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紙の本
貴重な映画史の史料
2021/08/13 16:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画ファンには古い映像と共に、パンフレットやポスターを収集している人もいて、それ専門の古本屋も神保町にある。しかし映画館の前に立て掛けていた絵看板は現存するものは少なく大概廃棄されている。この度、その貴重な絵看板を集めた写真集が出版され、当時の職人さんがベニヤ板の切り出しから、絵描き、組み立てまで語ってくれた。職人さんによるとアランドロンやオードリヘップバーンは似せて描きやすく、田中絹代や山本富士子は描きにくかったと言う。看板も一緒に写っている通行人の風体も貴重な昭和史の史料であり、よくぞこんな本を出してくれたと感心した。
紙の本
かつてそこは夢の国への入り口だった
2021/07/30 07:01
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画観客人口が最も多かったのは、昭和33年(1958年)。その数、実に11億2700万というからすごい。
もっともその頃、テレビの普及はまだされていなかったから、おのずと人々の関心は映画に向いたのだろう。
その2年後には公開作品数と映画館数がピークになって、大都市だけでなく小さな町々に映画館ができたのはないだろうか。
その当時の、昭和30年から40年にかけての映画館の前には上映作品のスチール写真やチラシの掲示だけでなく、看板絵師たちの手による手書き看板が道行く人々の興味を誘っていた。
シネマコンプレックスの時代になって、今やそんな昭和の映画館の風景はほとんど見る機会がなくなった。
そして、それらを記録したものも。
ところが、ここに奇跡のような本が登場する。
場所は大阪ミナミ劇場街。そこで昭和30年代の絵看板を記録した写真が見つかる。
本書の監修を担当している国立映画アーカイブ主任研究院の岡田秀則氏は「それら技芸がもたらした成果を一つひとつの作品と見なし、臆することなく私たちの文化遺産であると見なす」と書いている。
映画絵看板の記録だけでなく、映画館の前を行き交う人々、映画館に入る人々など、当時の人々の様子もうかがえるし、今やすっかり景観を変えた大阪のミナミの街並みも見ることができる。
また、当時これらの絵看板の制作に携わった絵師たちの座談会も収録されていて、映画そのものではないが映画を盛り上がてきた貴重な資料といえる。
紙の本
これまでになかった映画史へのアプローチ
2021/06/29 21:50
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投稿者:ashimo - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本における活動写真の揺籃の地、大阪はミナミの映画絵看板を手掛けた「不二工芸」が残した写真のアーカイヴ・プロジェクトの成果。簡潔な作品解説と、絵師たちへの聞き取りを収録し、地域の記憶と結びついた文化資源を活用する試みとしても興味深い。
電子書籍
映画
2024/03/24 17:00
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投稿者:ta - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代では見ることが出来ないタイプのものになったので、貴重だなと感じます。雰囲気があって、素敵だなと思います。
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