じた。
化学詳しくなくても読める化学小説でおすすめ。
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早いものでシリーズも10作目。今回は長編でしたが、個人的にはマイセン王国の話は要らなかった。舞と沖野先生が絡むシーンも少なめでしたし。自作に期待したいと思います。
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シリーズ物の10? まあいいかと読んでみる
沖野センセイはまだよくわからない人だけど、七瀬さんのはっきりしてる所が好きです。仕事の意義について構えすぎてる感じは少しあるけどね。
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王子が来日。何事!?と思った。王子の研究から始まり、スカウト、求婚と振り回されながら同時に進行する入江と袖崎の問題。なんだかんだ、舞衣のポジティブなところにみんなが影響を受けていて良い方向に進んでいくことに好感が持てる。個人的に、国島が出てくる場面は特に読んでいて楽しいのでもっと出てほしい。
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推理の余地はほぼなく、真相に必要なデータは外部から提供という形で、今回はミステリ風味は薄い。マイセン王国の王子を触媒にして、舞衣と沖野の関係が少し変わるかな、という恋愛テーマの巻。
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四宮大学に某国の王子がやってきた。
沖野の指導の元でしばらく研究をすることになるが…。
沖野の引き抜き、舞衣へのプロポーズなど、怒濤の展開の最新刊。
〇某小学生探偵の映画版ぽい雰囲気だった・笑
今回はミステリーよりも、じれじれ恋愛小説ぽい。今後、進展していくのかな?
ずっと巻数を追いかけて読んでいたつもりだが、途中を抜かして読んでいるような…、ストーリー中のエピソードに覚えのないものが。確認しなくては。
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麻衣も沖野センセも、お互いを大事に思いつつ、優先順位は全く見失わない。でも二人を見てるとそういう関係もいいなぁと思うのです。
入江くんはきっと立派な大人になるよ。
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四宮市と姉妹都市協定を結ぶマイセン王国。この国の王子が四宮大学へ視察に訪れ、しばらくの間沖野の研究室で研究を行うことに。一方で舞衣は、講義に出席せず、怪しい植物栽培に力を入れている学生の対応を行うことに。本シリーズ2作目の長編物語。
過去作には無い形の波乱の展開で、化学要素は少なめでしたが、安定した面白さでサクサクと読めました。次作も楽しみです。
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二人の関係性はあまり進展しないようで、国島さんのヤキモキした感じが読者を代弁しているかのようです。
お互いがお互いを大事に思っているのとは別に、大切なことは自分でとことん考える似た者同士だなぁと思います。いい意味で麻衣に影響を受け、沖野先生がどんどん魅力的になってきています。
化学ミステリーとしては少し物足りなさがありますが、視野の狭い「学生」&「王子の護衛」に真摯に向き合う様子はとてもよかったです。