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作者の独特の文体が読みにくく感じるかもしれない。
これになれれば、非常に面白いと思う。
こういうのをパンクというくくりにしてしまうのかもしれないが、
ある種のどうしようもなさの中で生きる、生きてる感覚を
独特の視点で切り取っていると思う。
面白い。
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突飛な発想と哀愁みたいなものがじんじんくる。軽い語り口とか独特で面白いけど、嫌いな人は嫌いだろう。とにかく主人公が大いに駄目人間で胸が痛む。読んでて楽しくテンポもいいけど、特におすすめしようとは思わない。
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おもしろかったー。河原のアパラのほうが好きだけど、チャアミイも捨てがたい。ほかの作品も読んでみよう。
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文体がおもしろいので
ぐいぐい引き込まれてさらりと読める。
自分は以前フォーク並びは人類の英知である
と思っていたことがあり、
同じことを考える人もいるのね。なんてケンタッキーフライドチキン。
文学的で音楽的な町田康のデビュー作。
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よくわかりません。
わざと形だけ、文体だけにしてるのか、
それともぐるっとまわれば何かがあるのか。
「物語」を欺かせる、言葉遊びの達人。
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太宰や坂口安吾的でありながら、全く違う堕落、落伍者を表現し続ける作家、町田康。。
豊富な古典用語と独特な言い回し、擬音。何より読んでいて面白い。
つい笑ってしまう。思うつぼである。
擬音マジシャンはほっしゃんではない。町田康だ。
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全然知らない作家だったんので、読む前に若干wikipediaで人物像を拝見した。「普通」の作家とは一線を駕する経歴で「この人の作品ならなにか新しい表現があるかもしれない」と期待をして、読書に入った。2日かけて読む。
上田のドキュメンタリー撮影からは物語のテンポにも慣れ、この作者特有の独白風の心情吐露の連続とその不整合性にも慣れてきて、次第に読むスピードも上がる。古着屋に登場したおばさんたちといい、上田の撮影に出てくる桜井や変な女達の邂逅といい、落とす気もなく、諭す気もなくつづられる物語の描写はとても気軽であろうと思う。人物の登場と、それらが物語りにおいて必要か否かは問題ではない、あくまで雰囲気と勢いなのだろう。
撮影を描写するうえの表現は業界人らしい着眼点をもった描写だな、と思う。別段何かを得るものでもなく、記憶に留まるものでもないだろう。
大黒にメタファーを感じろなんて、たいがい無理な話で、それに踵をかえすように生きるくっすんと似ているなんてまた”滑稽”であるのだろう。
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齋藤孝著『読書力(岩波新書)』で紹介されていたので購入。笑えました。日本語の妙と言うか、言葉遊びと言うか、とにかく言語感覚がすごいです。話の筋はなんだか変な、よく分からない感じなんですけどね。
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とっても久しぶりに読む町田康センセイ。すっかり文豪ですな。
ぐにゃぐにゃなのにスピードのある文体がたいへん素敵なのですが、如何せんそれほど内容がない…というか、至って純文学的なうごうご話。
これで何かに立ち向かったり切羽詰まっていたりしたら大好きになるんだろうな。
私にとって文体の妙だけが評価できるこの人の作品が、文学界ではものごっつい支持されるんですからブンガクってムツカシイ。
10.12.14
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意外や意外、面白かった。
文学家気取りのパンクスロッカーと思っていたら、
なかなか魅力のあるストーリーと文体。
難しい言葉も所々並べてあったけど、憎くめない。
良い!
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「くっすん大黒」
呪いのアイテムとしての大黒像を捨てる旅、という
一種「指輪物語」にも通ずる冒険譚
しかし人を呪縛するのは人であって、偶像そのものにそんな力はないのだ
主人公が怯えているのは、大黒ではなく自分自身だ
誰にも呪縛されない自分の、「自由さ」に怯えているのだ
そんなサルトル的小説
「河原のアパラ」
無責任な遺族に頼まれて、死者をとむらう旅に出たアホ二人
しかしたどりついた先は、まるで地獄の一丁目だった
借りてきた車も盗まれ、帰れない二人は
彼岸から此岸をながめつつ、やけくそに笑うことしかできない
地獄も住めば都・・・なのか?
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収録されている『くっすん大黒』『河原のアパラ』共に物語が非常に不条理。
町田康の言葉遣いと物語の不条理さとを楽しむ作品だと思った。
『河原のアパラ』面白かった。天田はま子の破天荒ぶりが気持ちいい。
MVP:天田はま子
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チャアミイにイメージぴったりのおばさんを見たことがある。
だからこの小説は自分の中で妙にリアリティが・・・。
それを除いても、こんなに大笑いした小説は初めてでした。
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んーなんちゅうの、あれ
あれりるれろ。
っちゅう、ねずみではないけども、
ネズミの繁殖能力ってのはすばらしいごたあるそうですね。
っちゅう、ぐらいの言葉の繁殖が魅力を造る。
あたしは好きですよ、こういう人。
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『チャアミイはね、人生を200%生きてるの。だから、ぅあたしは毎日、一時間しか眠らないのよ』
『自分さえ良ければそれで良い、他人などどうなっても知ったことではない、俺はチキンを食うのだ。あとコールスローサラダと、サンドイッチを戴こうかしら?』
『そこが納得いかねぇんだよな。あんなやつ法律で保護する必要あんのか?』