街の本屋さんの復興を
2022/05/10 22:22
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投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋さんが減ってゆく昨今、「一万円選書」が大人気となっている書店!大人気すぎて年に一度の抽選となり、それもなかなか当たらない!
どこからこんなアイデアが出てきたのか、なぜこのアイデアがヒットしたのか?しかしここに至るまでには苦闘の数十年が。
書店、出版社復興のヒントとなりそうなビジネス本として読むのもアリ。
本が好きな人、一万円選書に興味があるけれどどんなものなのか知りたい、という人にも。
読めば読むほどこのご主人におすすめ本を選んで欲しいと思います。
一万円選書、応募しても当たらないんですよね……ということでこの本を参考に自分で自分に一万円選書だ!!(まずこの本は1600円プラス税。あと8000円くらいか。)
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北海道砂川市にある「いわた書店」
田舎町に佇むこの書店は「一万円選書」で全国的にその名を知られるようになりました。書店が苦境に立たされて久しい中、成功を掴んだ書店と思われるかもしれませんが、実際には苦しい時期が長かったといいます。
そんな中で様々な取り組みをしてきた岩田さんの書店主としての矜持、信条を覗けるのが本書。本屋の存在意義は面白い本を売ることにあると言い切り実行する姿に、一人の本好きとして頼もしさを感じます。
全ての本好きに読んでいただきたい一冊です。
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「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店」(岩田徹)
読了。
「俺がこの制度を始めたんだ〜」って感じの武勇伝的な本だったら、微妙だったかもだけど、そんなことなく、スラスラ分かりやすく、でも店主の想いが伝わる一冊でした。
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これからの本屋が変わるきっかけになる話でした。
ただ世間で売れている本を置くだけの物が正解なのか、それぞれのお店により役割があると感じました。これからはこだわりを持ち、それをどのようにして多くの人に認知してもらうか、面白い本を探すのに時間もかかるし、だから面白いと言うこともある程度伝えないといけない。限られた人しか出来ない仕事、ぜひ一万選書を一度申し込んでみたい。
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図書館本
岩田さんの本に対する熱い想いが伝わってきます
ブクログをしている人は、本好きの2%の人なんだと思う
もっとたくさんの人が本を好きになってくれたら
という気持ちが伝わります
本に関わる大好きな仕事なので、忙しくても楽しくて仕方ない岩田さん
好きな仕事から湧き出るパワーがすごい!
そして、その想いを継いでいるお嬢さんも素敵
選書してもらいたいな
その前に直接のお店見に行った方が早いか
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読み比べたら、同じことが書いてあるようで、そうではない。
こちらの方が岩田さんの肉声が聞ける、そんな感じがしました。岩田さんの考え方が、よりわかりやすい。
地方の一書店のことを、地方の出版社が出版する。内容もメジャー向けとは違う語り口で、素晴らしい。
この本は書店の、北海道に関する出版物コーナーに平積みされていました。ここで、この人も北海道の作家さんだったのか、とか、興味のあるジャンルにまだ読んでいない本をみつけたり。書店の展示の仕方が嬉しかったし、興味深い本をいくつか見つけた。本当は、もっとあの人もこの人もいるのに、こんな本もあるのに・・・と思ったけれど、頁には限りがあるので仕方ないですね。
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先に読んだ新書版と内容のダブりが少ないとのことで手に取った。たしかに、本書のほうが、いわた社長の本に関する考え方や行動が多く書かれており、どちらも読んだ方が良いと思われる。(いわたま選書まで書かれており、ビックリ!)
<自分自身での選書チェックポイント>
●本のタイトルに何か引っかかるものがあれば、その本は相性が良い可能性が高い。
●海外作品は翻訳者で評価がガラリと変わるため、以前に読んで面白かった海外作品は、その翻訳者を覚えておき、翻訳者で選書するのもあり。
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第1章 一万円選書のすべて
究極の問い
三日天下
本屋の神様
ネットの世界でバズる
選書カルテ
カルテの読み込み方
賢者を紹介する
どうせなら美味しいものを食べたい
本を選ぶコツは本を読むコツ
手紙を添えて
システムの確立
ドキュメント 一万円選書
プラットホーム
どうぞ真似してください
第2章 負けて負けて迷って迷ってやっと見つけた
本こそが庶民の娯楽の王様だった
砂川で本屋を始めた両親
サラリーマンを経て書店主へ
バブル崩壊後の焼野原
砂川地域大学という挑戦
あの手この手
売れない理由なんて100でも言える
店内レイアウト試行錯誤
消してはいけない炎
作家?笠井一子さんとの出会い
うちが責任を持って売るから!
