サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

  • みんなの評価 5つ星のうち 4 157件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2022/05/20
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • ISBN:978-4-16-765301-9
一般書

電子書籍

くっすん大黒

著者 町田康

賞賛と悪罵を浴びた戦慄のデビュー作大黒様を捨てようとして始まる日常の中の異次元世界。日本文学史に衝撃的に登場した芥川賞作家の処女小説。「河原のアパラ」を併載。三年前、ふと...

もっと見る

くっすん大黒

税込 550 5pt

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
「e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 2.8MB
Android EPUB 2.8MB
Win EPUB 2.8MB
Mac EPUB 2.8MB

くっすん大黒 (文春文庫)

税込 550 5pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

商品説明

賞賛と悪罵を浴びた戦慄のデビュー作
大黒様を捨てようとして始まる日常の中の異次元世界。日本文学史に衝撃的に登場した芥川賞作家の処女小説。「河原のアパラ」を併載。

三年前、ふと働くのが嫌になって仕事を辞め、毎日酒を飲んでぶらぶらしていたら妻が家を出て行った。誰もいない部屋に転がる不愉快きわまりない金属の大黒、今日こそ捨ててこます日本にパンクを実在させた町田康が文学の新世紀を切り拓き、作家としても熱狂的な支持を得た鮮烈なデビュー作、待望の文庫化。
解説・三浦雅士

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

小分け商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この商品の他ラインナップ

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー157件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

文学の新生面を拓いた傑作

2011/07/19 21:15

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yjisan - この投稿者のレビュー一覧を見る

「勝ち組」「負け組」という不快な言葉が日本を覆うようになって久しい。そんな閉塞感漂う日本社会、生きづらい世の中に腹が立った時は、本書を読むことをオススメする。


主人公の楠木正行(この忠君愛国な名前が皮肉である)は3年前、ふと働くのが嫌になってミュージシャンを辞めた。以来、酒浸りの毎日を送っていたら、ついに妻の夏子が家を出ていってしまった。散らかった部屋に転がる「五寸ばかりの金属製の大黒様」は珍妙な面つきと言い「自立できない」点といい、自分そっくりで全く不愉快。自堕落な生活にピリオドを打つべく、ついに今日こそはこの大黒を捨てようと決意した・・・ユーモラスな語り口と奇妙な形で噴出する鬱勃たる感情が話題を呼び、日本近代文学の本流であった私小説を現代に再生させたと絶賛されたミュージシャン町田康の処女小説「くっすん大黒」ほか1篇を収録。

一見デタラメなようでいて音楽的なリズムを刻む地の文にそこはかとなく漂う詩情、上方落語や漫才を彷彿とさせるキビキビとした会話の心地良さは、絶品である。八方破れの主人公がどこかシャイな点は高橋源一郎を、登場する中年女性が揃いも揃って横暴で自己中心的でヒステリックな点は筒井康隆を思い起こさせる。


表題作主人公の楠木は大黒の捨て方など些末なことには異様なほどに粘着するくせに、日常生活を無難に送るための世俗的な知恵は決定的に欠落している。その意味で彼は落伍者、生活破綻者、社会不適応者であることは疑いないのだが、彼の社会に対する醒めた視線は存外に的確で、その諷刺精神は意外に真っ当なものだったりする。はっきり言って、彼が行く先々で出会う俗物たちの方が明らかに人間として終わっているのである。こんな奴らに媚びてまで生きたくない、と思っている彼はあえて社会的成功に背を向けていると言えよう。この社会に対して意味のあることを決して行うまいという、徹底的な無為・不毛を心に固く誓っているかのようである。だから彼は無気力なように見えて、世俗の価値を積極的に否定する情熱を内に秘めているのだ。
 
