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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の教育論が語られている。エミールという息子をどう教育するのか自然との関わりが興味深く読むことができた
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各章毎に筆者独自の解釈、要約。その後につづいて抜粋が並べられている体裁。構造を把握していれば読みやすい作品
現代にそのまま適応できる論理かは微妙だが、少なくともこう言った人間が現代に少ないのは間違いない。
個人的に第5章でのエミールの教育成果から逆算して現代に沿った教育を模索するのが良いと思う。フレーベルなどの実践を参考にしつつ。
恋愛のところに光る言葉が多かったように思うが、原著を読んでいないので、まずは読んでみたい。
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苫野一徳さんの「エミールを読む」を読んだ後に、ちゃんとしたエミールも読んでみようと図書館に行ったら、この本があって借りました。
印象に残っているのは消極的教育。
その教育は、美徳や心理を教えることではなく、悪徳から心を、誤謬から精神を守ってやることになる。
子どもは生まれながらに善ならば、確かに何も教えない方がいいですね。それを引き出させる環境さえあれば良い。
小5の娘がスマホ欲しいと言っています。
消極的教育からすると12才までは与えない方がいいなと思いつつ、さてどうしたものか。
まずは心踊る体験を。自分はできる、としっかり思えた後に、勉強を始めれば良い。
いまの競争社会で自分を見失わず、他者と高め合える関係になるには、自分はできるという感覚が大事。そのために人から言われたことをやるのではなく、自分がやりたいと思ったものを素直にやる、そして、やり抜く、という体験が大事。
子どもの教育の話しだけど、大人になっても、心踊る体験、自分の心に従うことは忘れないようにしたいです。