『6ヵ国転校生』
2023/05/30 20:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
・小学校の筆記用具はえんぴつ? ペン?
・小学校の入学年齢は5歳? 6歳? 7歳?
・小学校のランチタイムは給食? 弁当? 家で食べる?
ソ連(当時)に生まれ6つの国の学校で学んだ著者が、世界の教室を通して“ふつう”を考える
ロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダ……国が違えばこんなに違う!
《教室も、自分らしさも、正解なんてない。
そのことを見つけた、私の世界転校ストーリーです。》──帯の紹介文
著者は日本で活躍するクリエーティブ・ディレクター、コピーライター、絵本作家
学校や社会の“ふつう”や“あたりまえ”を見直すヒントに、2022年7月刊
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6ヵ国転校生のナージャがロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダの現地校で体験したことや発見の擬似体験ができる本。楽しくてあっという間に読めた。
同じ国の中だけでの転校でも大変なのに、国が違う転校の繰り返しに驚き、各国によって様々なことが違うのでおもしろく、考えさせられた。
人見知りは短所ではなく、長所であり、そのお陰で色々と乗り越えられたこと、人見知りは能力であるということが目から鱗だった。
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おもしろい着眼点。確かに世界中いろいろな学校があり、さまざまな違いがおもしろく、えがかれていて楽しんで読みました。
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国民性って実は小学校で作られてるのではないか?
読んでいるとほんとに日本の小学校は日本的だしアメリカの小学校はアメリカらしいし
国によってこんなに違うというのも驚き
でもそれぞれの国の教育方針にそってルールが決められている
筆記用具、ランチ、テストのしかた、机の配置それぞれに国によって違って、その国らしい理由がある
読んでいるとなんだか日本ダメと思うけど、筆者はそこもフラットに受け止めて、きちんと日本のいいところを教えてくれる
でも日本のやり方をしながら個性や独創性をもとめるのは違うのでは?という気がしてきた
形から変えないと変わるものではない気がする
異文化理解を超えて、何かこんなところから人間って形作られるんだよというのを知った気がする
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ロシア、日本、イギリス、フランス
アメリカ、カナダ…の6カ国。
国内で6回転校するのでも大変そうなのに!
どこの国の教育システムにも一長一短あって
文化や生活規範にも根付いているから
簡単に「あっちのやり方がいい」と
変えたりはできないものなんだね。
著者がその違いを
おもしろがっている気持ちがすごい。
そもそも前に出るより
引いて観察するタイプなようですが。
単純に6カ国の違いを楽しむ本としても。
学校で使う文房具まで違うとはびっくりだ。
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国によってこんなに教え方や学び方が違うのだと、初めて知った。おもしろかった。
日本らしいやり方だけじゃなくて、時々アメリカやカナダ、イギリスやフランスやロシアみたいなやり方を、日本の学校でやってみてほしいな。
すごくワクワクしそうだし、子供たちがそれぞれ自分の合う合わないを見つけて、生きやすくなりそう。
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とても興味深い本でした。国によってこんなにも初等教育が違うのかと目を開かせてくれました。我々が、プレゼン、ディベートが苦手な理由も納得がいくように思いました。他の国に比べて日本の授業は子供たちに考えて意見を言わせることが少ないと思ったからです。特に水泳の教え方にはこんなにも国によって違うんだと驚きます。国民性まで感じられる一冊でした。
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子どもが変われば、ベストは変わる。
時代が変われば、ベストは変わる。
目的が変われば、ベストは変わる。
正解はない、違いがあるだけ。
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「環境が変わると、ガラッと変わるものは?」… 答えは、「ふつう」。
小中学生の時代を6か国で過ごし、6種類の「ふつう」を体験してきたナージャさん。
転校するたびに「ふつう」がコロコロと変わる。
言葉も違えば常識も違う世界で生活するのはさぞかし大変だったでしょうが、得るものも大きかったみたいです。
なぜ、こんなにも違うのだろうと驚きますが、思想・文化・歴史が違うのだから同じ訳はないですね。
ロシアの普通が日本ではNG、日本の普通がイギリスではNG、行く先々で常識が覆されるのに、よく対応できたと思います。
理解できない「ふつう」や、自分らしくない「ふつう」もあったが真似してきて絶対的な「ふつう」はないんだと気づいた。
真似しているのは誰かの「ふつう」で、自分の「ふつう」じゃない。
自分の「ふつう」は、自分の「個性」なんだ。
日本だと、「どこの国の学校がベストですか?」と聞かれるけど、そこには意味がないと言うナージャさん。
自分には合っていたけど、他の人もそうだとは限らない。
正解はない。違いがあるだけ。
いろんな選択肢の中から何を選ぶかは、その人が考えなくてはいけない。
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本書の内容は、ほぼ以下のページで読めることを見つけました!
