紙の本
ユウキという名前
2017/02/13 10:43
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユウキという名前に思いがある少年。
いつも転校生のユウキという名前の子と仲良くなるなんておもしろいですね。偶然なんだろうけど。
爽やかな話で読みやすい。
紙の本
小学6年生になったケイタがこれまで仲良くなった転校生の名はいつもユウキだった。
2003/08/14 12:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エーミール - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校6年生の男の子ケイタが主人公。読む前は、ユウキという子が主人公の話なのかなと思っていたのだけれど…。内容は、この年齢の、それも男の子にしてはちょっと感傷的かなと思う。でも、この時期の子どもは案外大人っぽかったりするのだが。転校生の名前が字は違ってもいつもユウキというのは面白い設定だ。そして、今度の転校生もそうかなと思ったら、男女2人の転校生のうち長い髪の女の子がユウキと言う名前だった。女の子というので動揺してしまうケイタ。どうなっていくのかと読んでいて引き込まれてしまう。
このユウキという女の子も面白い子だった。不思議なところがあったのだ。
ストーリーの面白さを考える気持ちと現実の子どもを描こうとする気持ちが作者の中で分離しかけたような気配が少し見える。それが、ケイタを感傷的な感じに見せたり、期待を大きくさせすぎた感じもあって、後半の展開がむずかしかったかなという気も多少感じさせる。が、それでもかなり面白い作品だと思う。
転校してくる側と、転校生を迎える側の気持ちというのも描かれていて、体験のある人はそうそう! と思うし、体験の無い人にもそういうことなのか、とわかってもらえそうだ。
作者のこれまでの作品は平安朝ファンタジーだったが、今回の現代の子どもを描いた作品も、主人公の年齢以上に大人っぽく思えたが、面白かった。
(エーミール/図書館の学校・児童書選書委員会)
紙の本
こどものきもち
2003/07/23 11:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヨムヨム - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後感がとってもさわやかな本である。転校生という言葉の響きは大人になった今でも輝いて胸にキュンとくる。私は転校を一度経験しているが、小学一年だったため具体的な記憶が薄れているのが残念だ。髪の長い転校生の少女とサッカー少年の淡い恋、思春期の入り口にいる彼らは独立した人格を持ち自分の考えで生きていきたいと思い始めているが、まだ大人の庇護のもとでしか生活できない。そんな彼らにとって、親の転勤というのは生活の根底を揺るがす大事件なのだ。去っていくほうも、去られたほうも傷が残る。でも子ども達を傷つけることを、必要以上にひるんではいけないように思う。この本の登場人物の誰もが、その傷を乗り越え一回り大人になっているのがわかるのだから。
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私自身は自分が転校生だったので、残されたものの悲しさがあまりよくわからなかったんだけど、この本を読んで「あー、こういうものなのかぁ」と思いました。
去っていくほうも、見送るほうも、どっちにしろ、子どもの世界では「いま」がいちばん大切で、目の前にいない友だちはどうしても忘れられていくものなんですよね。
でも、ときどきは思い出して、懐かしいような切ないような、うしろめたいような気持ちになる。
子どもらしい淋しさが伝わってくる小説です。
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サッカー少年・ケイタの前に現れる転校生は、いつも「ユウキ」。
何回でも読み返したくなる大好きな本です。
なんだか読み終えた後、心が温まる本です。
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転校してくる子どもはいつもユウキ。
今度の転校生は初めて、女の子のユウキ。ユウキは占いができる不思議少女だった。
読後に残るものがある。
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伊藤遊さんの本が若いころの自分は好きでしたね。
とくにユウキはお気に入り。変哲もないストーリーだけど(児童書は大体そうであるが)なぜかひかれたんだよね。いまだに近代文学とかむつかしい(古臭い言い方)本を読み終わった後この本で息抜きをしております
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一気に読んでしまいました。6年生の子どもの気持ちって単純なようで複雑。でも、自分のこと友だちのことクラスのこと…一生懸命考えてる。登場人物のキャラクターも魅力的です。中学1年の息子にこの本ススメるつもり。
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気になってた本
やっと読めた~
北海道の、転校・転入の多い小学校で
主人公のいちばんの仲良しはいつも「ユウキ」という名前で・・
今手元にないから引用できないけど
なんとなくいい感じの文章(雰囲気)が随所みられる
子どもたちの描写もていねい
転校とか、いなくなる同級生とか
せつない
作者気付かなかったけど「鬼の橋」とか書いてるひとでした
こういうのも書くんだな~
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中学の入試問題としても取り上げられた児童文学作品。主人公のケイタは転入出の多い小学校に通う6年生。仲良くなってはその友が転校していってしまうということを何度も経験し、偶然にも仲良くなった友達は皆「ユウキ」という名前。そして春、「ユウキ」が転入してくる・・・せっかく仲良くなった友達が、家の事情で突然去っていくというのは子供にとってはショックだし寂しいことだ。ケイタがカズヤや、優希に対して素直になれない様がこの年代の少年心理がよく表されているなと思った。終盤にかけてのヨシカワの活躍がいい。読後がとても爽やか。
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僕の名前がタイトルってんでちょっとプラス評価。
まあそれを差し引いても児童文学として結構優れているのではないかな。最後のオチは「なんじゃそりゃ?」だけど、続編やスピンオフ作品も作れそうな感じで、たっぷり内容がつまっている印象。
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んーん。残念だった。ファンタジーじゃなかったかあ。
おちゃらけ部分もなんとなく受け入れ難かったし、主人公を好きになれなかったし。
すれ違う感じ、あの頃のどうしようもない感じがリアルで嫌なのかもしれない。あの頃にトラウマがあるので。
ミナコとヨシカワが爽やかで好き。
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登場人物たちがみんな魅力的でした。
転校する側、転校される側それぞれの気持ちがよく描かれていて、きっとどちらにも感情移入できるんじゃないかなと思いました。
主人公は男の子だけど、女の子の悩みも描かれているので男女みんながきっとどこかで共感して、考えたりできる作品だと思います。
私も小学生の頃のことを思い出しながら、懐かしい気持ちになりつつ、ハッとさせられる場面もありとても楽しめました。
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小学校6年生。
うちの子たちがいった小学校も転校生だらけだったが・・・
実際、小学生で全く新しい環境に住むって難しいんだろうな。
主人公は仲良くなった友達が次々と転校していく。
そっちもつらいよなあ。
口下手なというか無口な主人公の一人称なので読んでいる私にはその心情がよくわかって、なかなかよかった。
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最初はあまり入り込めなかったが、真ん中過ぎからぐっと引き込まれて一気に読み終わった。
私が勤務している学校も、転入転出が多い。
男子でも女子でも、高学年の子にぜひ読んでほしい。