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紙の本

面白かったが、小説部分の台詞回しが醜悪

2022/09/10 20:48

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る

「宝治合戦によって、執権北条時頼は二十一歳にして権力を確立した」(307頁)。その前史と後史を含め、経緯と意義を論稿と小説で描いた一書。同じ著者による『鎌倉幕府抗争史』の続編ともいえる著作であり、さながら大河ドラマ『鎌倉殿の十三人』のパート2の趣きで、大変読みごたえがありました。(小説「黄蝶の夏」ですが、和平を目指した北条時頼と三浦泰村の熱い動きや安達軍団が戦端を開いた254頁以降の戦闘場面は読ませるものがありましたが、終始、下手なヤクザ言葉の連々発にはかなり興覚め。これで星1個減です。)

 史実や歴史解釈面で印象に残ったのは:
・第4代九条頼経(13歳)が迎えた正室竹御所(28歳、源頼家の娘=北条政子の孫)との年齢差(竹御所は死産して32歳で落命)(85~7頁、91頁)
・北条泰時は妻(矢部禅尼=三浦義村娘)と離縁し、後にその再婚相手の佐原盛連を誅殺(90頁、347頁)
・「泰時が六十二歳で世を去ると、不安定な平和も鎌倉を去り、泰時の跡を継いで執権となった嫡孫経時と四代鎌倉殿藤原頼経の対立が表面化し、執権と鎌倉殿の争いという形で新たな御家人間抗争が始まる。」(91頁、三浦一族は将軍派、但し136~40頁、193~4頁及び235頁を参照)
・「伊賀氏の変」(74~8頁、北条義時の最後の正妻であった伊賀の方らが北条泰時に挑戦)と「宮騒動」の存在(100~4頁、名越光時の乱と前将軍九条頼経の京都送還)
・五代将軍頼嗣は7歳の時に檜皮姫(16歳、北条経時の妹)と婚姻(98頁)
・「覚地にとって、この戦いは三浦と安達の執権外戚位の争奪戦なのである。」(201頁、なお249頁も参照、大蓮房覚地=安達景盛=源頼家に愛妾を奪われそうになりかつ殺されそうになった男(129頁))
・「両陣営の首領であるはずの時頼と三浦泰村は開戦の直前まで、戦乱回避に努力していた。」(308頁)
・「時頼を頼家になぞらえれば、三浦泰村が北条時政、安達景盛が比企能員である。」(310頁)
・「三浦氏内部では、当主泰村が執権北条氏を幕政指導者として認めていたのに対し、弟光村は北条氏の執政そのものを認めず、前将軍九条頼経の鎌倉帰還を目指していたのであり、陣営内で幕府政治に対する考えが統一されていなかった。この政治方針の不統一が三浦陣営の足並みを乱していたのである。」(312頁)
・「建長四年の親王将軍推戴は、曽祖父義時以来の鎌倉幕府にとっての念願成就であった。」(350頁)

の諸点。これらを瞥見しただけでも、大河ドラマ『ここは鎌倉、新・鎌倉殿と北条氏』が構想できようというものである。(そして1333年に鎌倉幕府は滅亡し、北条高時と安達時顕は運命を共にすることになる。)

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2023/05/03 12:03

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2022/09/07 23:11

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2022/12/01 20:31

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2023/01/28 00:09

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2023/07/21 16:44

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