【電子限定おまけ付き】 皇帝アルファのやんごとなき溺愛 【イラスト付き】 みんなのレビュー

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

αを『闢ビャク』、βを『贖ショク』、Ωを『守ショク』と呼ぶ、「異国風オメガバース」です。

ネタバレがあります。

●天狼国の皇帝で『闢』の25歳攻め・宵藍
●人間族の『贖』で兄の身代わりとなった18歳の受け・梅紅

●『守』で梅紅の兄・雪蘭
●狐族で町の上級役人をつとめる雪蘭の番・李影
●後宮の管理人で狼族の贖・吟愁
●後宮の薬師で17歳の羊族の少年・鈴花
○両視点

梅紅の町からは美しくて教養のある兄・雪蘭が選ばれました。めでたいことですが雪蘭には『運命の番』である李影がいて、祝言をあげる予定だったのです。命令に反すれば一族の命に関わります。ふたりは泣く泣く別れようとしますが、雪蘭の弟でβの『贖ショク』である梅紅が「俺が兄様のふりをして、都へ行く！」と宣言し・・・

獣族と人間族が暮らし狼族が治める国・天狼国の新皇帝、宵藍のお妃選びがもたらした、モフモフ溺愛の後宮物語です。

大勢いるお妃候補のひとりだから選ばれないだろう、そうたかを括り、番のいる兄の身代わりとなり後宮に行ったら大間違い。「運命の番」だと告げられ正妃に望まれる、梅紅にとって想定外の後宮生活が始まります。

皇帝が語る「運命の番」でないのはもちろん、発情もしなければ子を孕むことも出来ない『贖』なのに、皇帝を騙している罪悪感と、募る恋心。梅紅はどうするのか、それは読んでからのお楽しみ！

おおよそのBL作品は、両思いになるまでがページの８割を、そして残りの２割でエッチとその後が書かれます。ところがこの作品では、ページの６割で両思いになり、残りの４割で妊娠、出産、育児と結ばれたあとのエピソードにもページを割いていて、アフターも読みたい派には嬉しい構成でした。

カワイチハル先生の愛らしいイラストもイメージどおりです。梅紅の髪がのびている細やかさがいい！

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

新しい狼皇帝の元に兄の身代わりに後宮に行くことになった受け、兄はΩだけど彼はβ。後宮ではβであることがバレないよう隅っこにいるつもりが何故か皇帝に「運命の番」だと告げられ…。

元々元気で自然児っぽい受けがまるで世界が違う後宮で、βであることを隠し罪悪感と焦燥感で追い詰められる様子にハラハラした。
でもなぜβだった受けがΩになったのだろう？皇帝である攻めのαが特別だったから？
それとも元々Ωだったのが遅れて発現したのかな？
珍しく悪い人が出て来ない平和な後宮物だった。