紙の本
さらなる巨大帝国へ
2022/04/02 17:38
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
チンギス・カンは、金国北部を平定したが、実情はモンゴル国への抵抗組織が生まれ、統治はなかなか進まない。西方に目を移せば、ホラムズ国が、モンゴル国に抗おうと着々と準備を進めてりう。意図せず巨大な国を創ることになったチンギスに、先はまだ見えないようだ。兵站から始め、軍を創り出すという考え方は、とても重要なことだと改めて思う。今後、どのようにさらなる巨大な帝国に仕上げていくのだろう。
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今巻は大戦に向かい緊張感が徐々に高まっていく、静かだけど、じわりとした熱を感じさせる物語となっている。チンギス紀はとてつもなく登場人物が増えてるんだけど、それぞれのキャラが立ってるので、ひさびさに登場しても、あ、あの人ね、と、わかるのってすごいよなぁと、毎回感心する。それにしても、ここまで国がデカくなるとやることなくなって、直接闘うわけでもなく、うまいものを食べて、あてがわれた女を抱く毎日のチンギス・カンが、あーつまんねーなー、でもしょうがねーなーとしか言ってないのはなんとも今後の展開が心配でもある。
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チンギスの孫のヤルダムが死域に入るような行軍。スプタイの指揮下に入る。
ケシュアが医療を極めるため罪人の死体解剖。
金のかんがんえんりがモンゴル軍の牧を襲撃。10年かけてでも皇帝を取り戻したい。徹底的にゲリラ戦を仕掛ける。
テムゲはもうせんこうを捉えて拷問。かんがんえんりを罠にかけようとするも、焦りから逆手に取られ重傷を負い、身を挺して助けたボロクルが死ぬ。
ホラズムシャーはモンゴル軍に戦いを挑む。外交団を殲滅し、確認に送られた使節も辱める。モンゴル軍とホラズムシャーの大規模な戦争の準備が進む。
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広くなり過ぎてしまって、もう隅々まで目が届かなくなってしまっている~のはコチラ、読者の私の方でかつてのテムジン、チンギスはまだまだ多方面にわたり領土を広げようとしている。
これまで戦ってきた好敵手やその係累の者どものその後の活躍もまた広く知ることが出来、読み終えた途端にまた、続きが気になってしまう。ついつい、夜更かし…
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著者の何時もの簡潔にして男らしい文章、チンギス紀はどこまで続くのだろうと考えてしまうがそんな考えはないのだ。本編は次の14巻で戦へと繋がるのだ14巻が楽しみだ。チンギスカーンの孫迄登場した。
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モンゴルの版図は広がり続ける。東では金の残党を掃討、西方ではホラムズ・シャー国と戦端を開く。チンギスと他の国のリーダーの違いは紙一重だがその差は大きい。兵站、軍備、産業、インテリジェンス、物流、人材育成、統治の仕組み…、軍を作り上げ、国を作り上げる力が大きく違う。
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金を倒し西遼を呑み込んだチンギスの晩年の戦いが始まる。膨張し続けるモンゴルだが何のための戦いなのか今ひとつ腑に落ちないところもある。ちなみにこの巻だけだと思うけど、どこか文章がこなれていなかった。徹底して推敲してそうな北方先生らしくない。体調が心配。まだまだ北方水滸伝読み続けたいので。
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もうすぐ死んじゃう筈なので引き延ばしに掛かっている・としか考えられない~冬は金国内で過ごすことが多くなったチンギスは金国公主を3日に一度抱いている。ホラズム国に送ったモンゴルの使節が帰国する際にオスオルドで皆殺しに遭ったという報告でモンゴル軍が西に向かって結集していく~さて,チンギスが死んだあとは誰について書くんだろうか
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ストーリーとしては面白く新刊が出るのが楽しみだが、登場人物が多く、毎回登場人物一覧を確認しながら読み進めるため時間がかかるのが少しマイナスポイント。
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モンゴル統一後も、鉄、食料、道、物流をさらに整備し、兵站の不案なし。隣国との闘いは、ジャムカの息子マルガーシと。
南宋との貿易に励むラシャーンがどう絡んでくるのかが楽しみ。
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金国を破ったチンギスは領土拡大に伴い治領を各軍に任せ本陣は更なる拡大に挑む。金国は弟テムゲに任せてテムゲは将軍となり一軍を率いるボロクルと残等討伐を進めるもチンギスから一命を取り留めた神出鬼没な完顔遠理に手を焼く。南方に逃れ死したタルグダイの息子同然に育ったトーリオは貿易商い南国に渡る。
チンギス本陣は、西遼を傀儡化してその先のホラズム・ジャ-国を目指すも送った使節団の残虐を受け戦いを決断する。対するホラズム国の帝アラーウッディンサイドも和平の後には戦いになる事を予見して戦いを決めて残虐手段を選び、身を寄せるジャムカの息子マルガーシ、傭兵カンクリ族サロルチル軍と共に準備を進める。
テムゲは完顔遠理を罠に嵌めて殲滅戦を行うも逆に遠理の罠にハマって一命は取り留めるも助けに来たボロクルを失う。
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草原の戦いは終わり、今後の戦いは騎馬ではなく城郭攻城戦という新たな展開に向けて、モンゴル国という広大で巨大な軍のあり方が問われる章となっていて、文章から圧巻を感じるも、登場人物は相変わらず
「~、と俺は思います」
と淡々としていていい(笑)
13巻まで来ると、登場人物の系図がどんどん曖昧になってきて、この人誰だっけ?と登場人物一覧を見ても、簡単な紹介が書かれているだけでどういうつながりのあった人なのかまでが書かれていないからうる覚えのまんま読み進めていかねばならず、この辺が図書館で借りて読むという形式の限界かもしれない(借りなおして読み直す暇もない)。
オンラインMMO『シルクロード』をプレーしてきたものとして、カラコラムやサマルカンドという地名を聞くとそれだけでもうれしくなってくるが、なんで敵モンスターに騎馬兵が出てきていたのかようやく腑に落ちた。
チンギスの血筋は可哀そうだなぁとでもこの時代は仕方がないか...
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本巻は、ホラズム正面の動き、モンゴル中央の動き、旧金国の動き、海門塞周りの動きが場面を変えて次々と展開され、次の巻以降の場面にむけてある種独立に展開されている。登場人物や地名も多く情報量に圧倒される。
本巻のメインは、ホラズムがモンゴルの交易使節をほぼ全滅させ、両国間に戦いの気運が盛り上がること、金国残党を指揮する完顔遠理が活躍してボロクルを討ちテムゲも重傷を負うこと、トーリオが南方で甘蔗糖の交易を拡大させるきっかけを掴むことである。
既に本巻の終わりでモンゴル遠征軍がカシュガル方面に集結し、対するホラズムもオトラルに軍を集結させており、ジャムカ・タルグダイ・トオリルカンとの決戦以来の大きな戦いが次巻で待っていることになる。
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チンギスの孫の世代の活躍が増えてきましたね✨
次巻からのチンギスvsマルガーシの序章かなと思って読んでました。世代は代わりますがテムジンvsジャムカの戦いがまたみれると考えると次巻とても楽しみです!!
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シリーズ13巻目。
メインはホラムズ国との衝突に向けてで、次巻への期待が膨らみました。
一方、西遼は朽ちた柿のように勝手に滅んでしまうし、金国は完顔遠理のゲリラ戦でも均衡は破れてないが、潮州の話は南方の小梁山とつながるようなのは面白そうでした。