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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
警視庁マル暴から左遷された見た目ヤクザのような架川警部補と所轄署エースの蓮見、父親が副総監である新人の水木の3人が主人公の物語。3人の関係性がどんどん変化していくところが読み応えありです。
キャラがたってる
2023/11/29 01:43
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投稿者:もず - この投稿者のレビュー一覧を見る
そして、テンポがよく読みやすい文章。話がするする進む中で、自分が伏線をどこまでうまく拾えるか楽しみつつ読みました。謎と謎が絡まって並行してどういうオチになるのか気になりますので、続巻へ行きます!
ひとつ気になったのは、事件の概要をあんな若手が閃いちゃうのかーという(笑)。ずっとこのパターンだったらさすがにと思いました。
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投稿者:たかぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本庁から飛ばされてきた架川と署のエースと言われる光輔が組まされ、殺人事件の捜査を進めることになる。
光輔は、元マル暴の架川の態度、捜査のやり方に反発を覚えながらも、徐々に架川の独特な捜査になじんでいく。光輔自身にも秘密があり、架川にも目的があり、お互いに目的を達するために手を組んでいく。
個々の殺人事件の解決もさることながら、架川の目的、光輔の秘密と目的が少しづつ見えてくるのは、面白み倍増。
最後に出てきた秘密の人物は誰?次巻への持越しが大きすぎて、もやもや。
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投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
桜町中央署に勤務する、お洒落なキメキャラの蓮見光輔巡査長は若手のエース。
署長から『昇級試験を受けて捜査一課を目指したら』と勧められても、まだまだ修行中の身ですから。
とお断りするのは、実はワケありだから。
ある日、本庁の組織犯罪対策部から、時期はずれな配属者がやってきた。
ダブルのスーツにサングラス、見た目は完全ヤクザ印。
架川英児警部補、見るからにワケあり。
彼のお目付役を命じられた光輔は、そのままコンビを組むことに。
初めての一般人相手の捜査に右往左往しながらもマイペースを貫く架川と、粛々とやるべきことをやり表の顔を貼り付ける光輔とは噛み合う訳もなく、波風が立ちまくり。
ワケあり同士ですったもんだ、けれど利害関係が一致し、だんだん足りないモノを補い合う関係に変化していき、……。
更に時期はずれの転勤者、若井美波巡査部長を交えて、混沌としていきます。
彼女のターゲットは誰なのか、彼女もどうやらワケありのようで?
加藤実秋さん作品、やはり登場人物のキャラに引き込まれます。
只のイケメン風に見せて、『能面の笑顔』をう光輔の方が実は一筋縄でなく、強面な架川の方がストレートで実直。
事件そのものは(まだ)複雑ではありませんが、個性的な人物描写が面白い!
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元マルボウ刑事架川と優秀な若手エース刑事蓮見の凸凹コンビ。
どちらも隠した目的があってどうなっていくのか。
そこに、彼らを探っていると思しき存在。
コンビに加わった「研修中」の若井とはどうなっていくのだろう。びしっとかっこいい感じで、ああいうつっぱった感じの女性は嫌いでないのだけど。
どいつここいつも一筋縄ではいかない感じにハラハラ。
架川の件は一見落着と見えたのだけど、あれはいったい。
蓮見の件は、まだまだ先が見えない。
次作の発売が待ち遠しい。
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警視庁桜町中央署のエース刑事・蓮見はマル暴から飛ばされた架川と組む羽目に。元マル暴だった架川の態度は一般人の職質とはかけ離れ、困惑していた。一刻も早くマル暴に戻りたい架川は、蓮見のある秘密を掴み手柄を立てる協力を要請してきて…
ある理由から目立ちたくなくソツなくこなす蓮見と、オラオラな架川は凸凹コンビですが、正反対が故に意外にも合っている気がします。
そして、蓮見の真の目的、架川のマル暴からの左遷と、まだまだ序章にすぎない今回の巻。次巻も楽しみです。
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警視庁桜町中央署でトップの検挙率を誇るエース刑事・蓮見光輔にはある秘密があった。
その光輔は本庁組織犯罪対策課(通称マル暴)から『訳あり』で異動してきた架川英児と組まされることになる。
ある目的を果たしたい光輔と手柄を立ててマル暴復帰を果たしたい架川、最初はチグハグだった二人がそれぞれの目的のためにガッチリタッグを組む。
加藤さんの作品で主人公が男性は少ないので新鮮だった。話としては<メゾン・ド・ポリス>シリーズのような、警察の暗部にも触れるような話。
光輔の目的や秘密はプロローグでだいたい分かるのだが、そのためにかなり危なっかしいことをしている。
一方で架川の方はザ・マル暴という感じで荒っぽい。これまでの加藤さん作品では昭和ネタがお馴染みだったが、こちらはマル暴ネタ(しかも古い?)が満載。
作品には三つのお話が収録されているが、最初の二つの事件を解決するに従って、最初はぎこちなかったり互いを探り合っていた二人が次第に良いバディになっていくまでを描いている。
今回の作品ではもう一人、本庁警務部監察係から異動してきた若井美波も二人の間に入って来る。彼女の目的は架川の監視だったのだが、やがて彼女の目は光輔にも向いていき、光輔の秘密も知られそうになってピンチになる。
加藤さんらしくハラハラさせられたりクスっと笑わせられたりホッとしたりで楽しく読めた。
ちょっと上手くいきすぎなところもあるが、そのくらいの準備がなければ光輔もこんな危ない橋は渡れないだろう。
終盤では光輔の目的である、ある事件の真相の一角が見えてくるのだが、それは架川が所轄に左遷された理由とも繋がりが見えてきて面白くなってきた。
というところでこの第一巻は終了。
続編が出ているようなので、そちらも読んでみよう。
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警視庁桜町中央署エース刑事の蓮見光輔は、組織犯罪対策課、通称「マル暴」から飛ばされてきた刑事・架川英児とコンビを組むことになる。風貌も言動もまるで極道のような架川に困惑しつつも、ともに捜査を進めていたある日、蓮見は架川に重大な秘密を知られてしまう。マル暴復帰のため手柄を立てたい架川は「秘密を黙っている代わりに俺の点数稼ぎに協力しろ」と迫る。一方、ある目的を果たしたい光輔も「そっちがその気なら、俺もあんたの人脈と経験を利用してやる」と受け入れて……”秘密”で繋がる、訳あり刑事バディの捜査が始まる!
