最初から最後まで一気に読む
2022/06/06 09:46
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミワ@東京 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで一気に読みました、緻密な極太
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オヌ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時事ネタでおろしろそうと思って購入。ただ、あまり背景がきちんと描写されてなくて、ロシアが攻めてきている世界でいきなり話が始まっている。頑張って1/3くらいまで読み進めたが、それでも背景は明確には説明されてなく(自分が理解できてないだけか?)、もう少し辛抱して読み進める必要あり。
あと、確かに軍事用語が注釈なしに出てくるので、その辺りもテンポよく読み進められない原因かも
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
読むのが疲れました。小隊は終わりましたが後が続きません。このような感じは久しぶりです。玄人好みの表現なんでしょうか。ロシヤ軍の北海道侵攻です。ウクライナの現状でタイムリーなのでしょうが、もう少し読みやすくもらいたい。
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とにかく鬱!内容はロシア軍が北海道に攻めて来るという、タイムリーな内容。ロシア軍の圧倒的な兵器の前に日本軍はなす術無くジリジリと敗北していく様が描かれている。グロい表現が今でも頭にこびりついてるほど生々しくて気持ち悪かった。作者が元自衛隊という事もあって、戦争描写もリアルで読み応えがあった。
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この小説が雑誌に掲載された2020年、書籍として出版された2021年、ロシアが2022年にウクライナに侵攻すると、一体誰が思っただろうか。してみると、ロシア軍が北海道の道東に上陸し、局地的に戦争が始まるというこの小説が、全くあり得ない話ではないと思えてくる。いきなり戦争の最前線に押し出されることになった時、日本の自衛隊員は、本当に戦えるのか。「不撓不屈の精神でも高邁な使命感でも崇高な愛国心でもなく、ただ一個の義務」だという主人公、恐怖で震える自衛隊員たちが、決して職業軍人ではない自衛隊員の姿としてリアル。
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題名:「小隊」他二編の短編集。
「小隊」は北海道にロシア軍が上陸し、釧路付近で地上戦になる話。
この話が全編続くと思っていたら、すんなりあっけなく終わる。
土地勘があるので、物語は生々しく思える。
「戦場のレビヤタン」、「市街戦」はKが一人称で登場する。
「市街戦」からの「戦場のレビヤタン」 なのかと邪推してしまう。
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ある程度以上の自衛隊をはじめとした組織の編成、装備品に関する知識を有する読者向け。
まぁ、他の小説の様に事あるごとに、登場人物を借りて説明させるという手法は、この「小隊」には不要であるとともに、無いことにより、より緊迫感を生み出している。
ここには英断を下す政治家も、敵をなぎ倒すヒーローも存在しない。
生起して欲しくはないが、今の日本の現実から最もあり得るシナリオに感じられる、これまでの自衛隊のリアルをうたった小説とは、圧倒的に次元の異なる小説。
☆5 (小隊のみの評価なら)
「戦場のレビヤタン」は、レビヤタンという概念に共感出来るか、がポイントか。個人的には難解。
☆3
「市街戦」は経験者にしかわからない、記憶と現実の入り交じった感覚。過去と空間と現実、そして空想の同時進行。
☆3
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【ロシア軍が北海道に上陸! 元自衛官が書く現代戦のリアル】迫りくるロシア軍。若き小隊長の視点から戦場の恐るべき現実を描く表題作など、元自衛官の新芥川賞作家が克明に描く戦争小説3篇。
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ロシア軍が日本に突然攻めてきて北海道で自衛隊と衝突 その最前線の小隊長視点でのお話
まず専門用語が多すぎて何言ってるのかわからない なのでリアルなのかもどうかも判断できない なんか大変だなー で最後まで終わった
最後の見せ場はまさかの小熊さんバックれてたのかよくらいでなんだかなぁと
多分作者の言いたいことは「自衛隊は実際の戦闘したら弱いですよ あの連中形だけですわwww」なのかなぁと
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軍事専門用語のオンパレードなのに説明がないため、自衛隊経験者か軍事オタクしか楽しめないひとりよがりの作品。
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元自衛官の芥川賞作家が描く自衛隊や戦争に関する小説3篇。
表題作「小隊」は北海道に上陸したロシア軍を迎え撃つべく小隊を率いて任務につく自衛官が主人公。自衛隊が戦争に巻き込まれると、こうなるのかもしれないと思いながら読んだ。
「戦場のレビタリヤン」は幹部自衛官を数年でやめ、怠惰な生活を送っていた主人公が民間警備会社に入り、イラクのクルド人自治区にある石油プラントに派遣され、防衛任務につくという話。
この2作品は架空の戦争場面を描いているが、最後の「市街戦」は一般大学を卒業して陸上自衛隊に入隊した主人公が味わう行軍訓練のリアルな苦しさを描いたもの。訓練の中で、学生時代の友人たちとの交流が幻想となって脳裏に浮かび、やがて現実との境目がぼやけてくるといった内容になっている。
いずれも自衛隊出身の著者ならではの表現力を感じさせるが、「小隊」は軍事的専門用語のオンパレード、「戦場のレビタリヤン」は背景や状況がわかりづらく、正直、読み疲れがした。
「市街戦」のみ、自衛隊に入隊する若者の心理や訓練における不快感との戦いといった点で親しみがわき、心に響くものがあった。
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表題作の小隊は、良かった。前半の心理描写のようなところは、冗長と感じたが、戦闘シーンの迫力は大変良くドンドン読める。残りの2作は小隊の前半が前編に渡り続く感じ。せっかくあれだけの戦闘シーンが描けるのだからそれを駆使すれば良いのに。小隊が星4つ、残りが1つで全体で2つとしました。
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砂川文次『小隊』文春文庫。
元自衛官という異色の経歴をもつ作家によるデビュー作を含む戦争小説を3編収録。
期待外れも甚だしい。3編共に何も伝わるものが無いという恐ろしいまでの駄作揃い。エンターテイメント性もメッセージ性も何も無い戦争小説というのは初めて読んだ。そして、これらが芥川賞候補作や文學界新人賞受賞作というのだからさらに驚かされる。
『小隊』。表題作。第164回芥川賞候補作。極め付きのミリタリーオタクが忠実に詳しく兵器や武器、自衛隊の装備や組織階級などを交えながら可能な限りリアリティのある戦闘シーンを描いただけというような短編で、伝わって来るものが何も無い。日本とロシアが北海道を舞台に戦争に突入し、その最前線となった釧路での戦闘で、敵軍から壊滅的な打撃を受けた小隊の指揮官の敗走を描く。★★★
『戦場のレビヤタン』。第160回芥川賞候補作。この短編も何を伝えようとしているのか解らない。イラクでの戦争に参加する元自衛隊の傭兵K。常に死と隣り合わせの日常……★★
『市街戦』。第121回文學界新人賞受賞作。デビュー作のようだ。これもメッセージが全く見えない酷い短編。大学を卒業して自衛官となったKがいやいやながら市街戦に参加するということだけしか解らない。★
本体価格760円
★★
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戦争って綺麗事じゃないよなということを、まざまざと感じた。軍備に詳しい人なら、読後感が違ったものになるかもしれない。
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芥川賞を取った作家の戦争小説でした。
元幹部自衛官という経験を活かし、味方と敵、日常と非日常、生と死、そしてそれらの狭間について、専門的な用語をとことんを使って物語を書いていました。
読者に忖度せず、自衛官という主人公の視点で語ることで、今までの小説にない臨場感と緊張感が伝わってきました。