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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も大活躍の佐方貞人検事です。 洞察力といい、人間性といい、さすが!、の一言でした。ここまで仕事熱心だから、部下や周りの人たちにも恵まれるんだな、ついてくるんだなと。
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いい上司といい部下に恵まれてるね佐方よ。
正しく人を裁くために、どんな小さな疑問も見逃さない佐方のその真っ直ぐさに、読んでてたまに嫌気がさすことがちらっとあるんだけど(笑)
やっぱし面白いな~~。
狐狼の血とも繋がっててちょっとびっくりした。未読なんだけどね。
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これまでより少し薄味ですか?
それとも柚月裕子さんの味に慣らされて麻痺してしまったのかも知れません。
孤狼シリーズの日岡の関わり方が程よい感じです。
安易に対峙させてしまうと、これまでが台無しになりかねないですから。
とりあえずは、ここまでなのですね。
気を長くして待っていますので、柚月裕子先生、また佐方貞人の物語をお願いします。
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202110/検事・佐方貞人シリーズ第4弾。タイトル通り信義の4編。己の信義を貫くことの大変さや、意志に反して流されやり過ごしてしまう後ろめたさなど誰しも味わうからこそ、佐方の揺るがない力強さがささる。増田事務官のキャラと視点によって一層この世界に入り込めるのもいい。第三話の「孤狼」とのクロスオーバーも柚月ファンには嬉しい。
メモ
第一話:裁きを望む(親子の認知)、第二話:恨みを刻む(覚せい剤所持の偽証)、第三話:正義を質す(暴力団抗争と警察の内実)、第四話:信義を守る(母の介護に苦しむ息子)
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第一話 裁きを望む 第二話 恨みを刻む
第三話 正義を質す 第四話 信義を守る
検事という職業に対する佐方貞人の考え方や仕事の進め方の目指すところは素晴らしいと思う。それを維持し続けるのが難しい。長いものに巻かれてしまう方が楽な時もあるだろうに。
事務官の増田さんの心配やつらさに同調してしまう。
けれど、真っ直ぐ歩いて行く佐方さんがいいんだよね。
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これまでの3作と比べると、少し落ち着いた感じもするが…佐方の真っ直ぐさに私が慣れてしまったのだろうか?だとすると、残念すぎる…私が。
第4話の「信義を守る」は介護の話で、とても辛い気持ちで読んだ。今でも、こう言う介護が原因の事件は度々耳にするし、そのたびに、1人で抱えこまずに何とか出来たら良かったのに、とか、仕事が何とかなっていれば違ったかもしれないのに、と思ってしまうのだけど。これからの日本では、こうした介護の問題は更に増えていくのだろうな、、、
そして、確かにこの話のように、プロの手を借りていても、色々問題が起こることもあると、昔のように、兄弟も多く、子供も複数産むのが平均的だったのとは違い、一人っ子だったり、しかも結婚しない人も増えてくると、複数の人手で何とかすると言うことも出来ないし、より短期間で問題が深刻化していく。本当に悩ましいな、と。
しかし、この事件も、佐方が担当でなければ、ありがちな、介護疲れの果てに、孤立もしていた子供が手をかけてしまった、で終わってしまっていたのだろう。
本人が罪を認めていて、一見、表に見えてる事柄と本人の話が一致しているようであっても、少しの疑問をないがしろにせず、丹念に調べ直し、周囲の証言と本人の話す本人像の違いの違和感を無視しないのは、さすがだ。
ところで。佐方のキャラクターに隠れてしまいがちだが、上司の筒井も実に魅力的。こんな上司の下で働いてみたい。小言を言われるくらい、有難いくらいだ。
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検事佐方シリーズの短編集。
そのまま見過ごされそうな事件の本当の事実を佐方が自身の信義に従い調べていく。佐方のように生きたい。
好きなシリーズ。3.7