ウェブ電通報|キリーロバ ナージャ
https://dentsu-ho.com/people/400
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すごい!
日本にいるだけじゃ、日本のどこが他と違ってるのかわからない。
意外にロシアと似てるのが興味深かった。
スイミングスクールでのお話は笑った。
スピード、かたち、持久力。
国によって、大事なものは違うのだ!!
ショックと怒りで震える…ような体験、貴重。苦笑。
席の並び方にしろ、ノートにしろ、筆記用具にしろ、日本の当たり前は、必然ではない。
意図があってのことで、他の価値観のもとでは当然、別の選択肢が「ふつう」になるのだ。
すごいなあー
ナージャはすごい。
鋭い考察力は、否応なく過酷な環境で鍛えられたのだと思うけど、羨ましいような、羨ましくないような。
他の国のことも、羨ましいような、そうでないような。
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ロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカの教育を受けた著者の世界転校ストーリー。
各国で教育はこんなに違うのかと感心させられた。みんな違ってみんな良い❗
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「ふつう」は国によってずいぶん違うんだなー…
「ふつう」って言ってしまうけど、自分が思ってることを「ふつう」って思いこんでるだけなんだな…
日本人どうしでも、ずいぶんちがうものです。上司にとっての「ふつう」を押し付けられて迷惑したり。上司は「善意?よかれと思って?」指摘してくるけども、「あなたに任せる」と言いつつ「重箱の隅をつつき」結局「自分の考えが正解」と押し付けてくる…。部下の言い分を無視する…。それでは信頼関係は結べないですよね。『指示』というより『対話』が、自分にとっては、コミュニケーションの基本かな…?
と、思いますが、これは自分の「ふつう」であって、他の人の「ふつう」ではないかも。「どうしてそう考えたの?」「そうなんだ。私はこう思うんだよね」な~んて…理想ですが(^o^;)
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ソ連生まれの著者が、学者の両親の転勤で6カ国の学校を体験した。ロシア・日本・英国・フランス・米国・カナダ。ある国で当たり前のことも、他の国では当たり前ではない。そんな体験の繰り返しだったという。どの国の教育が良い、というのではなく順応していった著者が「ふつう」とは何かについて考える。
いろいろ気づかされるのだか、残念なのは30年前の教育現場であることだ。
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会議室に行って机が前向きに並んでいるとスクール形式、ロの字だと会議形式だと思い込んでいました。ロの字はフランスのスクール形式。小中学校は給食の時間になると向かい合わせのグループ席に作り替えましたが、これがイギリスのスクール形式。描き直しができないペンを使う、教科ごとにノートを分けずルーズリーフを使う。満点が出ない記述式試験などなど。転校するたびにその国の教育課程のルールを理解し習得するまでが面白いです。
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ロシア、フランス、日本、イギリス。4カ国で教育を受けた著者が、それぞれの国の学校教育の違い、感じたことを書いた一冊。
筆記用具、教室の座り方、ランチ、テストについて等。
なるほど、学校からしてこんなに違いがあり、人格形成に影響し文化は作られるのだな、と感心。
いくつか印象に残った「異文化」があったが、その中でも「授業妨害をする悪ガキとの問題は校長が話し合って解決する」というのが印象的だったな。日本の学校でも学級崩壊が問題になっているので、ぜひ校長にこの役を担ってもらえないだろうか。
小4と小6の娘らにも読んでもらったが、2人とも文化の違いを楽しんでくれたようだ。