時間とお金を天秤に掛けると?
2022/06/27 10:01
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投稿者:さとし - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間に追われて毎日(休日もやりたいことがこなしきれず)が終わる日々になんとか終止符を打ちたくて、時間の使い方を学ぶために本書を手に取りました。
今までの自分の考え方、お金の使い方はまさに著者が言う「タイム・プア」寄りそのもので、限られた時間しかない自分の人生のなかで、お金を取るか時間を取るか?、という大切な問いを考えるとともに、行動を少しずつ変えてみようと言う気持ちになれたのは事実です。
ただ、よくある海外著書のように翻訳の限界なのか、冗長で意図が分かりにくい文章が続く部分もあり、全体を全て理解できたわけではありません。
しかし、大切な時間とお金の考え方を得られたのはかけがえの無いない経験だと思います。
マネー イズ タイム
2021/10/20 11:37
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投稿者:なかやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間を大切にする方が、幸せで、健康で、生産的になれる!という本。
時間を奪う罠を6つ紹介し、それらを克服することで、タイムプアからタイムリッチになろう!と熱く語られている。
お金で買える時間はたくさんあるのに、それを多くの人がしないのは、時間の価値を過小評価してる個人、社会の状況があるから、と問題提起している。
時間という価値判断のしにくいテーマなので、哲学的な要素も強く感じましたが、よく考えればそうだよね、と改めて自分の時間について、行動ベースで考え直すきっかけになると思います。
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読了後にやった事。
メールマガジンの解約、スマホをカバンの中へ
部屋の片付け、散歩…
限られた時間を私が主体的にどう過ごしたいのか、改めて考えるチャンスをくれたこの本に感謝します。
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端的に言うと、幸せになるためには【時間】>【お金】であると言うことを述べている本。
人間はどうしてもお金に価値があると考え、お金基準に物事を判断してしまう生き物であり、お金を払ってでも自分の時間を確保すべきだと主張している。生きて行くために最低限必要なお金さえ確保出来ているのなら、この考えは極めて正しいと思う。何億も持っているお金持ちが、もっと稼がないとと無理をして幸せになれない理由がよく分かった。なお気を付けないと行けないのは、この本にはどうやったらタイムリッチになれるか、具体的な方法までは書かれていない事。まあ人それぞれ状況が違うので仕方ないと思うが、具体的な方法を期待している人はご注意ください。
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時間に追われストレスを溜めるタイムプアでなく、タイムリッチを目指すために心がけたいことがまとめられた、一冊。
休みをきちんと取ることが、心身の健康などに大切だということを様々な根拠データ(巻末に参考資料リスト有り)とともに示してくれる。またタイムリッチになることは決して独りよがりなことではなく、周りにも良い影響を与えるのだということが、読んでいて伝わってきた。
ともすれば自分もタイムプアな行動をしてしまいがちなので、休むときはきちんと休むなど、この本の内容を意識して日々を過ごしていきたい。
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"Time is money"というが、お金よりも時間中心のマインドセットにする方が総じて幸せになれるのに、人はお金を増やすことに執着しがちだと述べた上で、"タイム・リッチ"になるための方法を具体的に紹介した本。
よくあるタイム・トラップとして、
・テクノロジーとの絶え間ない接続
・働くこととお金を稼ぐことへの執着
・時間の価値の過小評価
・多忙のステータスシンボル化
・手持ち無沙汰の嫌悪
・「イエス」と言った(引き受けた)後、しまった(時間がない)となりがち
といったことが挙げられているなど、わかっていてもやりがちで、なるほどと思うことが多かった。
まずは、自分が嫌なこと、ストレスに感じることに費やす時間を減らし、その浮いた時間を自分がより価値を感じられる活動に充てようと思う。
また、仕事を休むことに罪悪感を覚えることなく、余暇をしっかり楽しむことが大事だというのも同意。一方で、最近、ライフワークバランスを重視する人が増えてきたことはよい傾向だと思うが、そのためには日頃から優先順位をつけて、計画的に業務をこなしておく必要もある。
その意味で、本書は、個人の時間を大事にすることが強調されすぎているかもしれない。(本の趣旨からいって、仕方ないけど。)
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翻訳本の割にはボリュームも多すぎず読みやすいです。
「時間の使い方」として、プライベートに限らず仕事などについても数々の示唆があります。個人的には結構オススメな部類の本。
自分としては余暇の時間の使い方・考え方についての付箋ポイントが多かったです。
仕事の時間の使い方としても参考になる部分は多々ありますが、若干自分でコントロールできる立場の人向けかも…と感じました。
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一言で言ってしまえば、お金よりも時間を優先させてみませんか、ということかと。
買い物をするときにどれが良いか、どこで買えば安いかに時間を取られることがあるが、そのような場面でいくらかをけちるよりもサッさと買ってしまった方がよさそうだ。
本書を読んだ後で、コーヒーメーカーを購入した。朝時間がない中でハンドドリップで淹れることにこだわるよりも、おいしいコーヒーを手間なく飲める方が満足感が高いかなと。効果はまずまず。
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時間とお金のトレードオフ。どのバランスがいいかは人による。
金持ちでも時間貧乏にならないようにする。タイムリッチを目指す。どちらを大切にするかは、人による。
自由時間を利用する準備をしていないと、仕事を続けることになる。
働くこと、お金を稼ぐことが幸せを生むというトラップがある。