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柚月裕子『検事の信義』角川文庫。
検事の佐方貞人を主人公にした連作短編4話収録のシリーズ第4弾。
検事としての正義を貫くために自らの信念を決して曲げず、闘い続ける佐方貞人。いずれの短編もずしりと重い。
昨今は本当に真っ直ぐに生きることが難しくなったと思う。全うに生きていても余り良いこともなく、苦しいことの方が多いように感じる。良い思いをするのは何時も悪い奴等ばかりなのだが、真っ直ぐに生きることの意味をもう一度考えてみたい。
『第一話 裁きを望む』。ミステリーとしての面白さと検事も組織という枠組みの中で行動しなければならない普通の人間であることを認識させてくれる快作。佐方貞人が異例の無罪論告をせざるを得なかった窃盗事件の裁判を巡る物語。佐方はもう一度事件を調査し、被告人の無罪を証明する証拠を確認するが、何故か被告人の証言に違和感を覚える。
『第二話 恨みを刻む』。正義を貫くことの難しさとそれに伴う過酷な試練を描いた短編。昨今、コンプライアンスなどと流行りに乗る組織は得てして、正義を貫くことを善しとしないのだ。覚醒剤取締法違反の罪で送検された男の逮捕の経緯に疑問を抱いた佐方は……
『第三話 正義を質す』。佐方の正義と組織の正義は永遠に交わることはないのか。佐方は検察仲間の木浦から年末に宮島の旅館への宿泊の誘いを受ける。木浦は付き合っていた女性から婚約を解消されたと言うが、実は佐方を誘わざるを得ない理由があった。何と面白いことに『孤狼の血』『凶犬の眼』に登場した日岡秀一がゲスト出演する。
『第四話 信義を守る』。やりきれなくなるほど悲しい事件の真相。85歳の認知症を患う母親を殺害した息子の事件に違和感を覚えた佐方。あくまでも真実を追求しようとする佐方……
定価748円
★★★★★
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満足できました。佐方さん、いいですね。増田さんもいい味出してます。楽しく読める感じ、ありがとうございました。
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佐川貞人の短編集。
正しく裁くことを信義として、自分の道を貫く。
一話、広島の暴力団がらみの話があり、日岡などほかの作品のオマージュ出演もあるところが憎い。
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先週発売された本でたまたま立ち寄った書店で発見、佐方シリーズはいままで読んだことがなかったが手に取ってみた。
短編が5つ、とても読みやすい。
主人公検事の清々しいほどの「罪をまっとうに捌く」という信念で尊敬と憧れの想いを持ちつつ読み進めていきました。
増田事務官からの主観もあり世界観によく入り込めた。
こういう人生もいいなあと思わせられた。
他のシリーズも読もうかな。
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佐方シリーズ第四弾
相変わらず己の信じる正義を貫く佐方。
短編4作それぞれ奥深い内容でした。
第3話に狐狼の日岡がちょいと登場でテンション上がった*\(^o^)/*
やっぱりこのシリーズはいいなぁ
次が楽しみで待ち遠しい…
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4編の短編集.いずれの話も,主人公佐方貞人の為人,そして信条に基づき描かれた,人物描写の補強だが,担当事件が実社会と密接に結びついている分,物語が身近に感じる点で紙面に引き込まれる.
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おぉ、新刊だと手に取りました。
短編集で、遺産相続で無罪になった話と、介護殺人と、広島の暴力団の話…だったかな。きちんと事件一つ一つに向き合い、疑問に思った点をとことん掘り下げていく。こういう人が多かったら誤審や冤罪も減るんだろうけどなぁ。如何せん、今の世の中時間が無い人が多すぎるんだろうな。
それにしてもこんなに作者を持ち上げない後書きも珍しいな、と思いました。
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大好きなシリーズ。ネットで即買いしました。
「孤狼の血」の日岡登場に勝手に沸きました。
安定の面白さ。映像化されないかなぁ。