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とても素敵な本に出会えました。
大切にしたい本に出会えました。
本当の意味で本を守るということはどういうことなのか。
一気に高い山は登れないけど挑戦することで見えてくるものがあるのかも知れない。
裏表紙のあらすじではこの本の本質はわからない。本が好きな方に読んで欲しいと思う一冊でした。
「難しい本に出会ったらそれはチャンスだ」本文より
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感想
作家と読者の魂が交差する書店。そんな出会いの場を管理守護する書店員。猫に指導され成長する主人公。駅前のあの本屋に足を運びたい。
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もしかして、祖父もトラネコと会って
冒険してたのかな
祖父が生きていた頃の夏木書店のお話も
知りたくなった
今後の林太郎も気になるので、続編希望
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いろいろな捉え方があるのかもしれませんが、私は本の読み方、扱われ方についてのアンチテーゼと感じました。自分自身の本との付き合い方を見直す、そんなきっかけとなるような1冊だと思います。
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本には大きな力がある、は真実だ。
本はいつでも背中を押してくれて、自身の世界を広げてくれる。
本を通して他者と繋がることで、異なる想いや考え方があると知ることもできた。
世の読書家や愛書家と呼ばれる人達は、林太郎の祖父の言葉をどう受け止めるのだろうと素直に興味が湧いた。
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Amazonの紹介より
お前は、ただの物知りになりたいのか?」
夏木林太郎は、一介の高校生である。幼い頃に両親が離婚し、さらには母が若くして他界したため、小学校に上がる頃には祖父の家に引き取られた。以後はずっと祖父との二人暮らしだ。祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。その祖父が突然亡くなった。面識のなかった叔母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るために林太郎の力を借りたいのだという。
お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう--。
感涙の大ベストセラー『神様のカルテ』著者が贈る、21世紀版『銀河鉄道の夜』!
「21世紀版銀河鉄道の夜」というと、大袈裟かなと思いましたが、そもそも「本」の役割とは何なのか?原点を見つめているようで、本に対する考え方の幅が広がりましたし、改めて本の大切さを噛み締めました。
次々と待ち受ける「本」の「番人」。解決はしていくのですが、スッキリ解決というわけではなく、淡々と話し合って解決するので、「え?これで解決するの?」といったモヤモヤ感はありました。
しかし、主人公の芯ある「本」に対する考え方が、本当に本を愛しているオーラを放っていて、心に響きました。
また、印象に残る名言もあって心に沁みました。
「本には力がある」
短い文章ですが、ギュッと色んな要素が詰まっていて、印象深かったです。
主人公だけでなく、立ちはだかる「番人」の主張も「本」に対する考え方が決して間違いというわけではないので、色々考えさせられました。
主人公が様々な出会いを通じて成長していくのですが、今後さらにどのような成長が見られるのか楽しみです。
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やっぱり、本が好き。と、改めて感じられた。
もっともっと、いろんな種類のいろんな作家さんを手にしてみたい。たくさんの刺激を受けたい!
そんな読了感でした。
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題名に「本」と「猫」が入っている。しかも古書店が舞台だ。これは読まねばと思い読み始めた。作者は「神様のカルテ」(未読)を書いた夏川草介氏。
読み始めたら、ちょっと異世界モノのようなファンタジー系でもあるような感じがした。しかしラノベではない。軽くないのだ。むしろヘヴィーな物語だと思う。 「本には力がある」というフレーズが気になる。というよりも気に入った。思うに自分は最近、あまり力のない本ばかり読んでいるような気がしてならない。
また、ブクログのレビューに駄文を書き散らかしていることも反省せねば。あと巻末の「解説にかえて」は、作者の本に対する愛が感じられる。ここ必読です。
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ファンタジーだと思わずに読み始めたから、世界観に入るまで戸惑ってしまった。
なんとなく「この本を盗む者は」を読んでいるような気持ちになった。
でも終わりは嫌いじゃなかったな。
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物語としてはシンプルで読みやすい。
本が好きな人にとってはより入り込みやすい内容で、一緒に冒険しながら「本」について一緒に考えることができる。
読書を楽しむことを前向きに教えてくれる刺激的な本でした。
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突如として天涯孤独となってしまった古書店の引きこもりがちな高校生とひとの言葉を喋るトラネコのファンタジーっぽい物語。書き出しと人物の背景が「ひと」に似ていて同情というか、一気に引き込まれた。
内容は本を救うという名目で異世界をめぐるというもの。
「真理も倫理も哲理も誰も興味がないんです。(中略)どんな傑作も売れなければ消えるんですよ。」など現在の価値観に切り込む姿勢があってにわかの僕からすると耳が痛い。いや、この場合は目が痛い…?
解説によると様々な引用や名作の描写を気づく人には気づけるカタチで散りばめてるのだそう。
簡単な本ばかり手に取るわたしへの警告とも捉えられる本でした。
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「本」を大切に思うこと、作者は、自らの思いをファンタジーの形を借りて一つの作品にした。
本何て別に読む必要はないと思う人もいれば、本を読んで自分の人生が変わってしまうほどの経験をした人もいるかもしれない。
自分は、本を読んで自らの心が揺さぶられるほどの感動を覚えたことはほとんどないのだが、何かを求めて本を読み続けてきた。
小さな古書店を営んでいた祖父が亡くなった後、閉店の作業をしていた主人公の前に、「本を助け出すためにおまえの力を借りたい」と、人間の言葉を話すトラネコが突然現れたことから話は始まる。
手に入れた万巻の書を誇示する、タイパ重視であらすじが分かれば良しとする、売れるための本を大量に作って売り出す、そうした考えの人物と対峙した主人公の夏木林太郎は、亡くなった祖父の言葉を思い出し、思い出し、自らの考えを少しずつ言葉に出していく。
ちょっと教訓臭いと思われないではないが、あちらこちらにステキな言葉が出てきて、沁み沁みとしたものを感じる。
また、巻末の著者による「解説にかえて」を読むと、著者が本書に込めた思いが良く分かる。
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大切なことが描かれている。
この本に出会えて良かったと思える本。
一気読み。
私も作者の策略にハマりそう。
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あったかくて素敵なお話
ファンタジーだけどリアルな感じ
物事の考え方感じ方についてじっくりと考えさせられる本だった
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祖父が亡くなり、書店に引きこもる林太郎の前に現れたしゃべるトラネコ。
「本を解放するために手を貸して欲しい」という。
訳の分からないままに迷宮に連れていかれ、本への想いをぶつける林太郎。いくつもの迷宮で本を解放するうちに、祖父が亡くなり投げやりだった林太郎の心境に変化が…。
クラスの学級委員・沙夜もひょんなことから関わって思わぬ展開を見せる。
本好きにとっては感じるところが多々ありました。
おじいちゃんの語った言葉の数々がとてもいい!
そして本好き林太郎の言葉も。
こんなに素敵な言葉を贈ってくれるおじいちゃんに会ってみたいなぁ。
猫好きの本好きさんには堪らない1冊だと思います。
『本には力がある。』
『時代を超えてきた古い書物には、それだけ大きな力がある。力のあるたくさんの物語を読めば、お前はたくさんの心強い友人を得ることになる。』
『読書はただ愉快であったり、わくわくしたりするだけではない。ときに一行一行を吟味し、何度も同じ文章を往復して読み返し、頭をかかえながらゆっくり進めていく読書もある。その苦しい作業の結果、ふいに世界が開ける。長い長い登山道を上り詰めた先ににわかに眺望が開けるように。』