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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
エッセイかと思ったら小説。しかしやはり自分の経験も参考にしているのだろうか?
アイドル好きとしては結構興味深い内容だなと思います。
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著者がアイドルということもありみくるの心理描写が生々しく作品にどっぷりと浸かり込んでいきました。
翔也、はともかくリリアちゃんは途中味方になった!と思ったのにやっぱり敵か!とみくると一緒に騙された?気分になりました。とても面白かったです。
結末はどうなるのだろうと思ったら、人のための仕事をしていて、ひろやんの存在の大きさに気づいたみくるの成長を感じました。
みくるの26歳の誕生日の満月は雲に隠れて見えなかったけど、ちゃんと輝いている。雲が晴れて見つかる時が来るといいなと思いました。
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現役アイドルBiSHのモモコグミカンパニーの初小説。
アイドルを夢見ながらメイド喫茶(御伽の国)でみくるという名前で働く友美が主人公。
裏切り、嫉妬、憎悪。アイドルが書く初小説としてはドロドロで生々しい。
が面白い。人の性(サガ)を表した人間臭い描写に先が気になって読む手が止まらない。
希望を失った友美が迎える結末が。。
なりたい理想の自分となれない現実の自分と戦いながら、居場所(光)を探し求める友美の姿が印象的。
以前から著者の書く歌詞やエッセイは好きだったが、改めて文才を思い知らされた一冊。
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BiSHのモモコグミカンパミニーさんのデビュー小説
アイドルとして活躍するモモコさんだからこそ表現できる世界観のように感じる作品でした。
また人間の吐き気のするほどの嫌な部分が見事に登場人物たちを形作っていること、そしてそれらはフィクションではなく現実を生きる私たちの中にもある部分でだということを感じられる作品でした。
読み終えたときに真っ先に感じたのは、この小説を歌詞にしたらどのようになるのかということ。そして、改めてモモコグミカンパミニーがとてつもない文才だということでした。
BiSH解散後のモモコグミカンパミニーさんのご活躍が楽しみになる一冊でした。
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終盤まで辛い、苦しい、しんどい。自分と重なるところがありまくって負の感情が出続けました。
生きがいが見つけられて、もがいてた時期がそんなこともあったかももしかしたら夢だったかもなんて思える日が来てくれたらいいなと思いました。
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BiSHのモモコさんが描いた作品
「アイドルになりたい」
小学生の時からずっと夢見てきた友美だが、どこを受けても書類審査で落ちてしまう。
やっと面接まで行けた時、面接官にその体型でアイドルになれるわけない。アイドルをナメてるとバカにされ周りの人たちに笑われた。
少しでもアイドルに近づきたくてメイド〝みくる〟としてバイトをすることになったがなかなか上手くいかず…
やるべきこと、捨てるべきもの、大切にしなきゃいけないものはわかるのに、必死にもがいてる友美に共感できる部分もありました。
愛されたい、周りを笑顔にしたい、独りぼっちになりたくない
そんな感情がリアルで綺麗に表現された作品だなと思いました。また読み直したいです
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この世に自分の身体を持って生きている限り、何も抱えるものがない人など存在しないのだ。
みんな、何かを抱えている。
というより、抱えながらも、生きていくしかないのだろう。
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読みやすくて面白かったです。自分もおたくしてるので共感できる部分もあったり、ダメージをくらう部分もあったりでした。
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なまぬるい話じゃなかった、読み終わってスッキリするかと言われたらスッキリはしないけど、全部が丸く収まるありがちな話じゃなくて良かった
「アイドルのモモコグミカンパニー」という色眼鏡で見たくはないけど、「アイドルのモモコグミカンパニー」が書く意味があったと思う。
