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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
事件について、あまり取材されているという印象は受けませんでした。冤罪というのも、無理矢理な感じがしました。
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昭和48年3月3日、青山学院大学法学部の春木教授は女子学生への強制猥褻罪等の罪で逮捕される。
当時も今も残念ながら事件としてはたびたび見聞きする性質のものだが、この事件は筆者をはじめとしたジャーナリストたちに大いなる違和感を与えた。
事件の背景に一体何があるのか。複雑な人物相関図の中を行ったり来たりで読んでいるとやや混乱、ところどころ脱線気味にも感じたが、単にノンフィクションを読み慣れていないせいかもしれない。
大学組織の膿とバブルと、教授の気の緩みが偶発的に起こした事件。
思わぬところで林真理子氏の「アッコちゃんの時代」が出てきてまたそちらも読み返したくなった。
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文章が読みにくい。著者の自意識の高さが滲み出ており、必要がないように感じる著者の過去話などが挟まれ話にまとまりがない。
ノンフィクションと帯に書いてあり期待して読んだが、ほとんどが既出の雑誌記事や本の引用。著者の取材による新たな事実はほぼなかった。
著者による推測が多く、事実を扱ってるいるか疑問。
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本の雑誌・ノンフ特集から、だったかな。45年前の事件につき、今なお、疑問をあきらめない姿勢は凄い。その結晶ともいうべき本書であり、内容も興味深い。性被害においては、生物学的特性などから、基本的には女性が被害者。これは多分大前提で、男性にとって不利という言い訳にならない。ただ本ケースでは、教授というある意味微妙な立場や、女性と愛人関係にあった方面からの恫喝など、単純に男女関係に帰依できない諸問題が絡んでくる。となると浮かび上がってくるのは、やっぱり司法判断への疑問ですわな。