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「しゃばけ」シリーズ第9作
屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。
5つ短編は、そこから話が1年ずつ遡る構成
あのとき、あそこを行かなかったら、別の道をいっていたら。
若だんながパラレルワールドを体験する。
妖怪、神様総出で不思議体験。安心して楽しめる。
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安心して読める、若旦那シリーズ。妖の血を引く若旦那がこの世のものでないものたちと渡り合い、情を結び…推理小説の要素もありますし、江戸の情緒、風俗が背景ですので本当に飽きずにすっと読めます。
5編ほど入った短編集です。「花のしたにて合戦したる」が良いです。
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物語の順序(時間)が逆という展開だけど、特に混乱することもなく読むことができた。最初の作品ほど謎解き要素は少なくなったけど、軽い小説というとらえ方をすると、非常におもしろい作品だと思う。「次はどうなるだろうか」と読み進めることができる作品に仕上がっていると思う。
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割と最初の方で全体の展開は予想できたんだけど、それでも選ばなかった道の哀しさはより強くなったような気がします。
運命の分かれ道って、別れをもたらすんだなあ。
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若旦那シリーズ9作目。
シリーズが長くなると、マンネリ化しやすいが、ここにきてなんともトリッキーな構成。まずは作者に拍手です。
シリーズが進むにつれて、兄や達や父親が若旦那に考えさせ、商人として鍛えようとする場面が出てくるようになった。
若旦那も成長しなきゃだし、当然の流れなんだけど、いつも甘やかされてる若旦那でなくなるのはちょっぴり寂しい…というのは、一読者のわがままですね。
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しゃばけシリーズ第9弾。
前作同様、いくつかの短編で1つの大きな物語を作る形をとっています。
序で、弓手に進むはずだった若だんなが馬手に行ってしまった、未来が大きく変わる分岐点が書かれ、
分岐点から4年後の話、3年後の話、2年後の話、1年後の話・・・と時間を遡っていきます。
そこでは若だんなはあることが原因で付喪神を失うという大きな後悔を背負っているのです。
時間が分岐点まで戻ったとき、若だんなは予定通りに弓手に進みます。
弓手に進んだからこそ、何時もの如く騒動に巻き込まれても、でも大火で離れを壊されることもなく、付喪神たちも無事で・・・といつもの生活があり、まっさらな明日が広がっていくというオチがつくのです。
この本の話は、馬手に進んだ場合のもう一つの未来。
だからといって、弓手の未来ではそれらが全く無いかというわけではなく、今後のしゃばけシリーズの中で、別の形で登場してくるのだと思っています。
弓手の未来はこれから刊行される話なのだと想像すると、今後も楽しみです。
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今回は短編の年代が逆行するという、いつもと違った作風で最初は?いつの間に松太郎が4歳に?とか思いました。あの時選ばなかった未来にもし行ってたら?とは誰でも一度は思いますよね。今回の話が今後の話にどう繋がっていくのか楽しみです。
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シリーズのどれもが楽しく読める大好きな時代物のひとつ。
今回は、年月が逆行する不思議な順番で短編が進む。
トリッキーながら、最後には振り返って考えさせられる。
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最初の章で、え~マジッ???と、泣きそうでしたが、次の章で、あれ?次の次の章であれれ???
すごいわ、この著者。
この本、読み物として最高です。
それにしても若だんな、最初に比べてますます体弱くなってないですか?大丈夫かな~。
妖達は今でもきっと周りにいる、そう思えてなりません。
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ifストーリーを遡るというのもありがちですがちょっと新鮮ですね。
解説にあった今後のストーリーに絡んでくるというのに期待しておきます。
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一話目は運命の分かれ道となった話から始まり、二話目では飛んでその四年後、三話目で三年後、と一年ずつ遡っていく形式で短編が連なっていくのは面白かったです。なるほど、こういう仕掛けか、最後はどうやって収拾つけるのかな? と思っていたら、予想範囲内で一番無難かつ呆気ない幕切れでちょっと肩すかし。シリーズの今後で今回の話が活かされていくとの解説だったので、これからに期待です。相変わらず、安心してゆったり読めるこのシリーズです。「こいやこい」のかなめさんが、今後重要キャラになっていくのかな?
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しゃばけシリーズが好きだったので、文庫になるのを
楽しみに待っていたのだけど、
妖(アヤカシ)のせいかな 読み始めると眠くなる
全然進まず、そのうちにつまらなくなってしまって、挫折・・・しました
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「しゃばけシリーズ」9作目だそうだ。
8作目までは単行本で購入していたが、さすがに飽きて情熱続かず文庫まで待っていた。
本作の感想はというと、ほぅ、そうなりますか。であった。
別に腹も立たなかったし、こういう「なかったことになる」終わり方は
シリーズで度々行われていたので、なんとも思わない。
ただ、むしろ必死で探している目的が、やっとこさ手に入った喜びを書いてくれた方が、個人的にはうれしかったかな。
再読記録 2015年4月19日参照
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しゃばけシリーズ
今回も やさしい一太郎を読むことができました。
おはなしは、なんだか前後して わかりにくいところもありました。
結局?屏風のぞきさんは 無事なのですよね???
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20121228
ゆんでめて
こいやこい
花の下にて合戦したる
雨の日の客
始まりの日
パラレルワールド的な感じの。
結果的には同じ出来事が起こるんだろうけれど
それは同じものではなくて違うんだろうなと。
でもそれを想像するのが面白い。