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面白かったー!
前作より好みだったかな。ただ私の理解が足りず建物の構造がイマイチ描けず。
きちんと把握して絵が浮かんでたらもっとハラハラドキドキしたんだろうな。
これはこの人かな?犯人はこの人かなと推理しながら読んだけど、半分当たって半分ハズレでそれがまた良かった。
にしても斑目機関は本当にロクなことしないな。
で、重元って誰だっけ?
早く続きを!!
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シリーズ第3作。安定のクオリティですばらしい。特殊な設定をうまく活かした展開とトリック、複数視点、比留子さんの新機軸など、見どころが多いし、終盤の展開は圧巻。描かれるテーマも秀逸だった。見取り図があるのに私は建物の構造を今ひとつ把握できず。
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班目機関の研究成果があると噂される場所へ、同行を頼まれた剣崎比留子と葉村譲。そこは山間の廃墟をテーマとした遊園地の一角。
「ようこそ。現実と幻の間の楽園、ドリームシティへ」
目的の人物はかつて班目機関にいた元・研究者。すぐに拘束し、被験者回収のために案内をさせると一行の面前に隻腕の巨人が現れた。これが『研究の成果』??
あっという間に4人の犠牲者が。
後ろ暗い事情を抱えた面々が、巨人も住まう館に閉じ込められてしまう。
「これは私たち自身が留まることを選ばざるを得ないクローズドサークルなんだよ」
そんなパターンがあるんか!
出ました、今回も頁をめくった冒頭には兇人邸の間取り図。本館・別館、主区画・副区画と更には隠し部屋まであって…ややこしくて、ずっとこの頁を見ながら読み進めた。こんなに面倒くさくする必要あった?
今回ももちろん面白かったけど、比留子さんの活躍が少なく感じ(安楽椅子探偵の立ち位置だから仕方ないけど)ちょっとそこは物足りなかったかな。
最後の比留子さんの脱出方法と肝の据わり方、半端ない…!
巨人の処遇とか詳細に描かれないまま終わってしまったけど。どうなるんだか。
次作は再来年かな。相変わらず表紙が美しい。
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シリーズ3作目。
シリーズ1作目でゾンビでちょっと引き、シリーズ2作目でクローズドサークルで「お、本格的?」となり、3作目も楽しみにしていたのだけど、今作は正直「う~~~~ん」
ゾンビに近いところに戻ってしまった感じ。
地方のテーマパークの園内にある兇人邸に連れて来られた葉村と比留子。
彼女たちが追う斑目機関との関連があると言うが・・・
様々な人々の欲望がうごめく兇人邸で繰り広げられる殺戮。最初から凄い勢いで人が死ぬ。
これでもかってぐらい。
しかも、殺しているのは片手で大ナタを振るう巨人。
とても普通の人間では太刀打ち出来ないし、出入り口を見張っていた人物が最初に殺されてしまうので、あっという間にクローズドサークルに。
情報量が多い割には、肝心の比留子は閉じ込められた状態で、実質葉村が一人で頑張っている感じ。
行ったり来たりする過去と現在から、巨人の正体は容易に想像出来るし、真犯人もあっと驚くようなこともない。
あとはクローズドサークルで、どうやって巨人から命を守るかの話になって来る。
最初に図面とかあると、それだけで盛り上がるタイプなんだけど、相手が巨人とかなると一気に冷めてしまうのは個人的な問題。
トリックは相変わらず本格的だし、まだ斑目機関の謎は解けていないので、これに懲りずに続編に期待。
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#兇人邸の殺人
#今村昌弘
非現実的設定本格推理小説第三弾
今回も最高に楽しめた。
毎回『そう来たかー』っていうアクロバティックな基礎設定の中、自然と受け入れられるストーリーの展開力。
次が楽しみで仕方ない。
#屍人荘の殺人
#魔眼の匣の殺人
#このシリーズの虜です
わりと映像化された作品は、読んでる時もその役者でイメージしちゃうんだけど、このシリーズに関しては、浜辺美波でも神木隆之介も浮かばない。のはなぜだろう。
#次回作も楽しみにしてます
#本格ミステリ
#クローズドサークル
#読書
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今回も見事にしてやられた。
あんなにとんでもな設定でアクロバティックな。
なのに、ミステリとして破綻なし。
あんなクローズドサークルなんて前代未聞。
比留子さん、安楽椅子探偵ぶりも堂に入ったもの。
葉村も成長してきてる感じが頼もしい。
大きな謎である「生き残りは誰か」。
しっかりヒントがあるのもさすが。
なのに、すっかり、別の人だと思い込んじゃってた。
ラストはとても切ない。
人の思いの深さ故か。
恐るべし斑目機関。
最終決戦はシリーズ完結?
