紙の本
少年の背伸び
2021/06/05 05:17
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡父の記憶がない小六男児が父の想い出を求めて踏み出す冒険記。真面目な親友の突飛な行動や、ただのモブだと思ったキャラの立ち回りなど、意外な部分もとても面白く惹かれた
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穏やかな文体で、するする読むことが出来ます。小学校高学年のお子さんにおすすめです。登場人物の心情、心の動きががもう少し深く描かれていると、より物語に入り込めるかなと思いました。
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小学生の男の子が主人公のお話。
父親の死について、
真相をさぐろうとするヒロキの姿、
ヒロキを巡る登場人物の姿が、
なんだかとても面白い。
こどもが自分の意思で進んでいくところが
頼もしく思えて、
とてもいい作品だなぁって感じました。
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一夏の冒険は少年を成長させる。母やその友人たちが隠すヒロキの父親の死。父親が死んだ海を求めてヒロキは旅立つ。しかしそこは子ども。水分不足でふらふらになり、あわやというところで大人に助けらる。それでも実際に海を見て、写真を見て感じたもの。周りの大人たちが自殺ではないのか、自分が死なせたのではないのかと今でも苦しむなか、冒険して成長した子どものヒロキが大人たちの闇を祓った。まさにヒロキの旅はサマークエストだったのだろう。子どもは旅をすると強くなる。
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小学6年生の主人公の父親は10年前、海でなくなった。
母親や知り合いに聞いても話題を変えられたり、変に怒られたり隠されたりした。しかもまともに父親がのっている写真がない。
知っていることは、母親や知り合い、幼い主人公と共に海でBBQし、その海で亡くなったということ。
知り合いの店で偶然パクった写るんです。現像した写真に載っていた手がかりを元に1人で父親が亡くなったという海辺に行き、真相を暴こうとする物語だった。
結局自殺なのか、事故なのかわからないが、知り合いや母親などみんなが寝ている中、たった1人で父親が海に行ったことは事実。
そのバーベキューをした海がどのような海で、どのような状況だったのか、当事者の話などを聞き主人公が自分の父親のことを知った。
そういう家庭もあるのだなと勉強になった。