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もし、あのとき、右でなく左を選んでいたら。ifをテーマにしていることは、すぐわかるが、時間はリセットされてしまったのかと考えると釈然としない。Aの事柄がBに繋がりと云う訳でなく、それぞれは独立した物語だしね。
解説によれば、完全にリセットされてわけじゃないとのこと。
こちらが大切な何かを読み落としているかなと思うが、著者と当方のリズムがズレテきているような気が前作からしている。
とりあえず、続巻まで判断を留保したい。
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しゃばけシリーズも9巻とは。。。結構続いてるなー。
まーでもこれは図書館借りで十分。
タイトルはしてやられたっ!
弓道人が気づけなかったとは……不覚!!
漢字でタイトル書いてあったら一発で意味分かったのに。でも漢字で書いてあったら読めない人続出しそう。
短編ごとのつながり,話の構成の趣向が面白かった。内容で楽しむというより,今回は構成の趣向。各短編ごとの冒頭のたった数文が良い働きをしてる。
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最初は「??」となるけれど、最後はちゃんとまとまるので、ぜひ頑張って最後まで辿りついて欲しい。
面白い仕掛けでした!
屏風のぞきがシリーズからいなくなる恐怖をちょっと間味わって…自分が予想以上の屏風のぞきファンだと思い知る(笑)
キーワードは「弓手と馬手」
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しゃばけシリーズ9作目。以前にもまして、物語を語る趣向が複雑になり、数年の出来事が新しい出来事から古い出来事へ、さかのぼって語られる。一冊を通した一つの物語と、それぞれの章で語られる小さな物語が一つになっていく不思議さ。病弱な身体でも一生懸命生きる一太郎と、彼を愛し、支える妖(あやかし)たち。登場するすべてのモノ(人も妖も)がいとおしい。
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弓手か馬手か。どちらに進むかによって大きく変わる道。
火事のこと以外、何が変わっていくんだろうか?
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江戸妖もの版シュタインズゲート。劇場版と同じくデジャヴュをうまく使ってる。巻き戻し時点から時を遡る構成も効果出てる。惜しむらくは違う時間線の原因となった神の立場の書込みが少なく、あっさりと「神は間違っちゃいけないのん、きゃーごめん戻ってやり直さなきゃ」にペロンとなってしまっていること。
大柄で戦闘能力抜群のいなせな河童・・・河童と水龍・・・う、うーん。格好良い姐さんなんだけど、河童・・・。
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なんと、しゃばけシリーズも、9作目です。
相変わらず、若だんなは優しくて、虚弱^^;
そして、家鳴りは可愛いし、兄やたちはかっこいいです。
タイトルの、『ゆんでめて』とは、弓手(ゆんで)と馬手(めて)、左と右のことを指します。
若旦那が、弓手の方に進むはずだったのに、なぜか馬手に駆けて行ってしまいます。
あの日、あの時、もう一つの道を選んでいたら…。
今回は、そんな後悔もありつつ、5つのお話が絡んでいつもの騒動になっていきます。
ちょっとした江戸版、タイムトラベル?
どうやら、次作にも関わってくるそうです。楽しみに待ちましょう
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狐に包まれた気分、ってまさしくこんな感じです。
最後の評論にもあったけど、確かに人の好みによってそれぞれ評価が変わるだろうな、っていう巻。でも、私としてはこんなお話もいいと思う、というかわだかまりは感じなくもないけれども、好み。
確かに若だんなが頑張った4つの事件はなかったことにされちゃったかもしれないけれど、若だんなが感じるはずだった悲しみがなくなったことがなによりも嬉しい。
ただ、親しい人が死んでしまうことで、そこから始まる幾人もの出会いがあること、ただ悲しいだけでは終わらないのだという可能性を示されたようで、心が温かくなります。
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「もしも」の話。いつもよりちょっと暗い雰囲気が全体的にあるような気がします。
お見合いのお話が好きです。
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うわーパラレってたわー
絶望からの希望、でもその未来でもありで、まっすぐ進むしかないんでしょうね
屏風のぞきー!!
みんな大事な家族だねえ
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しゃばけシリーズ第9弾。今までの巻とは趣が異なり、話の流れがなかなかつかめない。その理由は最終話にしっかり収まるので不思議です。著者の力量ですねきっと。最初の話を読み進めたときに、あれ?読み飛ばした巻があったかな?と不安になるようなタイムスリップが味わえます。
たら・れば、の話は、普段の生活の中ではまずかんがえませんが、こういう物語の中だと生き生きとしてくるからなお不思議です。
今回の話に出てきた妖がこのあとの巻でどういう風に出てくるのでしょうか?
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しゃばけシリーズ
「もしもあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった?」
ほんの気まぐれで、本来とは別の道へ迷い込んでしまった若旦那
その気まぐれが、大切な仲間との別れの引き金だった・・・
短編ひとつひとつが時をさかのぼるようになってて
最後に「あの日」が再び・・・
という、タイムパラドックス的おはなし。
別の道へ行ったあとに出会ったひとたちと
また会えるといいなぁ
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シリーズ9作目。
あの時もしこうしていたら・・・選択によって大きく変わる未来。
見られてしまった神様に同情しなくもないけど、結末には正直すごくホッとした^^ 誰が欠けても大きな穴がぽっかり空いてしまうようで寂しい。。
今回のそれぞれの出来事が今後どうなるのか楽しみ。
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最近物々しい本ばかり読んでいたので
気分を変えてのほほん系を。
今回のしゃばけシリーズは読み始め、ん??と不思議な感じがしたのですが
読み進めていくうちに納得。
若旦那、気付いてはいませんが不思議な世界へ入り込んでしまいました。
屏風のぞき、良かったね。
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『ゆんでめて』
兄である松之助の店に向かう途中に見かけた人物の後を追った一太郎。迷い込んだ世界。4年前の火事で損傷を受けた屏風。修繕にだしそのまま行方不明になってしまった屏風。屏風のぞきを探す一太郎。権太と出会い。何者かに取りつかれた商家の娘・おくみ。謎の屏風の存在。
『こいやこい』
七之助に沸いた縁談。幼なじみで一度縁談が破談になった相手・千里。千里が出した問題。5人の女性の内誰が本物の千里なのか?3人にまで絞り込んだ一太郎。その中の1人に抱く恋心。何者かに誘拐された七之助。宝珠の大阪の元許婚の父親の求婚。
『花の下にて合戦したる』
飛鳥山に花見に向かう一太郎。徐々に増えていく人数。上野で合流した寛朝と弟子を希望する道真。生目神様が一太郎に感じた違和感。お菓子を持参でやってきた栄吉。狐たちと狸の化け比べ。何者かの声と狐に投げつけられた枝の謎。謎の禿の作りだした世界。花見の途中の合戦。
『雨の日の客』
激しく降る雨。神社でお百度参りをする鈴彦姫をたすけた謎の女性おね。大雨のために避難する長崎屋。船の上から見かけた男たちの動きを怪しみ長崎屋に戻った一太郎。謎の珠を探す神職たち。おねの正体。長崎屋に残った妖たちとおねの戦い。龍神の目に隠された秘密。
『始まりの日』
松之助の家に向かう途中の一太郎が見かけた謎の人物。生目神様によって戻された時間。一太郎が出会った「時売り屋」八津屋。望んだ「時間」を客に提供する「時売り屋」。絵の師匠の弟子になった男の再利用を望んだ男。「番頭の時間」を買った左衛門に乗っ取られた八津屋。弟子になり損ねた男の起こしかけた火事。