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はじめてお目にかかる著者の作品。いや、なかなか面白かったです。事件を解決していくに従い、蓮見と架川のふたりがだんだんと”コンビ”になっていくさまは良いですね。
蓮見が抱える謎と企み、架川の野心がこの物語の軸になっていて、特に蓮見の企みはかなり危険でどすぐろいものなのですが、そのどすぐろい雰囲気が伝わりにくい印象。もっと蓮見のダークな内面が表現できていると雰囲気かわるかもしれません。
とはいえ、ストーリーの展開は先へ先へと興味がそそられるものでした。続編もあるようですのでそちらにも期待。
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警視庁桜町中央署エース刑事の蓮見光輔は、組織犯罪対策課、通称「マル暴」から飛ばされてきた刑事・架川英児とコンビを組むことになる。風貌も言動もまるで極道のような架川に困惑しつつも、ともに捜査を進めていたある日、蓮見は架川に重大な秘密を知られてしまう。マル暴復帰のため手柄を立てたい架川は「秘密を黙っている代わりに俺の点数稼ぎに協力しろ」と迫る。一方、ある目的を果たしたい光輔も「そっちがその気なら、俺もあんたの人脈と経験を利用してやる」と受け入れて……”秘密”で繋がる、訳あり刑事バディの捜査が始まる!
ドラマ化にでもされそうなお話だった。もうドラマ化されてるのかな?小説を読んでいるというよりは、ドラマを見てるかのようだった。テンポがいいというのか、いろんな人物の思惑とか出てきて相関図書きたくなった。
架川さんの組対時代のやり方が本当にヤクザで笑った。というか、架川さんは組対しか知らんのだろうかってぐらいにファッションも考え方も染まってしまっていた。
でも、それがいいふうに事件解決に繋がっていくところはさすがだし、新たな視点で見れるところもあるんだなぁと。
一方の光輔はある秘密があって、それが割と早い段階で架川さんにバレるけど、それさえも自身の目的のために使う。2人を調査し出す若井とその若井を送り出した上層部とか出てきて、なんだかハラハラしてしまった。
かなり気になる終わり方をしていたので、第二弾も読んでみたくなった。というか、この2人の行く末が気になる。
2022.11.9 読了
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夏休みに借りて読み始めた本。図書館の返却棚に置いてあり、シリーズものになっているとのことだったので、「続編が出るなら面白いかなぁ」と手に取った。
蓮見の、表では淡々としている一方で、過去の事情やらなりすましの切り口が、刺さりそうで奥深くまでは刺さらなかった。私にとっては、凸凹コンビの差が大きすぎて、何となく本の流れに身を任せきれなかったのかもしれない。
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2023年1月から西島秀俊と濱田岳主演でテレ朝系で連ドラ化されるものの原作シリーズの第1作。最初から続編ありきで書かれているようで、解決されない謎が残り、モヤモヤする。取りあえず、この巻は3つの事件が描かれるが、ある意味普通の事件が暴力団になぞらえて解決に導くところは面白い
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軽い伏線もあり好きなタイプの警察小説であるが、伏線回収が早すぎる気がする。面白いので良いが。
3.4
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連作短編集。
警視庁桜町中央署。蓮見光輔は期待の星だ。母の介護のため1度兵庫県警を退職したが、警視庁に再就職した。組織犯罪対策部から架川が異動してくる。見た目はほぼヤクザ。派手なスーツにサングラスだ。何か不祥事を起こしたための異動と噂されている。
蓮見は実は偽物。10年前に、長野で、刑事だった父が、ホステス殺しで逮捕された。その無実の罪をはらすために警察に入り込んだ。同じく架川も、暴力団とつながりのある警察関係者を探りだし、組織犯罪課に戻りたい。二人は仕事で実績を上げるために協力する。
そして、蓮見、架川の案件に関わるのは上層部の有働?がとっかかりだと思われる。
感想
本書だけではシリーズは終わらない。二人のメインの謎は次の作品?に続く。「メゾンドポリス」と同じようなテイストを期待して読むと、もう少し歯ごたえがあって、意表をつかれる。組織内での覇権争いにページを割かれているから。あと、蓮見が若くてイケメンだけど、影があるので、作品全体の明るさは「メゾン」よりは少なめ。でも、読みやすい。普段、ミステリーの組織ものを読まない私でも構造がスッとわかる。会話や地の分で、説明してくれているし、その分量がくどくない。登場人物が多いけど、それぞれキャラ付けされているのでそれも読みやすい。架川の付けたあだ名、「桜町三兄弟」、笑ってしまった。
二人が所轄内で担当する事件でも、組織犯罪対策課で培ったノウハウを発揮する架川。コミカル。見た目とのギャップが想像しやすく、上手いなーと思う。
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元マル暴架川と所轄エース刑事蓮見がコンビを組み事件を追う話。マル暴感満載の架川の推理が案外的を得てるのが面白いし、凸凹コンビっぽい2人の関係性も良い。蓮見の目的と架川のマル暴復帰が叶うのか、続編が楽しみ。