ふわわわわ、とした可愛さを感じる、王道の恋愛ストーリー
2022/04/04 14:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容としては、まさに「少女マンガの王道」といった感じ。
身長差のある、先輩と後輩がくっつくまでのストーリーですが、お互いにモテるタイプではあるのに、どこか不器用でじれったいところもカワイイです。
「もう、早くくっついちゃえ!」
「気持ち、言っちゃえ!」
と、読んでいる途中で何度思ったことか…。
少女マンガの王道ストーリーのように、トラブルはありますが、そのトラブルも付き合いたての恋人同士のように可愛い(そのトラブル発生時には、まだ付き合ってないけど)。
ヘンにドロドロしないところも爽やかでいいです。
…が、いちばん好きだったのは、恋愛描写以上に、篠の家族との関係。
篠が男の子を連れてきても、それを受け止める家族。
そして、篠のことを本当に心配する家族。
ここまで大きな愛に包まれてるなんて、羨ましい…。
もしも続編があるなら、今度は篠の家族も交えたエピソードをもっと見たいと思いました。
お父さん・お母さんも素敵だし、お姉さんもしっかりしているけど…お兄さんの見せ場が少なかったから、お兄さんとの絡みがもっと見たい!
あと、「手をふりふりした」、「にこにこにこ、と笑う」などの著者の独特な表現が、篠のあどけない可愛さを引き立てていて、とても良いです(独特なオノマトペの使い方もくどくないから読みやすい)
その中でも、篠の「ふわわわ」という笑い方の表現…。どんな笑い方なんだろうと、とても気になります笑
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者買い。
大変楽しく読ませて頂きました。
作者様のあとがきに「少女漫画のような小説を..」とありましたが、その通り。
読んでるこっちが恥ずかしくなってくるような...そんな初々しい2人の甘酸っぱい恋のお話でした。
篠がちょっとあざと可愛いくて、颯太は健全な男子高校生!って感じ。
「あと1センチ」が中々届かなかった訳は作中に篠が陽介にしてましたね。
雨降って地固まる。これから2人末永くお幸せに~
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二人揃って可愛い。
とにかく可愛い。
颯太は本当に大型忠犬。
そして、ちゃんと人を思いやれるいい子だ。
篠の笑顔や颯太への好意を「ふわわっ」と表現するのが言い得て妙。
そんな笑顔をいばら姫こと篠が見せるのは颯太の前だけ。
これで何で付き合ってないのだろう。
という疑問は、後々少し騒動になるけれども、篠があるキャラへの相談時に明らかになる。
何故、颯太への好意を隠そうとしない篠が、最後の一歩をこれほど慎重になったのか。
ならざるを得なかったのか。
美少女は美少女なりの苦労と悩みがあるのだ。
そんな彼女の苦労を(別方向からだが)初期から割と見抜いていた颯太。
だからこそ、篠は颯太に恋をしたのだろう。
篠が敢えて回り道したが、最初からお似合いの二人で、未来は見えていた。
つまり割り込む余地はなかったのだよ、と某キャラには言ってやりたい。
じれったくも胸キュンな恋愛ものに、久々ながら心が若返りました。
お似合いの二人に、これからも幸あれ!
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階段から落ちそうになった篠先輩を助けた颯太。それをきっかけに篠は颯太を好きになっていった。颯太も最初は先輩だからということで振り回されていたが、次第に好きになっていった。
第9回ネット小説大賞受賞作。
ザ・青春純愛物語のようなピュアさがあって少女漫画を読んでいるようでした。
六つ花さんの作品は初めてなのですが、多くの女性向けのファンタジー小説を書いているそうです。
混じりっけのない雰囲気を味わっているようで、キュンキュンしました。
何か「ドロドロ」を期待していた事に、改めて自分の心が汚れているんだと思ってしまいました。
終始、颯太の視点で進行する展開。颯太の心の揺れ動きが丁寧に描かれています。
グイグイ近づいていく篠先輩と振り回される颯太。段々と二人が惹かれあっていく描写は、心が洗われていくようで、羨ましい限りでした。
純度100%で、ちょっと物足りなさはありましたが、久し振りにピュアな気持ちに戻った気分がありました。
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2022/4/29
背の高い無愛想なバレー部の颯太と、ものすごく美人で1人でいると色んな人からナンパされたり声をかけられてしまう篠が繰り広げる少女漫画並み(以上?)の甘い青春高校生活ものの話。
誰も不幸になる人がおらず、終始甘酸っぱい、誰もが理想とするような青春の究極形態が詰まったような小説だなーと思いました。
颯太くんはきっと本当はとてもイケメンだし、篠は、きっとものすごく可愛いい存在なのだろうなと。
篠の颯太に対するアプローチも、颯太が抱く思いも場面をイメージしやすいものだと思います。
読んでてずっと砂糖を食べている感覚というか、小説なのに文章がとてつもなく光っているというか、そんな感じです。
心を浄化したり、ほんのりさせたい人におすすめの小説だと思います。
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階段から落ちてしまった篠ちゃんを、颯太君が助けるというびっくりする展開から始まった物語でしたが、蓋を開けてみたら甘酸っぱい少女漫画のような恋物語でした。
天使のように可愛い顔をしているから、いろいろな男に言い寄られることが多い篠ちゃんと、誰に対しても誠実であろうと忠犬振りを発揮する颯太君の絡みが面白く、見ているこっちが悶えてしまうような甘々な展開ばかりでした。
ブランドとかまったく知らなかったので、途中調べながら読んだりしましたが、女の子はそういうことに詳しいのは当然だよなと思い、リアルな雰囲気が出ている作品だったと思います。
二人がカップルになるまで見届けることができたのは、主人公とヒロインだけでなく篠ちゃんの家族や陽介君のような、魅力的なキャラクターがいたからだと思います。
見ているこちらが、キュンキュンしてしまうような甘々な恋をありがとうございました。