紙の本
感動作ですね。
2022/01/07 11:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
引っ込み思案で人見知りの柚希は出版社で働いていた。もともと柚希は小説の編集をしたくて出版社に入社したが、入社してからはずっと求人募集の編集の仕事をしていた。柚希には高校時代の親友・彩羽がいた。彩羽の夢は小説家になることで、柚希は編集として彩羽をサポートするのが夢だった。しかし、彩羽は事故で亡くなった。直前に彩羽と喧嘩した柚希は彩羽を死に追いやった意識に苛まれる。そしてある日、携帯の小説サイトに彩羽の小説が掲載され、柚希は・・・・・。
ちょっといい話で感動しました。前作の「この冬、いなくなる君へ」では生まれる前の子供が登場しましたが、今回は生きれなかった双子の兄が登場しましたね。次はどんな単会でどんなキャラクターが登場するのか楽しみにしてます。
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ミステリー仕立て。自分が殺したと思っていた親友。彼女のために出版社に勤務したのに傷つけて喧嘩別れした。無気力で自分の気持ちを伝えられない性格。ある日、僕の名前を言ってという変にカジュアルな男に出会う。なんだか懐かしいような、でも思い出してはいけないような。
そして親友が小説をアップする。もしかして彼女はいきてふの?
恋も仕事も友情もキチンとつらいことに向き合って初めて自分の幸せを見つける話。母親との確執も、イマジナリーフレンドも程よく。
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希望してた部署じゃない仕事は長いと辛くなるよね
しかも親友の小説編集を夢にしてたんだから余計に
でもその親友とも喧嘩別れして所在不明
亡くなってから数年してから知り家まで行ったらお兄さんに怒鳴られやるせないよね
そんな時に親友の小説がアップされていく
しかも確実本人が書いたもの
初めて知った新友の葛藤や想い、改めて許されないけど新友で良かったと思う
あの5作の小説は何時までも心に残る
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冬シリーズが好きになって
手に取った一冊です。
今回はどんなストーリーなんだろう
っていつも楽しみにしながら読んでいます。
柚希が小説の編集者になりたかった理由が
親友の小説に関わりたいからって
本当に大切な目標だと思ったし
いつまでもその親友を大切にして欲しいとも思った。
だけど
その親友が事故にあったなんて
柚希の悲しみは私の想像を越えているんだと思う。
そんな時に青年から声をかけられて
まさかその青年が
柚希の亡くなった双子の兄妹だったとは
思わなかった。
でもその青年がいて
色々なきっかけをくれたから
親友に起きた事実を知ることができたし
幾つかの誤解を解くことができた。
誤解を無くすことは難しいけど
1つでも誤解を減らすために
意固地にならずに
周囲の話しに耳を傾けないとな
と思いました。