悪魔的解決法がおもしろすぎる
2023/06/30 22:32
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投稿者:ふるかわぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく執事側の反応がメインの物語なので、女性の反応や容姿を楽しみたい人は別の本の方がいいとは思う。主人公は執事です。
なんかとんでもないものを読んでしまった
2023/11/09 01:36
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本人は知らないことながら天使候補として神に試練を与えられる犯罪被災体質を持つ琴音と、彼女をご主人様と崇めて心酔し、あわよくば闇堕ちさせて永遠に共にいたいと目論む悪魔執事の物語。
ラブコメ×ミステリーってあるけど、超解釈超解決であっさりスピーディに平和的解決を迎えるおかげでコメディではあるけど全然ミステリーじゃないな!?
ド変態執事の脳内妄想劇のおかげで非常にうるさいんだけど、何故か読みやすくてさくっと読み終えた。
互いに依存執着してる感じの関係しゅきぴ。
てか表紙どう見ても少女(幼女)だけど、22才とは。
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投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
コメディ好き
あらすじを読んで気になったので購入
予想通り面白かったです
同じ作者様の他の作品も是非よんでみたい
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執事の夜助は悪魔でもある。彼の主人は天使のような春風琴音お嬢様。天使過ぎてリアル天使に候補の主人だが、彼女には周りを巻き込んでしまう厄介な体質があった。
完全に作者のやりたい放題に好きなことを書いたのでツッコミ所だらけだった。そしていろいろな設定が滅茶苦茶過ぎて個人的にはついていけなかった。まず、ご主人様の犯罪被災体質だが犯罪に巻き込まれる、もしくは誘発してしまうとのこと。それが読んでいるとご主人様が犯罪を発生させているように感じる。自分で発生させて自分で解決する自作自演で周りや夜助の反応を楽しんでる悪魔にしか思えなかった。
そして夜助が気持ち悪い。この作品があくまでコメディなのは分かるがそれでも笑えるを通り越してないわ~が圧倒的に勝った。
綾里けいしが様々な気持ち悪いを表現出来るのは理解していたつもりだが、これは個人的にはない。
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天使になれる可能性を秘めたお嬢様を悪堕ちさせたい悪魔な執事の、お嬢様オタク悪魔による過激派推し語り観察日記的なギャグ小説
ダメ悪魔夜助がお嬢様に萌えつつ、手玉に取られている様子が微笑ましい
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何処が「問題は何もない」だ、問題しかねえ!
と冒頭から盛大にツッコミを入れてしまった。
何処の世界にご主人様の椅子に喜んでなる執事がいるか。
ここにいたんだな、びっくりだ。
夜助のツッコミ入れまくり、ツッコミどころしかない語りがテンポ良くて面白く、妙に癖になる作品。
延々聴いていられる語りだ。
「森へお帰り」が特に好き。
作中登場するたび笑ってしまった。
言動は非常に残念だけれど、ご主人様への愛は間違いない。
問題はあるけど、間違いない。
悪魔で執事だけど。
某黒い執事とはまた違ったタイプの執事様だけど。
ツッコミどころと言えば、どう見ても事件なのに、ご主人様の天使的解決法によって最終的には事件にすらならない点。
「いや、そうはならんやろ!」と思わなくもない展開もあるが(だってどう考えても犯罪)ご主人様にああ言われると許してしまう罠。
真実はどうあれ、それで丸く収まるならいいのだ。
もちろん、ご主人様の解釈こそが真実な場合もある(確か)
犯罪を呼び寄せてしまう体質のご主人様と、そんなご主人様を悪堕ちさせたいけど愛しすぎて残念になっている悪魔で執事。
なかなか濃い組み合わせだけれど、エピローグにあった通り、そんなご主人様に唯一付き添えるのは夜助だけ。
普通の人間では災難に巻き込まれて大変だからねえ。
つまり、お互いに互いが唯一の人なのだ。
某キャラの指摘は間違っていないと思う。
それを本当に自覚したとき、きっと夜助は爆発四散するんだろうな。
リア充爆発しろ的な意味で。
……強く生きろ夜助。
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悪魔のルポルタージュ。
夜助の悪魔的解決方法
春風琴音の天使的解決法の対比とメタミステリなラノベとしておもしろかった。
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私、佐山夜助は執事である。そして、仕える主、春風琴音様は大層素晴らしい方だ。どう素晴らしいかと聞かれればこの世の言葉では表せない程素晴らしい。どんな文学者の言葉をもっても表しきれないのだ。 一言でいうならば尊いのである。
***
久しぶりにやばい小説を読んでしまった。ここでいうやばいは当然誉め言葉であるのだが、本当になんというか、やばい小説だった。正直、怪奇幻想読者クラブのタグを使うべきか否かを悩んだ一作であるが、裏のあらすじに(ラブコメとつくが)ミステリーと書いてあるし、謎解き要素もあるし、読んだ結果、ミステリーだったと思うのでこちらのタグをやはり使わせていただいた。 大雑把なあらすじとしては、犯罪に巻き込まれやすい、あるいは犯罪を犯さんと企んでいる人間を触発する体質『犯罪被災体質』である、お嬢様春風琴音と、それを近くで支える執事、夜助の物語である。
それだけ聞くと、事件によく巻き込まれるお嬢様が執事と共に卓越した頭脳で推理をして、華麗に事件を解決する話(コナン君かな?)だと思われるだろうが、ところがどっこいだ。犯罪によく巻き込まれるのはともかくとして、彼女がするのは華麗な推理で、あなたが犯人です!ではない。事件を解決することは解決するのだが、解決……?という感じ。
解決というよりは分解しているという印象。そもそも犯人を悪人としてとらえず、説得、あるいは犯罪として取り上げられなさそうな方向に誘導して、事件なんて初めから無かったんや!!とでもいう様に超強引理論で話をまとめてしまう。第一話目からそんな感じで、ミステリーとはいったい。 完全にコメディが勝っている。
そして、このお嬢様もなかなかすごいのだが、もっとすごかったのはこのお嬢様を支えている執事、夜助だ。この執事、お嬢様を敬愛し、敬い、慕い……まあとにかくすごい。タイトルにもある様に、偏愛の極みであるが、偏愛というより変態ですよね。
その夜助の一人称視点で話が進んでいくので、何度もお嬢様について書かれており、いかに素晴らしいかというのがこれでもかという程書き上げられている。いっそここまで振り切ると、逆にすがすがしいです。夜助が語っている間も、始終様々な小説や映画や漫画からネタを引っ張ってきていて、ネタが渋滞していた。でも不思議とくどいと思わなかった。
たださすがに○○で執事ですから、と言い出した時はえっ、これなんて〇執事と思ったものである。とにかく、これは笑いながら読むミステリー?小説であることは間違いない。そのまま、コメディとネタを全部ぶっぱなしたまま終わるのかと思ったが、終わりは少しシリアスチック。それでも笑えるけど。
エピローグであるお嬢様視点からの夜助との出会いの章はちょっと胸を打たれた。 この作品は続きが出そうな終わり方だが、果たして出るだろうか。