紙の本
『ぼくのまつり縫い 手芸男子と贈る花』
2021/10/11 19:52
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“手芸男子”の「ハリくん」針宮優人(ユート)、千城中学の3年生
1年生が2人入部して5人になった被服部の部長として、文化発表会のファッションショーをめざして活動している
気にかかるのは進路、高校受験、志望校……
高校でも好きな被服部の活動をしたいけれど、被服部のある高校は少なく、将来アパレルの仕事をしたいというわけでもない
悩むハリくん
衣装制作と部長の役目と受験勉強の疲労が重なって倒れてしまう
近づく発表会にハリくんが選んだ優先順位は……
《「好き」をつづけることは きっと未来につながっていく》──帯のコピー
じわじわと感動がわいてくるファッションショー20分、そして大団円
「てがるに ほんかく読書」の偕成社ノベルフリークから、2021年9月刊
既刊2冊とあわせて“手芸男子”シリーズ中1から中3まで三部作完結
『ぼくのまつり縫い 手芸男子は好きっていえない』(2019年11月)
『ぼくのまつり縫い 手芸男子とカワイイ後輩』(2020年9月)
ちなみに、ハリくんは著者の過去作の舞台になっている高校の1校に進学する
『スピンガール!』の海浜千葉高校
『きみは友だちなんかじゃない』の千葉中央高校
『恋ポテ』シリーズの作草部高校
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お裁縫が大好きな男の子、「ハリくん」。シリーズの最初では、「裁縫が好き」と友達にいえず悩み、次作では後輩との人間関係に悩み、そして、(多分)最後のこの巻では進路に悩む。
悩みを抱えながらも、回りに助けられながら、一歩ずつ前に進んでいく姿に勇気付けられるシリーズだ。
私に子供はいないけどw、母のような気持ちになってハリくんを応援してしまう。
晴れて高校生になったハリくんの前途に幸あれと願う。
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被服部の部長になり最終学年を迎えたハリくん。
受験を控え、志望校がなかなか決まらない。
そのワケは、優先順位をどこに持っていくかという事。
分かってはいるが‥15歳の少年にとってはかなり高いハードルだ。
モモチャンの言う通り、後悔のないように!
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「趣味で学校を決めるのはどうなのかな、と思って。将来の役に立つわけじゃないし。」
被服部のある高校を第一志望にしていたが、担任の先生の言葉に反発とモヤモヤを抱えたまま、文化発表会のファッションショーの服の制作に取り組みはじめる。
手芸男子・針宮優人は、本当にこだわっていたことに気付く。
〇ずっと読みたいと思っていたのだけど、シリーズだと気付いてなくて、三巻目から読んでしまった。不覚。
〇“趣味”も“優先順位”も、使う場面を間違えると暴力的な響きを持つなあ。気をつけよ。
〇「好きなことならやめることないじゃん」のモモちゃん。
被服部は無いけど、裁縫の型紙をおこすためにコンピュータ部に入ったサンカク先輩。
心配してくれる部員や同級生。
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裁縫男子のお話ということで、裁縫好きの血が騒ぎ、児童図書ですが読みました。
シリーズの3作目(たぶん最終巻)を最初に読んでしまったわけですが、受験生の葛藤が手に取るように感じられ、おもしろかったです。
夢中になれる部活動や趣味って本当に大事だとおもいました。
1作めと2作目も読んで見ようと思います。
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三年生になり、部長業も受験の準備も頑張っていて本当にえらい… 最終巻なのは寂しいですが、一年につき一冊、成長を描いていて巧みだと思いました
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まちがって3巻目を最初に読んでしまったようですが、十分この一冊からでも楽しめるし、感動しました。とても良かったのでもちろん最初から読みたいです。小学高学年以上大人まで楽しめると思います。
部活のこと進路のこと親先生友人との関係を悩んだり前向きになったり一生懸命な姿が素敵でした。
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3冊読んだ
中1中2中3のハリくんを。
だんだん成長するハリくんを見れた。
好きな事を好きだ!と言えるっていいよね。
そんな事して楽しい!?ってゆう人もいるかもしんないけど、自分が楽しいのならいんじゃない。
母は見守るよ(笑)
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今回は高校受験を控えた優人、高校選びに苦心している。
大好きなお裁縫ができる高校を探すのだがなかなかない。
そんな進路の悩みに加え、被服部最後のファッションショーの衣装製作の進捗状況が思わしくないことも重なる。
担任であり、顧問でもある先生ともなんとなくギクシャク。
今回は花が所々で出てきて話の布線になっていた。
悩みながら、その悩みを話しながら成長していく優人。
世の中、色んな人がいるんだ、自分は自分の心に素直に道を進んで行けばいいんだと優人の姿に励まされる。
多様性にちょっとだけだけど触れることもできる作品のように思う。
高校生になった優人も見てみたい。