つまり楠木を突き動かしているのは凄まじいまでの反骨精神である。クールなパンクバンドをやってファンから拍手喝采を浴びるなんてのは、本当の「パンク」ではない、という認識がそこにはある。「愚にもつかぬたわごとをレコードに吹き込んだり、命じられるままにカメラの前で右往左往したり飛んだり跳ねたりという三年前までの自分の仕事」は真の意味での“反逆”ではない、と。楠木の自堕落な生活こそが「パンク」であり“俗世間への反逆”なのだ。


しかし町田康は「私小説」の形式を導入することで、話者・町田康(パンクロック歌手町田町蔵)と主人公・楠木正行(元ミュージシャンのダメ人間)との距離を巧妙に測定し、楠木の鬱屈と反抗に満ちた自意識過剰な語りをも笑いの対象にしている。これは言うまでもなく町田康自身のナルシシズムを相対化する作業に他ならない。一種、自虐的な笑いとも言える。この辺り、やはり町田康はタダモノではない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

解き放たれた小説

2015/08/08 09:18

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

人間誰しも仕事に行きたくない、一生遊んで暮らしたい、昼間から酒を飲んで寝ていたいと思うことがあるだろう。しかし社会の中ではさまざまなものにとらわれていてなかなか実行できない。そのような欲望を表現するのが映画であったり音楽の世界の中である。著者はパンク歌手や俳優、詩人などさまざまな活動をしている。その表現方法の1つとして、1996年本書を発表した。ストーリーがなく、結末を読んでも納得のいく人はすくないだろう。ただ常識にとらわれない表現方法は斬新だった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

私の知らない世界で、笑わせていただきました。

2003/05/27 22:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kaimin - この投稿者のレビュー一覧を見る

 職場の後輩に勧められて読みました。なんとまあ文章のうまい人かと、出だしから引き込まれ、くすくすと笑いながら読みすすむうち、これは夫にも教えてやらねばと夫が帰ってくるのを待ち構え、ねえねえここちょっと読んでみてと無理やり見せたのが良かったのか悪かったのか、すっかりはまってしまった夫のほうが私より先にガハハガハハと馬鹿笑いしながら読み上げてしまいました。
 本は買っても積んドクほうが多い夫がここまで短時間で読んだ本は初めてではないでしょうか。

 夫に遅れることまる1日、ついさっき読み終わりました。久しく文学から遠ざかっている私には、解説読んでも、え? そうなの? てなもんでわっかたようなわからん!!! 曖昧模糊な感じでございます。イメージ的には不条理の世界?といった私の感想はさておき(それでいいのか?)、夫はこの作家さんは女が嫌いなんだな〜としみじみ言っておりました。私はそういった感じは受けなかったのですが、確かに登場する女性は奇天烈な方ばかりです。夫にはチャアミイのインパクトが特に強かったらしく、チャアミイチャアミイとしばらく五月蝿かったです。
 それと、夫と私ではウける部分が微妙にずれていました。これは男と女という単なる性差のせいでありましょうか。フォーク並びのおおブレネリに夫は爆笑していましたが、私はフォーク並びとおおブレネリの因果関係のほうが気になって笑いを逃してしまいました。
 
 以上、ウチのように夫婦で読んで笑って討論するも良し、ひとりで笑って不気味がられるも良しで、読み方いろいろ、お得な一冊でありましょう。
 オーさん教えてくれてありがとうネ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

当たり前の一気読み。ズズチャー、ズズチャー

2002/06/08 22:22

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 町田康の本がそろそろどんどん文庫化される時期にきているのかな。待ってましたの、『くっすん大黒』の文庫化で、即買い。

 『くっすん大黒』の「大黒」って、私、「おおくろ」あるいは「おおぐろ」だと思ってました。人の名前だと思っていたのですが、違うのね。大黒様の「だいこく」だったのだ。
 座りが悪くすぐにコロンと倒れ、いつもニヤニヤ笑っている大黒様を、主人公の楠木が捨てに行くというお話。
 巻末の三浦雅士氏の解説を読むと、大黒様を捨てる場面を、梶井基次郎の『檸檬』からレモンを丸善に置く場面とかぶらせてみたり、町田康という作家を、坂口安吾、太宰治、織田作之助と比較してみたりと、色々にこねくりまわしている。
 私は、『くっすん大黒』を読んで、梶井基次郎の『檸檬』なんてこれっぽっちも思い出さなかったし、坂口安吾や太宰治のこともよう知らんのだが、とにかく笑いに笑って読了した。こんなにおもしろくてこんだけ笑ったんやから、それでえぇやん、という気分である。

