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投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
家の声が聞こえる大学院生の遠野守人は教授の紹介で川越の古民家に住むことになる。この家はかつて月光荘呼ばれていて丸窓があったらしい、から始まる。
家族の縁が薄い、家族間になにかある小説は多いですが、守人が家のこと家族のことをよく思い出すので今回はそれらを強く感じます。
紙の本
川越を舞台にした優しい物語
2022/04/05 16:06
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投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
川越を舞台にした小説です。いい人しか出てきません。
川越周辺に興味ある方、優しい気持ちになりたい方、故郷・育った家をなくした方、孤独を抱えている方、進路に悩んでいる方などにおすすめできます。
全四巻で、全部読まれることをお勧めしますが、一冊だけ読んでも意味はわかるように書かれています。個人的には三巻が一番面白かったです。
同じ著者による同じく川越を舞台にした『活版印刷三日月堂』がありますが、この『三日月堂』を読んでいなくても、この『菓子屋横丁月光荘』だけで十分楽しめました。でも『活版印刷三月堂』もやはり読んでみたくなりました。
紙の本
川越の古い家のやさしい雰囲気が感じられる
2021/09/04 17:12
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投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
住んでいる家の声や歌が聞こえる、不遇な家庭環境で育った大学院生の守が、進学や祖父の死をきっかけに、川越の古民家で住み込み管理人として過ごすことになります。
家の声が聞こえるという誰にも打ち明けられない秘密から、川越の街でも感情を表したり、人との触れ合いに一歩引いてしまう守ですが、明るく元気に世話を焼く後輩の女子大生や家を紹介した大学の教授、川越の古い家で新しく何かを始めようとする人たちに触れることで、少しずつ馴染んでいきます。
川越の古い街並みの良さが、本を読みながら伝わり、一度訪ねてみたくなりました。守の不思議な能力がどんな感じで古い家に生かされていくのか楽しみです。
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図書館より。
川越シリーズ(笑)。さらりと読了。
さてさて、主人公はいつ、家の声が聞こえる事を言うのだろう。
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守人は、ふとした時に家の声が聞こえる、不思議な力を持つ大学院生。
両親を亡くし伯父に引き取られたが、その叔父も亡くなり、住んでいた家を出て、指導教授の紹介で川越の古民家に移り住むことに。
守人に聞こえたのは、その家の歌う、少し調子外れな童謡だった。
川越で生まれ育った人も、その佇まいに惹かれて集まった人も、古き良きものを愛でる優しい人ばかり。
守人も、そんな人々との交流の中で、心をひらいていく。
ふんわり、ほのぼのに浸れる。
けれど、同じ川越を舞台にした「三日月堂」のシリーズと違い、どこか薄味。
彼の持つ力のことを考えれば、建築関係の道に進み、古民家再生の仕事に関わる仕事に就きたいと考えそうなものだけれど…??
守人が家の声を聞いても、それは彼の胸の内にとどめられ、積極的に動くのは教授や「べんてんちゃん」。
主人公、もっと動いて動いて‼️
ちょっと、観光案内的な描写が多すぎるような気もする。魅力的な町だということはよぉ〜くわかりました。
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【あらすじ】
家の声が聞こえる――
幼い頃から不思議な力を持つ大学院生・遠野守人。
縁あって、川越は菓子屋横丁の一角に建つ築七十年の古民家で、
住みこみの管理人をすることになった。
早くに両親を亡くし、人知れず心に抱くものがある守人だったが、
情緒あふれる町の古きよきもの、そこに集う人々の物語にふれ、
自分の過去にむきあっていく。
人もものも、記憶を抱いて生まれ変わることができる。
心のいちばんやわらかな場所にやさしく沁みる新シリーズ、第一作。
【感想】
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川越を訪れたくなります
古き良きもの
家はそこに住む人と想いを繋いでいく
美しい話ですが「活版印刷三日月堂」の方が好きかな
登場人物を無理に押し込めたような
≪ 古い家 記憶をたどる その声に ≫
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『活版印刷三日月堂』と同じ川越が舞台。
表紙の絵も同じ人が書いているのかと思ったら違ってた(三日月堂は、中村至宏さん)。
月光荘の装画は丹地陽子さん。
三日月堂も月光荘も、絵が魅力的で本を読むきっかけになった。
(『エチュード春一番』も『金曜日の本屋さん』も丹治陽子さんだった。)
やっぱり人が幸せになる話はいいなぁ。
守人も変わっていくのだろうか。
月光荘の歌う歌、聞いてみたい。
──
『菓子屋横丁月光荘 歌う家』
『菓子屋横丁月光荘 浮草の灯』
『菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿』
『菓子屋横丁月光荘 丸窓』
『菓子屋横丁月光荘 金色姫』
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活版印刷屋さんと同じ世界観。家の声が聞こえるっていうか、かつてそこに住んでいた人の想いなんかが声になって聞こえる感じなのかな。不思議な話だけど優しくて良かった。
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「活版印刷三日月堂」が終わっちゃったのでこちらを。
同じく川越のお話。
主人公の守人は家の声が聞こえる。
そして、その声のを感じながら家を守る人、
ってことでしょうか。
優しいお話でしたが、少々物足りない。
べんてんちゃんは明らかに主要人物だけど、
わたしはが少々苦手かな。
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登場する川越の街並みが、実際に出かけたことがある場所だったので、普段読書の世界で味わうことのない楽しみかたがあった。
ただ、 主人公が持つ特殊な力を存分に発揮できないまま、物語が終わってしまい…。
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新刊で発売された時には気になりつつもスルーしてしまっていたのだが、中古本屋さんで見つけたので買ってみた。
同じ作者の「三日月堂」シリーズと舞台は同じく川越の、こちらは菓子屋横丁にある古い家を舞台にしたお話。
どうといった話ではないが、気の良い人たちと一緒にゆるゆると時間が流れる感じは悪くない。
ほしおさんの話には、父と息子の話が時折出て来るように思う。
二つ目の話も、色んなことに行き詰って家を捨ててしまった父のようにはなりたくなくて生きてきた中年男性の姿が描かれる。
父のようになりたくなくて、だけども、父のことは忘れられないのだな。
そんなところの微妙な心情がこの歳になると良く分かる。
このような話を書くほしおさんにとって、父君がどのような存在だったのかが結構気になる。
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家の声が聞こえるという大学院生のお話。ファンタジーというよりもオカルトチック。べんてんちゃんは完全に主人公に惚れてるよね。続編あるかも。
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家の声が聞こえる守人。怖い話ではなく、ほんのり温かい話。川越は行ったことがないけれど、古い町並みがとてもいいところということが伝わってくる。孤独な守人は、川越の家と人々に触れて変わっていくことだろう。たわいのない話だとは思うけれども、でもいい話だった。真夏の中の一陣の爽やかな風のようだ。
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家の声が聞こえる主人公が、大学の先生を通じて、川越の古い建物に管理人として住むことになる話。
行く先々の家からいろんな声が聞こえ、声の理由をちょっとずつ知っていき、わだかまりを少し解決に進めたり。
まだ始まったばかりなので、これからどんな風に主人公が成長していくのか、楽しみです。