より安い決定を選択しているときは、タイムトラップにかかっているとき。コストを追い求めて時間を無駄にしている。
手持ち無沙汰は価値ある余暇。タイムリッチになるのを助ける。
計画的に自由な時間を使う。
比較しながらの買い物を減らす。お買い得品を探さない。その時間がもったいない。
時間は貨幣と考える。
何をやめて代わりに何をするか。
やることリストをあらかじめ作っておく。15分、2時間、半日、など。
余暇はゆったり過ごす。余暇の経済的な価値は考えない。
時間を優先する人生のほうがお金を優先するより幸せ。
住宅を購入するときは通勤時間を考える。
しかし、時間を理由に断らない。時間をコントロールできない人間のように思われるから。
なぜお金よりも時間を優先するのか。定期的に自問する。
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『#TIME SMART お金と時間の科学』
ほぼ日書評 Day476
「あなたが世界でも最貧層の1人である可能性は80%ほどある。貧しいといっても、銀行の預金残高のことを言っているわけではない。そうではなくてタイム・プアだと言うことだ。やらなくてはならないことが多すぎて、時間が足りず、とてもやり切れない(…)アメリカだろうが、ドイツだろうが、日本だろうが、どこの国でもタイム・プアは空前のレベルに達している」
冒頭の一節はショッキングだが、正面から否定できる人(日本人)は少なかろう。
さらに、要約の難しい本である。ひとことで言えば、そんなにあくせくせず、もう少し余裕を持って生きようぜ…というだけのこと。言い換えれば、お金と時間のどちらを取るかというだけのことだが、これを多面的に捉え直すことで、陥りがちな単純なトレードオフの視野狭窄を回避しようというのが通底するテーマだ。
とはいえ、よくある類書のひとつではない。論拠・出典を示す原注が30頁に及ぶことでもわかる通り、真理を探究する姿勢は真摯である。
通勤時間や家事サービスの時給換算に始まり、最安値を得るために費やす時間、Noと断れないが故に浪費される時間、グイグイと痛いところを突いてくる。
時間を浪費する我々の「悪癖を打ちまかす方法の1つは、端的に理由をということだ。なぜ私はこれをやっているのか?と。意図的にやってほしい(…)他の問も続けて投げかけよう。私は何をやり遂げることを願っているのか?(…)この時間をもっとやりがいのあることに使えないか?」と自らに問いかけることという。
米国の「お役所仕事」のプアさ加減も赤裸々に述べられている。(本書は原著が2020年刊時点で)政策変更に起因して、メディケイド(低所得者医療扶助制度)の適用を受けるためには31ページもの書類に記入する必要があり、結果、同制度への申請数が大幅に減ったそうだ。
難を言えば、前半は、やや一般論かつhow to本に見えるので、その辺りの編集方針にはひと工夫欲しい。
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科学的なデータから時間とお金の関係性について、分かりやすく説明してくれる。
タイムリッチになるために必要なこと、なぜ時間を優先することが幸せに繋がるのかエビデンスを元に納得できる。
余暇と効率や経済的価値を切り離すというのは非常に納得した。私自身旅行中に選択肢としてこっちにすればもっと安かったねと思うことが多々あったが、それはそれとしてその余暇自体を楽しむことが大切だと改めて思った。一瞬一瞬を大切にすることもタイムリッチに繋がると考えさせられた。
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お金と時間、どっちを取りますか?お金!と考える人が多いってとかから始まり、時間の大切さ。タイムリッチになるためには多少お金を使った方がいいなどなど。
内容は納得できますが、文字量の割には良質な情報は少なかった。これを読むのに要した時間を考えると…って感じです。
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時間を優先する選択をすることの及ぼすプラスの影響が語られていた。ついお金や他のどうでもいい事を判断の基準にしてしまう•••という行為に気づいていかに時間中心の行動ができるかがポイント。そして何に時間を使うから、自分が心から大事に感じること、思う事に気づいていないといけない。
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非常に今時な論調だなーと興味深く読み進めました。アメリカ社会を念頭に組み立てられていますが、主観的というか自国だからか日本の社会にこそこのタイムスマートな思想を喧伝していくべきだなと単純に感じた次第。
うすうすはそうだろうなーと勘づいていたことを言語してくれたワードとして一番ずばっときたのは、「時間に投資する」というもの。家事代行とかライドシェアなんかが具体的に該当しますが、時間を創出するために費用を支払うなんてなんだかもったいない感覚が根深いですが、そこからもたらさせる機会費用を思うと、寧ろメリットのほうがでかいのだろう。個人的に、家事の負担ってでかい(奥さんに頼ってばかりですが)ので、そこが原因で軋轢が生まれるなら多少の費用も必要経費だろうな。そこを双方で納得いく妥結へ至るためには・・これが当面の課題でしょうか。
これは仕事面でありがちではっとさせられましたが、「単純緊急性効果」の罠にはまってますわ、完全に。重要だが緊急性が低いワークがどんどん後ろに押しやられていく感じはもう日常茶飯事。それで得られる満足感なんてほとんどないのに。とほほ。対策として挙げられているのが「プロアクティブ・タイム」の確保。一週間にどこか決まった一時間でもそれだけに集中し、他からの侵害はシャットダウンする。これは、実践にぜひ取り組んでいきたい。
一番やりがちでこっぱずかしいかったのは、余暇の経済的価値に捉われて楽しみを得られないという状況。例えば旅行でもそこに支払われた費用に見合うなにか経済的な価値を求めていると、その一瞬一瞬の楽しい時間に心から酔えない。その瞬間を存分に享受するよう心掛けるべし、はい。
後は非常に共感しますが、通勤時間と渋滞に恨みでもあるのかしらと訝しむほどタイムプアの例として挙げていますね。住宅購入でハウスメーカがよく言う売り文句、立地や周辺の利便性ではなく、あなたが一生満足して暮らせる家づくりを提供します、のアンチテーゼですね。
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Time is Moneyであり、
Money is Timeである。
お金を使って時間に投資することで人間はより幸福になれる。
お金よりも時間の価値を大切にしよう。
とりあえず、お金貯めて食洗機と全自動洗濯機を買う