 町田康は雰囲気に流されない目を持っていて、自分のことも第三者的に見つめる人だからこういうものが書けるのだろうなぁ。それはたとえば、『岬を目指してよちよち歩き始めたのである。』などという表現をしてしまうところからもわかる。「よちよち歩く」のは、幼児である。自分がそこいらを歩いている時に、「よちよち歩いている」なんて考えは持たない。しかし、一旦自分を取り合えず歩かせておいて、それを空から見たならば、全く「よちよち歩いて」いる場合があるのである。
 町田康の目に加えて、町田康のリズム感も、これがあるからこそ書けるのだろうなぁと思わせられ、強烈に印象に残るものである。この独特のリズムに乗せて、町田康が持っている言葉、彼の頭の中ではいつも自然に共存しているであろう、関西弁、東京弁、聞いたことのある訛り、それから、これまでに読書して身に付けた文章言葉が錯綜する。「「です、ます」調で書き始めたら「です、ます」調で終わる。「ちゃんちゃらおかしいやい」と書いてしまったなら、「アホらしぃてやってられへん」とは書かない。…って、だれが決めたんや? リズム、リズムやで。」と町田康に言われているような気がした。

 ありそうでなさそうでありそうな話、いい加減でズボラなようで真面目なようでもある主人公、こんな奴おらんやろと思いながらも、なんだかそこらにいてそうにも思えるとんでもない登場人物、伸び伸びと自由な雰囲気があるようで窮屈で息がつまりそうな空気。つかみどころがないような小説だが、笑いのツボを確実についてくるので大笑いしてしまう。そして、町田康の小説には、「今、おまえなんで笑ったの?」と一人ツッコミを入れて、考えを深める素養があるのが嬉しい。
 笑い〜始め! 笑い〜やめ! 笑い〜始め! 笑い〜…。町田康の小説を読んでいる自分って、変。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

関西人ならではの世界観

2019/01/27 19:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「くっすん大黒」の冒頭は強烈だ。「おれは一生、Wヤングのギャグを言い続けてやる。君がとはってもウイスキー。ジーンときちゃうわ。スコッチでいいから頂戴よ。どや。滑って転んでオオイタ県。おまえはアオモリ県。そんなころはイワテ県」とハイテンションで突っ走る。関西出身者でないとわからないネタをかましてくる。痴女チャーミィに、怪しい芸術家の信者・桜井など登場人物もかなりいかれている。「河原のアバラ」にでてくる、怪女・天田は強烈だが、それ以上に偽津山と本物の津山が面白い。ダウンタウンの「ごっつうええ感じ」のコントを見ているような感覚になる。やはり。町田氏は関西人なのだ

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

「くっすん大黒」について

2002/05/25 15:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:白井道也 - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつもの町田テイスト。ぐーたらで弱気な主人公がいろんなトラブルに巻き込まれる。家にある大黒の置物を捨てようと思って外に出たけど捨てられない。金がないからって知り合いんちに行って、服屋でバイトをはじめたはいいけど店員と客にけったいなババアがいた。気を取りなおして怪しげなドキュメンタリー番組の制作にかかわったけど混迷。話はだいたいこの3部に分けられる。
笑えたのは第2部、服屋での光景。「ぅあたしのビャアーグ」なるけったいなコトバをほざくババア、チャアミイがいい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/10/20 03:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/10/22 23:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/10/29 12:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/03/10 02:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/05/04 11:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/05/05 22:02

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/03/06 23:09

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/03/21 18:28

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/05/27 08:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。