紙の本
食堂をこよなく愛する著者の視点
2017/05/25 22:43
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:figaro - この投稿者のレビュー一覧を見る
すでに知られたことだと思うが、著者は元々、会社の社食で実際に定食を作っていたプロの「食堂のおばちゃん」であった。
松本清張賞受賞後、本業の「食堂のおばちゃちゃん」を辞め、作家業に専念することになるが、著者の「食堂愛」とでもいうのか、料理と人の描写はとても優しく、そしていずれもが美味しそうだ。
作品で描かれている出来事は、世間を震撼させるようなものはない。むしろ私たちの日常にも起こりそうなことだ。だが、食堂をこよなく愛する著者の視点は、人と人に起こる些細な出来事も、美味しそうな食事とともに、ホッコリさせてくれる。
次作が楽しみだ。
紙の本
食堂のおばちゃん第2弾
2021/02/22 20:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
食堂のおばちゃん第2弾は、一子さんと孝蔵さんの若き日のお話。こんなに素敵なご夫婦だったとは、心が温かくなりました。
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1代前のお話
2022/10/03 14:12
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランス料理と洋食の違いの表現がうまい。
料理の味だけじゃなくて、お店の雰囲気や佇まいも含めて、要素のなるんだよね。
料金だけの問題じゃないと。
紙の本
昭和の歴史も学べるね(^^)
2018/05/25 00:35
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
食堂のおばちゃんの2作目!孝蔵と一子(いちこ)が切り盛りしてた頃のお話です。自分が生まれる前から生まれた年の時代背景でしたので、知らないこともあり勉強にもなりました。どの時代にも、いけ好かない奴がいる者だなと思いつつも、なんだかんだ解決!義理と人情に満ちたこの時代が羨ましいです。あいかかわらず美味しい料理が出てきます。食べたくなるね~。物語も、あいかかわらず涙腺が弱くて、所々で涙が一粒二粒と落ちてしまいました(^^;)料理のレシピも収録されてるので、作ってみたいですね。
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前作の前の世代。 つまりは創始者の時代の話。
時代背景のせいなのか、んーん、前作と比較するともう1つ足りなかった。 それこそ塩味というのか、スパイスというのか、平凡な「いい話」で終わってしまう。 どの話も淡々としすぎてて、物足りなかった。
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食堂のおばちゃんを読んで以来 これが読みたくてずっと探してた。やっと見つけたのでさっそく一気に読んだよー。面白かったー。
食堂のおばちゃんより こっちの方が面白かったかも。なにより孝蔵さんがカッコいいー。
男気に溢れてて 包容力があって 穏やかで 何事にも真摯に向き合える素敵な人。
勝田さんご夫婦も信頼感が感じられる素敵なご夫婦。
あーもっと読みたい。もっと孝蔵さんの話も読みたいし 食堂のおばちゃんの続きも読みたい。あとラーメン屋さんになった亮介のその後とか ビストロシェリの話とか 真也の独立とか あれもこれも気になる。たくさん書いてー。
こないだ読んだ山口恵以子の上海の話も面白かったし いまのところハズレなし。柚木麻子以降のヒットかもー。
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食堂のおばちゃんの2作目。
まだ洋食屋だったころの話。
1作目よりずいぶん遡った話なので、一子さんが中心な感じ。
しあわせなきもちになる
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一子と孝蔵の深い愛と、お互いに対する信頼感にすごく温かい気持ちにさせてもらえた。
誰かが困っていたら、すっと手を差し伸べてあげられる環境がこの時代はあったんだな...
美味しいごはんは心までも満たしてくれる。
読んでいる私の心も幸せで満たされるそんな本に出会えてよかった♡
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ちょうど、ひよっこの放送と重なった時期に読んだので、どうしてもすずふり亭とイメージがだぶってしまいました。
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はじめ食堂の開店から6年間の話。昭和40年代の時事ネタも織り込まれて、店、人、時代の移り変わりがわかる。孝蔵さんと一子さんラブラブ夫婦だったんだなぁ。はじめ食堂の周りで様々な事件があるけど、どれも今の時代にも起こりそうなことばかり。人間同士の問題は時代を超えて共通なのですね。出てくる料理がどれも美味しそう。うちの近くにもはじめ食堂みたいな行きつけにできる洋食屋さんがほしい。
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昭和だ~(^o^)「三丁目の夕日」とか「ひよっこ」とか、この頃の話ってステキで面白い♪はじめ食堂の美味しそうな料理の数々(^q^)と、じ~んとくる人情話(--、)そして孝蔵と一子のラブラブっぷりに当てられる(*^^*)この後、前作の嫁姑に繋がるのね!
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食堂のおばちゃんシリーズ第2弾。
第1弾は、一二三(にのまえ ふみ)と姑の一一子(にのまえ いちこ)が営 む小さな洋食屋を舞台にしたライトミステリー。
第2弾では、一子と亡夫が小さな洋食屋を開き、周りの人々に見守れながら歩んだ日々が続かれている。
映画「三丁目の夕日」を思わせる、懐かしい昭和の物語。
ほっこり幸せになる。
一子が若い恋人たちに言った言葉。
「お二人は若いから、目標が沢山あるでしょう?全部達成できなくても、四捨五入して一つ上に上がれば、大成功ですよ」
そうよね…
無理しすぎず、ちょっと力を抜いていいのよね。
それで一歩前進したら、十分!
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第一巻もよかったけど、こっちの方が好き。一子と孝蔵の話で、孝蔵さんは、フレンチのシェフだったので、作る料理やそのこだわりが、そっちより。フレンチが好きな私には読んでるだけで幸せな感じ。早く、三巻が読みたいなぁ。
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特に大きな事件が起こるわけでもないのに、続きが気になるシリーズです。
お腹が満たされて一件落着、幸せだなぁ。
ただし、孝蔵は一子を残して死んでしまうと一巻を読んで知っているため、おしどり夫婦であればあるほど、切ない気持ちが訪れます。
これを読んだ後、一巻の『まぼろしのビーフシチュー』を再読すると、涌井の孝蔵への想いにウルッときます。
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「食堂のおばちゃん」第二弾。
一子の若い頃のお話だった。
一作目では、孝蔵さんも高も亡くなっていたから、
特に孝蔵さんの人柄が知れて良かった。
とっても素敵な夫婦だったんだなぁ。
と、なんだかしみじみ。
心が温まる作品です。