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シリーズの中で1番好き。ある意味では1作目よりもバイオハザード感があってたまらなかった。傭兵出てくるのが余計に◎
直接的には書かれていないけど、心理的に騙される(ネタバラシもなく)部分もあり、追憶もいい味を出していますね。
このリアル×バーチャルの組み合わせ、トリックの複雑さ、ジワジワと謎が解明されていくあたり、いくつもの伏線を一気に回収するどんでん返しよりも良いですね
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衝撃のデビュー作
『屍人荘の殺人』に続く
シリーズ三作目。
毎回、特殊な状況下で起こる
クローズドサークル。
ネタバレになるので
詳しくは言えないが、
作者ならではの、
設定の使い方が上手くて
毎回、驚される。
特殊状況下だが、
しっかりとしたミステリー。
三作目も、
しっかり楽しませて頂きました。
続編も楽しみ。
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剣崎比留子が大学のミステリ愛好会の葉村譲をワトソン役に謎を解くシリーズ第3弾。
比留子はまたしても班目機関の事件で事件を引き寄せる体質からH県馬越市外れのテーマパーク馬越ドリームシティに他から集められた数人のメンバーと共に行くことになります。
そこにある『兇人邸』という屋敷にいけない事情を抱えている人が呼び出されいなくなるということが続いていました。
そして比留子たちが集められた同行者と共に『兇人邸』に入るととんでもない物が出てきて襲われ、仲間の数名が首を切られて亡くなります。
比留子は別館に閉じ込められ他の生き残った者たちも外に助けを呼ぶことができず、今回もクローズドサークルの中に葉村たちは閉じ込められます。
今回はミステリーというよりホラーかと思う要素が強いと思いました。
「俺たちの敵は”ジェイソン”だ”モリアーティ”じゃない。探偵の出番はないぜ」という登場人物のセリフがまさにはまっていました。
後半になってからの比留子の作戦はホラーではなく頭を使ったものでした。
最後の犠牲は、狂気ともいえるものでしたが、残った者たちを救うことができました。
しかし怪物の生立ちはとても哀しいものでもありました。
続編がありそうな終わり方でしたが、こういうホラー系なら続けて読むかどうかはちょっと考えてしまいますが。
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このシリーズは現実にはありえないものが一つの大きな鍵になっているのに、トリックや結末はしっかり現実味を帯びているのでとても好き。
比留子の脱出のシーンでは鳥肌が立った。
犯人は探偵の敵なのか。
今まで考えたこともなかったが、この最後で今までの常識が覆されたような気がした。
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うん!めっちゃ安定してる。飽きないように毎回シチュエーションも変えてくれてるし。
人気シリーズになると大変そうですね・・・
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*
兇人邸の殺人/今村昌弘
屍人荘の殺人シリーズ第三弾やっと読みました。
前二作を読んでいたので、新刊情報を知った時から
必ず読もうと決めてました。
と言うか、読まずには要られないです。
斑目機関が絡んだ謎の研究に関わって発生する
殺人事件に剣崎比留子と葉村譲の二人が挑む
クローズドサークルシリーズ。
三作目で二人の絆はどう変化するのか。
ホームズとワトソンが担う役割に変化はあるのか。
今作の館で発生した殺人事件と斑目機関で行われて
いた更なる研究の謎と秘密に迫ります。
そして、ここで繋がっていたのか!?と、
時間軸が繋がります。
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屍人荘シリーズ3作目
今回はテーマパークの中の兇人邸に住む斑目機関関係者を尋ねる
そこでは機関の研究の被験者がいて救出したいが、、
合間に入る被験者の子供の話
どう繋がるかと思えば予想外な繋がり方!
今回ヒルコさんは動けず葉村くん活躍!かな。
しかしまた続くよ。終わりに出て来た人覚えてないけど、、誰?
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「兇人邸の殺人」
待望のシリーズ第3弾。
「魔眼の匣の殺人」から数ヶ月後。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子が突然の依頼で連れて行かれた先は、“生ける廃墟”として人気を博す地方テーマパークだった。園内にそびえる異様な建物「兇人邸」に、比留子たちが追う班目機関の研究成果が隠されているという。深夜、依頼主たちとともに兇人邸に潜入した二人を、“異形の存在”による無慈悲な殺戮が待ち受けていた。
今回は比留子が捜査に参加できない。訳あってクローズな環境にいることになる比留子は、 安楽椅子探偵(アームチェア・ディテクティブ)になるのだが、何故安楽椅子探偵は安楽椅子探偵でなり得るのか?を語る。また、葉村譲は凶人邸に共に乗り込むプロ集団と異形の存在と戦うことで、比留子のワトソンとしての苦悩は表面化する。比留子への想いも混じってる様な気もする。
凶人邸は異形の存在が軸になるが、もう一つのストーリーが並行して語られる。少しでも触れてしまうと、ミステリ好きにはピンときてしまいそうなため割愛するが、これが最後の結末にずしりとくる。
また、クローズドサークルを解決する策は、第1、2シリーズでは見られないものだったように思う。その策の伏線はちゃんとあったので、なるほどなとなるが、あんな風に打開策を使うとは、葉村譲はそりゃあ気づかない。
今回も班目機関の姿は掴めぬまま。だが、終わりの終わりにまさかの人物が登場。次回作には絡んできそうだけど、明智見たくなっちゃうのだろうか。
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・ミステリとSFの融合具合は一作目を踏襲
・エンターテイメント作品として読める
(逆に言うと、本格ミステリとして読むという感じの作品じゃない気がする)
剛力京(みやこ)とケイに名前や動機、各章の一人称視点等の親和性を分かりやすく持たせているから逆にドツボに嵌まるような感じがあった。
個人的には終わりに久しぶりの登場を果たした重元が今後どのように関わってくるのか気になる。