カラーでわかりやすい
2022/03/10 17:24
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投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般人向けということもあり、平易に書かれていて分かりやすい。カラーなので見やすかった。
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人生最後の日に何を語るかというNHKのテレビ番組のシリーズ。
虫オタクだった福岡さんが生物学者になるまでの過程、生物学者になってからGP2遺伝子とかの研究や、顕微鏡を発明したレーウェンフックと同時代人のフェルメールの絵の話。それから機械論的な生命観に対して動的平衡の生命観を提示し、AIは動的平衡を考えられないからシンギュラリティは来ないと論じている。
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詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
→ http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1471.html
NetGalleyの紹介で DLして読みました。
『動的平衡』について わかりやすい。
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生物学者の福岡伸一さんが、「最後の講義」という形で生命・生物について語っている。生命体のなかで起こっている、絶え間ない合成と分解を繰り返しながら、変わらないために変わり続けているという「動的平衡の生命観」に納得した。
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福岡伸一氏、好きだなぁ。
「動的平衡」に衝撃を受けてから
ずっと著書を読んでいる。
これ、すごくわかりやすかった。
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福岡伸一氏の提唱する動的平衡の考え方がよく分かります。現在のコロナ騒ぎの世の中を見る限り、動的平衡のような考え方ができる人は皆無に近いのではないかと思えてしまい残念です。
動的平衡の価値観を受け入れられる人は、そんなに騒がず声を上げないだけかもしれませんが。
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「昨日の私」と「今日の私は」少しだけ違っている・・・ってどこかで聞いたことがありませんか?数週間でかなりの部分が入れ替わり、一年前の私と今日の私ではほぼ別人になっている!
スペシャリストたちがもし最後の講義をするとしたら、これだけは伝えておきたいことを語るドキュメンタリー番組「最後の講義」。その中で生物学者の福岡伸一さんが語っておきかったのは生命について。固定的ではなくて絶えず動いている生命観「動的平衡」についてのわかりやすい講義です。質疑応答も興味深い!
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NHKの「最後の講義」という番組での福岡伸一教授の講義模様を書籍として起こしたものです。ただ、最後の講義といっても、「最後の講義だとしたら何を話すか、何を伝えるか」という問いから構成された“仮想最終講義”という立て付けです。
なので、「動的平衡」等、今まで出版された「生物と無生物のあいだ」をはじめとした数多くの著作のエッセンスに加えて、福岡氏の今抱いている最新の問題意識も紹介されています。
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人間社会の中でさまざまな要素が入れ替わっているのに、ある一定の平衡が保たれている。学生という要素が入れ替わっても、スクールカラーなどの文化・価値観は保たれる。新入生は学校文化を共有、学校にいた人も新入生をそれなりに尊重。ある種の相補性が保たれながら動いている。
生命に部分はない。すべての部分は相補的に関係しながら広がっている。
秩序があるものは、秩序がない方向に動いている。
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動的平衡をはじめとした筆者の考えを短時間で学べる一冊。
変わらないために変わり続ける個体。しかし、それは永遠ではなく、いずれはアポトーシスにより、世代交代を行う種。
そのとてつもなく美しい設計には、生命の神秘を感じずにはいられない。
変わらないために変わり続ける。
私たちが生きるうえでのヒントにもなる考え方だと感じた。
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「動的平衡」の意味が分かりました。
AIがシンギュラリティを越えることはない、という福岡先生の言葉とその理由が私には明瞭でした。その言葉も力強く嬉しかった。
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動的平衡について、著書が人生最後に伝えたいと思って講義を行うとしたら、という趣旨で講義をした際の本である。現代の社会は、機械的な理論でなんでも標準化して物事を考え、成り立っている社会である。でも、科学技術はそうやってパターン化しないと発展しなかったかもしれないが、本当は、全てのものが色々と作用、反作用し合いながら、補完し合いながら生きているといえる。病気もその悪い部分を切り取れば治るように考えられがちだが、本当は、病気になった原因を除去しないと、本当に完治したとは言えず、その瞬間に治っただけである。動的平衡について考えるとき、当然、基礎的なことを知って置く必要があるので、機械的な学問である、数学、物理学などを学ぶ必要があるが、それをした上で、どのように全体感を持って考えなければならないかということを、本書は述べている。
最後の方に学生との質問タイムがあるが、それを読むのもまた面白かった。
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字がでかい!
あっという間に読み終わりました。
内容はこれまでに読んだ福岡先生の著書と重なるものが大半でしたが、「フェルメール 光の王国展」の顛末は初めて知ったので新鮮かつ面白かったです。福岡先生、世界的に認知されたフェルメールおたくだったんですね。
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「本から」
動的平衡は必ずしも一つの生命の中で起こっているだけではなく、地球全体の生態系の中でも成り立っているといえそうです。
結論としては、生命や環境は動的平衡のメカニズムで成り立っていて、その考え方のポイントは要素ではなく、要素と要素の「関係」だ大事だということ。また、「物」ではなく「事」」が大事だということです。
部分として、部品として、生命を見たり、生命の時間を分断し、流れを止めるというのは、生命本来の見方にはそぐわないもの。生命は操作したり、介入できるものではなく、共生するものです。
記憶というのは物質ではなく、ある種の「状態」であることがわかってきました。(略)脳内の神経細胞(ニューロン)が連係した回路網として保存されているのです。シナプスによって作られた回路に何度も電気が通ることで記憶は増強され、保存されたり甦ったりしています。
音楽はどこから発せられているかというと、自分の体内であり、生命からです。心臓の鼓動や呼吸、筋肉のパルスや脳波も、全てがリズムを刻んでいます。(略)
自分自身の生命が奏でる音が美しいから、音楽を美しいと感じる。そこに(音楽の)起源があるのではないかと思います。
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『最後の講義』シリーズのコンセプト的に、過去の著作のまとめ、となるのはしょうがない。授業を起こした内容なので分量的には90分あれば、読み切れる。他の著作の予習として、あるいは、復習としてよむのに丁度よい感じ。
P65の『ベルクソンの弧』のモデルは秀逸。破壊と創造を絶えず繰り返すことで、エントロピー増大の法則に逆らい続けるのが生命である、という整理。