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タイトルと装画に惹かれ手に取った作品。
アイドルになる夢を叶えるために上京した友美。
しかし、現実は厳しくその夢は叶うことなく打ちのめされる。
「みくる」としてメイド喫茶で働く友美だったが…。
出てくる登場人物が胸糞悪くなるような人間ばかりで生々しく辛かった。
私自身メイドさん、アイドルを推す側の人間なので突き刺さる箇所も。
ひろやんには感情移入してしまう。
御伽の国はどこにもないんだな…。
BiSHのことはアメトーークで見た知識しかないけれど、モモコさんの文章は読みやすかった。
また小説を書いてほしい。
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表紙画からは想像出来ない内容でした。
後味は悪くない終わり方ですが、人間の見たくない部分、依存•狂気等々生々しく表現されてます。
これは、、、アイドル作者と侮ってはいけません。ただ好き嫌いが分かれると思います。
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クソみたいな人間しか登場しない。
共感もできないし同情もできない。
でも誰にだって隠したいことはあるし、抱えているものはあって、それが原因で取り返しがつかないことになることだってある。
ありえない!キモい!なんて簡単に言えない。
誰だって一歩踏み外したら、全部崩れてしまう可能性を持ってるから。
誰が良かった、ダメだった、とかいう世界の話ではないけど、友美があのとき自分のことも他人のことも殺さなくてよかった。
でもどうしてもリリアと翔也のことは許せない。
早くしね!殺せー!と思ってしまったのが本音(小声)
途中の麻由子とのシーンが良かっただけに、結局はリリアでしかなかったことはショックだったけど、まあ人間そんなものだよねとも思った。
圭が本名ではなくリリアちゃんと呼んでいるところはなんかちょっとスカッとするというか、ざまぁみろって気持ちになってしまった、、^^
結局麻由子も誰にも愛されない可哀想な子。麻由子がああなってしまう理由も分からなくないのが、なんとも言えない。
アイドル:モモコグミカンパニーが書いた作品、という目線は抜きにしたいけど、それでもやっぱり現役アイドルがこの生々しいストーリーを描いたと思うと、すごいと思うし、いろいろな意味でどぎまぎしました(笑)
何はともあれ、翔也みたいな男がこの世に蔓延ってると思うと本当に虫唾が走る!(それに丸め込まれてしまう女性も含め)
ちゃんと彼らには報いが来てるといいな!!!!来るだろうけど!!!!
映像化してほしいなあ
そのときは女性監督に作ってもらいたいです
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BiSHのにわかファンになり、モモコグミカンパニーさん執筆の本書を読んだが、彼女の文才が冴えわたる小説だった。
アイドルになれなかったメイド喫茶店員の友美を主人公に、DV彼氏、マウントを取りたがる同僚女性、友美の熱烈ファン、と個性的なキャラクターが登場する。
友美は、中途半端に夢を諦めきれずメイド喫茶店員になったことを後ろめたく思い、自己嫌悪が強い。自分のネガティブな側面に焦点を当てて、他人と比較して、一層の劣等感に苛まれている。
誰しもが生きている限り、辛いことやしんどいこともあるが、どうしても他人は幸福に見えてしまい、妬んでしまうが、その人にはその人の苦しみがある。そんな当たり前のことに、気づかせてくれる本だった
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『人間の感情はお金になる』
『チャンスはいつだって近くにあるんだ』
『そこにたどり着くまで希望の光を捨てないで』
『私はね、みんなの欲しがるものが欲しいの』
『永遠などないように、今この瞬間の感情もいつまでも存在し続けるものではない』
『正義のヒーローにでもなったつもりだろうか。結局、こいつも裏切者か。どいつもこいつも、何も分かってない』
『現実なんてこんなものなのかもしれない。一歩外に出たら、こんな風に自分の大切にしていたものなんて、外の世界の人間に、一瞬にして踏みつけられてしまうのだ。だからみんな自分を守ってくれる場所を探すのに必死になっている』
『人はみんな自分のために生きている…でも、誰かの生きがいになれたり、誰かのことを笑顔にできるのって素敵じゃないですか』
BiSHモモコグミカンパニーによる小説デビュー作。
アイドルになる夢が諦められないままメイド喫茶でバイトする友美。SNS、裏切り、DV、妬み、失望。でも人は救われる。
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大変失礼ながら、正直に言うと途中までファンブック位の気持ちで読んでました。しかし、最後のパートで不覚にも涙。結果、最高でした。