原動力
第3章 本屋が生き残るために
苦言を呈します
小さな本屋が革命を起こす
全国の個性派本屋さん
いわたま選書
他業種とのコラボ
図書館がうらやましい
みんなにもっと本を読んでほしい
オンリーワン
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もはや選書してもらうより選書してみたいと思っています。自分もこれだけ読んでいると誰かの役に立ちたいなあと思う今日この頃です。
大変だろうなとは思うものの、いいなあ。うらやましいなあという気持ちであります。
それにしても、本が売れないという昨今でここまで注文殺到にまでするというアイディアがすごい。TVで紹介されて爆発的に広がったわけですが、その後いろいろな場所で選書されるようになったというのが物凄い転換点ですね。内沼さんが提唱していた、「本に関わったら広義の本屋」という所につながる出来事だと思います。
僕もライブ会場で本を売るというアイディアを実現しようとしましたが、おり悪くコロナで頓挫。とても悔しい思いをしました(2回ほどやって本当に楽しかった)
色々な本屋で選書してくれる時代が来たら楽しいなあ。
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「一万円選書」で知られている北海道・いわた書店の店主の本に対する熱い想いが伝わってくる。
おもしろいのに埋もれてしまっている本。
読み継がれていくべき「本物」を見つけて紹介したいと語っている。
確かにベストセラーや話題の本は、どこでも目にするし、手に入るが、心を揺さぶられるような一冊に出会うことはなかなか難しい。
話題の本であっても自分にはちょっと違うと感じたり、苦手だからとベストセラーでも読まない本もある。
年齢とともに読む本も変化しつつあるが、なるべく偏りなく読んでみたいと常々思っている。
一万円選書に当選するのも難しいが、選書してもらいたいと思う。
今は、ブクログで読みたい本を日々探している。
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『一万円選書』で有名ないわた書店店主・岩田氏が書かれた本書。
著者の本が大好きな気持ち、本への情熱が伝わってきた。
本屋の苦境への苦言がよかった。
そう、おもしろい本はあるのだ。ただ出合えてないだけなのだ。
ベストセラーよりも、誰かがオススメする本を読みたい。
読んでいて素敵だなと思った言葉。
“本のなかになにがある、字がある。字のなかになにがあるか、宇宙がある。”
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注文した本が届いて、一気に読んでしまったのはすごく久しぶりのこと。『一万円選書』を始めたきっかけがあったんですね。今では抽選になってしまった『一万円選書』。ブレイクする前に知りたかった。でも、私には知るすべがなかった。.....と言いつつ、本は薦めるのも薦められるのもあまり好きではない。だけど、選書カルテを書いて、岩田さんが私をどんな人間だと思って選書してくれるのか?期待したくて応募して、3年目になる。当選する日を待つ日々である。
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知り合いに本を薦めるのは、非常に気を遣う。相手を理解した上で、本の内容を理解して、こちらのセンスを疑われぬよう相手にどう映るか自意識を理解する必要があるからだ。それでも、さりげなく本をプレゼントできるのは素敵な行為だなと。本著は、一万円を目安に買い手のアンケートに基づき選書する。本のソムリエだ。そのノウハウを惜しげなく公開する。本屋の経営も息を吹き返す。
読書の素晴らしさと共にビジネス本としても楽しめる一冊。ただ、20〜30分ほどで読み切れてしまう薄い本で、やや物足りない。
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ポプラ新書から発売されている書籍も同じことが言えますが
岩田さんの文章がとてもおもしろく
ストレスなく読み進めることができました。
一万円選書が誕生した背景だけではなく
北海道空知地方の歴史も垣間見ることができます。
本書を読むと、一万円選書に対する憧れが強くなるとともに
いわた書店を訪問したくなることでしょう。
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前から気になっていたもの。1万円は一度に本に費やすお金としては大金ではあるがこのサービスは受けてみたいなぁと思う。